◎戦後70年、戦前78年 2つの時代の違い

 明日8月15日は、第2次世界大戦=アジア・太平洋戦争が1945年に終わって70年になります。日本が封建時代の江戸時代から資本主義時代に入ったのが1868年(明治元年)です。終戦の1945年までが77年間です。

 戦前(77年間)と戦後(70年間)が、ほぼ同じ年月になりました。戦前は、全権限を天皇がにぎる大日本帝国憲法がつくられ、日清戦争、日露戦争、アジア・太平洋戦争…と戦争に明け暮れた、戦争の時代といっていいでしょう。

 富国強兵のもとで徴兵制がひかれました。朝鮮を植民地にし、中国などを侵略、2000万人をこえるアジア諸国民と300万人をこえる日本国民の生命を奪いました。

墓碑 戦死ス
(中国で戦死した人の墓碑)

 今年7月、政府が推薦していた製鉄、造船などの「明治日本の産業革命遺産」がユネスコから世界遺産に登録されました。このなかに山口県萩市の松下村塾が入っています。

 吉田松陰が近代化、産業化を担う人材を育成したというのが理由です。塾では、初代首相の伊藤博文や軍人勅諭づくりに深くかかわった山形有朋などが学んでいます。

 富国強兵と軍国主義をすすめてきた人物であり、日本を破滅に導いたこれらの人物を輩出した塾がなぜ、世界遺産に登録されるのか? 疑問が出ています。天皇の元首化や国防軍の保持などの「日本国憲法改正草案」をつくり、現憲法の解釈改憲で集団的自衛権の行使を閣議決定した安倍首相の選挙区だからという説まであります。

 戦後が戦前と比べ大きく変わったのは、戦争で日本人がだれ1人も殺すこともなく、日本人がだれ1人も殺されることがなかったことです。戦争を放棄した憲法9条があるからです。

憲法9条


 現憲法は、アメリカ占領軍によって押し付けられたという考えがあります。そうでしょうか? マッカーサーなどの関与だけの狭い窓から見ていると押し付けになるでしょう。

 しかし、戦前の日本が支払った戦争の余りにも大きな犠牲の上に、日本人は2度と戦争をしないと誓い合ったこと、明治時代初めからの自由民権運動などのなかで各地で国民のための憲法草案づくりがすすめられたこと、日本共産党のように命がけで戦争に反対した勢力があったこと、「すべての人間は平等」などを折り込んだ「アメリカ独立宣言」などが大きく合流したもの――と考えるべきではないでしょうか。

 戦後70年の節目の年に、安倍政権は「戦争法案」(安保法制)を9月にも参院で強行採決する構えをみせています。戦前と戦後の時代の大きな違いをあらためて見つめ直し、「戦争法案」を廃案に追い込もうではありませんか。
スポンサーサイト
戦争と平和 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2015/08/14 13:21
コメント
No title
何度も言うけど「戦争法案」じゃないよね。

勝手にしょうもない名前をつけないで下さい。
これって「スパイ小池」「中韓のポチ小池」
って呼ぶのと似たようなもんじゃないの?

小池晃議員は、フルボッコにされるのを覚悟の
上で「そこまで言って委員会」に出演してくる
ドM度の高さは評価してますよ。

管理者のみに表示