◎戦争法案3題

★その1 「見てみよう、共産党」「触ってみよう、共産党」

 憲法学者で慶応大学名誉教授の小林節さんが、作家の瀬戸内寂聴さんとともに7月18日に開かれた日本共産党創立93周年記念講演会にビデオメッセージを寄せました。

 小林さんは6月4日の衆院憲法審査会で、長谷部恭男早大教授らとともに、戦争法案(安保法制)を違憲だと断じ、審議と世論の潮目をつくったことで知られています。次は、ビデオメッセージの要旨です。

……
 最近の憲法論議とか国会論争を見ていて、いちばん頼りになるのは共産党だと思います。とくに安保法制の特別委員会では、志位委員長の質問がもう抜群、光っています。

 つまり、きちんと調査ができていること。それから論理的に詰められていること。そして相手が逃げてもこっちがぶれないから、論点がクリアになって、主要なものはぜんぶ見ましたけど、志位委員長の質疑がいちばん、国民教育的にいいと思います。

 僕は全然、共産党に抵抗ないもん。だっていま、憲法擁護とか国民というレベルで考えたらね、共産党がいちばん頼りになります。ぶれないもん。僕もぶれないけど、共産党もぶれないじゃないですか。

 なんていうかな、「見てみよう、共産党」ですよ。「触ってみよう、共産党」 私も頑強ですからなんでも触ってみるんですけどね。もう触ってみてね、危なくないと体験していますから。

 みなさん、共産党に触れてみたらいいと思います。
……

小林節さんのビデオメッセージ
(ビデオメッセージを報道する「しんぶん赤旗」、7月19日付)

★その2 学問は、戦争の武器ではない

 安倍政権が戦争法案を衆院特別委員会で強行採決する前日の14日、京都大学では「自由と平和のための京大有志の会」が、法案反対の集会を開きました。そこで読み上げられた詩のような声明書がネットで話題になっています。
 
……
 戦争は、防衛を名目に始まる。戦争は、兵器産業に富をもたらす。戦争は、すぐに制御が効かなくなる。戦争は、始めるよりも終えるほうが難しい。

 戦争は、兵士だけでなく、老人や子どもにも災いをもたらす。戦争は、人々の四肢だけでなく、心の中にも深い傷を負わせる。精神は、操作の対象物ではない。生命は、誰かの持ち駒ではない。海は、基地に押しつぶされてはならない。空は、戦闘機の爆音に消されてはならない。

 血を流すことを貢献と考える普通の国よりは、知を生み出すことを誇る特殊な国に生きたい。学問は、戦争の武器ではない。学問は、商売の道具ではない。
学問は、権力の下僕ではない。

 生きる場所と考える自由を守り、創るために、私たちはまず、思い上がった権力にくさびを打ちこまなくてはならない。
……

日本共産党本部
(7月18日午後1時に全国で「安倍政権を許さない」のメッセージを掲げました。写真は日本共産党本部前で)

★その3 戦争法案に「反対」が62%

 毎日新聞が戦争法案の衆院強行採決を受けて、緊急に行った世論調査を7月19日付で発表しています。安倍内閣の支持率は35%で、第2次安倍内閣発足後で最低、不支持率は51%と初めて半数に達しました。

 戦争法案に「反対」は62%、「賛成」は27%と圧倒的多数が反対しています。法案について、武力攻撃への「抑止力が高まる」は28%にとどまり、自衛隊の海外での活動拡大で「戦争に巻き込まれる恐れが強まる」が64%に上りました。

 法案を9月27日までの今国会で成立させる安倍政権の方針には「反対」が63%で、「賛成」は25%でした。安倍政権は、衆院での議論は尽くされたと主張しましたが、国民への説明が「不十分だ」は82%にのぼっています。
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戦争と平和 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2015/07/19 11:45
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