◎期間従業員の引き留め策 初回更新特別手当を復活

 トヨタ自動車が期間従業員の募集、定着に苦慮しています。7、8月の入社者を限定に、10万円を支給する初回更新特別手当を、2年ぶりに復活します。

 週刊無料求人誌「TOWNWORK」(7月13~19日号)には、もっとも目立つ裏表紙全面に、期間従業員募集の広告をうっています。ほとんどの週の裏表紙を使って、募集するほどです。

 期間従業員の募集をしても、思うように集まらない上に、期間従業員の定着がよくないからです。期間従業員の契約期間は、初回の契約は3カ月で、初回(1回目)の契約更新が3カ月、2回目から5回目が6カ月、6回目が5カ月で、最長で2年11カ月です。いつでも使い捨てられる細切れ雇用です。

15 期間従業員募集 201507


 2交代制勤務と秒単位の過密な労働に驚き、3カ月どころか、1週間で辞める期間従業員もいます。このため今回は、3カ月を働いた後、次の3カ月の契約を更新する初回更新特別手当として10万円を支給するものです。

 トヨタは、秋にプリウスの4代目モデルを発売します。大増産になる見込みです。7、8月に入社した期間従業員を、大増産時にまで引き留めたいというものです。

 トヨタは、期間従業員から正社員に登用する人数を2015年度は300人にすることを明らかにしています。現在、トヨタで働く期間従業員は4000人弱といわれています。その多くが正社員登用を願っています。

 短期の雇用で使い捨てるのではなく、正社員こそ当たり前の社会にするためには、希望する期間従業員の正社員への道をもっともっと広げるべきでしょう。
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期間従業員 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2015/07/18 07:05
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