◎ハンプ元常務役員が不起訴に

 東京地検は7月8日、麻薬取締法違反容疑で逮捕されたトヨタ自動車のジュリー・ハンプ元常務役員(55)を不起訴処分にしました。トヨタは同日、次のようなステートメントを発表しました。

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 このたびは、弊社元常務役員ジュリー・ハンプ氏の件で、世間をお騒がせしており、改めてお詫び申し上げます。

 今回の件を踏まえ、企業理念に掲げる通り、内外の法及びその精神の遵守が最も大切であるということを、改めて徹底してまいります。その上で、世界のどこでも社員が安心して働き、活躍することができるよう、改善すべき点をしっかりと改善してまいります。

 そしてこれからも、「真のグローバル企業」をめざし、国籍、性別、年齢などにかかわらず、多様性を尊重し、「適材適所」の考え方に基づいた人材登用を進めてまいります。
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はんぷ元常務役員 7月1日NHK
(ハンプ元常務役員=NHK、7月1日放送から)

 朝日新聞は次のように報道(要旨)しています。

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 ハンプ元役員は米国の父親から麻薬成分のジヒドロヒドロキシコデイノン(通称オキシコドン)を含む錠剤57錠を送ってもらい、6月11日に輸入。「ネックレス」と輸入申告したが、おもちゃのネックレスやペンダントと一緒に錠剤が入っていた。

 同月18日に警視庁に逮捕された。捜査関係者によると、ハンプ元役員は「麻薬を輸入したとは思っていない」と話す一方、オキシコドンが日本では規制対象であることは認識していたという趣旨の供述をしたという。

 また、父親はオキシコドンを医師から処方されており、ハンプ元役員自身も米国で処方を受けていた。ハンプ元役員は「腰やひざの痛みの緩和のために必要だった」と供述しており、実際に痛みを伴う症状があることも判明したという。こうしたことから、地検は麻薬乱用の意図はなく、悪質性は低いと判断。ハンプ元役員が逮捕後に辞任したことも考慮し、起訴を見送った。

 オキシコドンを含む錠剤は、米国で鎮痛剤として広く使用されている。医師の処方箋(しょほうせん)があれば、街頭の薬局で手に入る一方、乱用が社会問題にもなっている。
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 逮捕から20日、元常務役員は釈放されました。職場では、「法令順守のトヨタのイメージダウンになった」「社員だったら首だよ」などと困惑する声が出ました。起訴猶予についても、「逮捕されたら次の職場はなくなる。日本的な仏心なのか?」などと語る社員。本社が家宅捜索されるというトヨタを揺るがした事件は何だったのでしょうか?
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決算・経営計画 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2015/07/14 16:40
コメント
No title
どうして、問題視する声ばかり掲載するの?
うちの職場では、「特に問題視するほどの
事じゃないよね」が大半でしたけど。

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