◎豊田社長 株配当を含め12億円の報酬 ――トヨタシンポジウムから①

 トヨタ自動車の豊田章男社長の14年度の報酬が3億5200万円だったことが6月24日に開示された同社の同年度の有価証券報告書で明らかになりました。昨年度は約2億3000万円でしたから、1年間で1億2200万円増えたことになります。

 役員で1億円以上の報酬がある場合は、開示義務があるため、トヨタの役員8人の報酬が記されています。内山田竹志会長は、前年度より3600万円多い2億100万円でした。6人いる副社長は、横並びの1億2000万円台でした。

 豊田社長は、トヨタ株を459万6000株保有しています。1株200円の配当のために、9億1800万円の配当金を受け取ります。報酬と合わせると12億7000万円になります。

 報酬が飛び抜けて多いことで知られている日産自動車のカルロス・ゴーン社長の14年度の報酬は10億3500万円でした。ゴーン社長の日産株保有は、312万2000株です。日産の株配当は、1株あたり33円ですから、ゴーン社長の株配当額は1億302万円です。報酬と株配当金を合わせると11億3802万円になります。

 豊田社長の報酬と株配当金を合わせた方が、ゴーン社長より1億3198万円も多いことになります。

30 豊田社長 報酬・株配当
(単位は億円。グラフ下の年は、決算年度)

 5月16日に開かれた第31回トヨタシンポジウムで、税財政問題研究者の垣内亮氏が「トヨタからみた日本の税制の問題点」と題して講演。このなかで、この11年間の豊田社長の報酬と株配当金をグラフで示しました。株配当金がこの4年間で6倍にも急騰していることがわかります。

 株主優先が、経営者にとってもたまらない政策だということがわかります。
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トヨタシンポ・総行動 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2015/06/25 14:58
コメント
ゴーン氏は、ルノーからも巨額の報酬を受け取っていますが、それも含めた額ですか?
その前に、役員報酬の額は、特別多いとは思いません。羨ましいと思ったり、不満があるなら役員目指して、受け取りを拒否したら男として、カッコいいと思うけどね。

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