◎JAL不当解雇 職場に戻せと名古屋で

 JALの不当解雇を撤回させ、労働者を職場にもどそうと6月12日(金)の夕方、JR名古屋駅前で支援の人々が市民への訴えを行った。

 JALから解雇されたうち、パイロット、客室乗務員の135人が裁判でたたかってきた。訴えには、パイロット1人と客室乗務員2人が参加した。

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(名古屋駅前でJAL労働者の職場復帰を訴える支援の労働者ら)

 愛知のうたごえ協議会のメンバーの20人が歌声とビラまきで応援した。JALの労働者を支援する歌「あの空へ帰ろう」などを歌った。歌声は、多くの通行人の注目を集め、ビラの受け取りもよかった。

 ビラでは、JALが2010年末に165人を解雇しようとした時、人員削減目標に対し、パイロットで110人、客室乗務員で78人も超過していたこと、営業利益は約1600億円もあり、稲盛和夫会長=当時=が「(解雇は)必要でなかった」と語っていたことなど不当解雇の実態を明らかにしている。

 こうした無謀な解雇に、JALで働くことの展望をなくしたパイロットの退職が相次ぎ、パイロット不足で便が張れなくなったり、客室乗務員不足で大量の採用をせざるをえないほどで、JALは未曽有の危機に陥っている。

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(訴えるパイロットの原告)

 最高裁は今年2月、解雇を容認した東京高裁判決を支持し、135人の原告の上告を退けた。原告らはこれに屈せず、全国1万7000団体・人以上に広がった「支える会」をもっと広げ、世論に訴えて職場復帰する運動を続けている。

 名古屋駅前での訴えの後、トヨタ自動車の事務所があるミッドランドスクエアの裏にあるウインク愛知で支援の集会が開かれた。JAL弁護団の安原幸彦氏が最高裁判決の異常性と今後のたたかいについて講演した。

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(ビラ配布する客室乗務員の原告)

 この日の訴えに参加したパイロットと客室乗務員が、最高裁判決を乗り越えて、JALに雇用責任を求めて必ず職場に戻る決意をのべ、参加者の激励の拍手につつまれた。

 日本共産党の本村伸子衆院議員(国土交通委員)が国会での追及、国との交渉などを報告。あわせて労働者派遣法の改悪や残業代ゼロ法案、戦争法案などを許さないために力を合わせましょうと呼びかけた。

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(決意をのべるパイロット、客室乗務員の原告)

 JALの労働者を支援しながら考えたのは、1960年代の三菱樹脂・高野事件だ。三菱樹脂に就職した高野達男さんは、3ヶ月の試用期間中に、大学時代の学生運動を書かなかったなどとして本採用を拒否された。

 高野さんは裁判に訴え、1審、2審で勝利したが最高裁は高裁に差し戻した。東京高裁で和解が成立し、高野さんは13年ぶりに職場復帰した。その後、課長、部長を経て関連会社の社長も務めた。そのたたかいを著わした『石流れ木の葉沈む日々に』を読み、感動した記憶が鮮明だ。

 戦後の日本の解雇反対闘争の金字塔である。JALのみなさんにも職場復帰してもらい、解雇を許さない社会をつくってもらいたいと強く思った。
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その他 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2015/06/14 10:04
コメント
No title
JALの不当解雇に関しては賛同したくても
それとセットで「集団的自衛権」を「戦争法」と
して、セットで運動している点が危険すぎて
やはり。共産党が署名を求めたり、開催する
集会には絶対に、参加できません。

って、言うかやり方がずるいです。

本村議員の個人的主張から、ついでに
言ったとしたら「出て来るな!本村!!」って
感じですね。

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