◎新たに設ける「上級SP」とは?

 トヨタ自動車は、工場の労働者に、毎月評価し、毎月賃金が変わる新たな賃金制度を導入しようとしており、労働者に衝撃を与えています(このブログの6月5日アップ)。さらに、新たに「上級SP」という制度も設けるとしています。

 トヨタでは、60歳定年以降に働く労働者を、SP=スキルド・パートナーといいます。1年契約で65歳までです。それまでと同じ仕事をしても、賃金は6割程度に激減します。

 1直、2直の連続交代制勤務も同じです。年配者だからといって、仕事は軽減されず、若者でもSPでもまったく同じ仕事をする「1人工」扱いです。

 トヨタ労組の機関紙「評議会ニュース」によると、上級SPは、60歳前後で基本的に賃金を変えないとしています。対象者について、▽「組内100%の作業ができる」能力があるEX級以上、▽直近の職能評価点の全項目が「2点以上」、▽技能発揮考課の1年間の平均が「0点(期待どおり)以上」――という厳しい条件を付けています。

 つまり、職場の全工程をこなすことができる上に、+(プラス)3~-(マイナス)2の6段階の評価で「期待どおりの働きぶり」の標準点(0点)以上が必要で、マイナスだったら対象者にならないというものです。

とよた 労働者
(出勤するトヨタ労働者)

 賃金水準について、「評議会ニュース」によると、上級SPにならない通常のSPの賃金水準イメージ(SX級、技能2等級の場合)は下がるとしています。

 60歳以前の賃金が47万8640円の場合――。
 現制度のSPは28万4000円
 新制度のSPは26万1370円

 2013年から厚生年金の支給開始年齢が段階的引き上げられました。このためSPは、12年夏ころは1300人ほどでしたが、22年ころは2000人を超え、32年ころは3000人を超え、生産現場の1割ほどになるといわれてきました。

 上級SP制度は、SPが増え続けるなかで、仕事が会社の期待どおりできる者、できない者へと振り分けるものです。職場では、「60歳を超えたおじいさんが若者と同じように職場を走りまわれるのか?」などの不安の声があがっています。
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職場は今 | コメント(5) | トラックバック(0) | 2015/06/09 17:32
コメント
18と60を同じにしたら駄目よ
若者はパワー年寄りは経験
No title
結局何が言いたいのか?
60過ぎたおしさんが若者と同じ仕事をさせらるのが不満なのか?
嫌ならSPとして働かなくても良いんじゃなの?
そうしたら、その分期間工を雇い正社員への登用者も増えるんじゃないのか?
おーい、共産党!口先だけでなく実践してくれよな。
No title
子どもが通う小学校の運動会でも、ダンスや
組み体操を除いて、ほぼ得点制の競争競技でした。

若い頃から、仕事や日常生活で努力した者が
勝つ、という当然の競争社会なんですよ。

かつては、SPになりたくても
なれない人が沢山いました。
それと、比較すれば十分なのでは。
共産党が緊急車両スペースに車をとめて占領するので新たに緊急車両スペースを設ける必要がありますね
No title
60歳すぎてからはあまり意味が無いような制度ですね。やめるまで競争ですか?長くいたいとは思いませんが。

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