◎アメリカの戦争のために集団的自衛権を行使するとは

 がんの療養中だった作家の瀬戸内寂聴さん(93)が5月17日、1年ぶりに月例の「法話の会」を京都・嵯峨野の寂庵で再開したといいます(朝日新聞、5月28日付)。そこで語ったことです。

 「戦争を知らない安倍さん(首相)は、戦争ができるように国を引っ張っている。私たち、民の声なんて聞こうとしない。今のままなら子どもや孫が戦争に引っ張られる。しかも日本のためでなく、アメリカのために」

 アメリカの戦争のために――。日本共産党の志位和夫委員長は5月28日、前日に続いて衆院安保法制特別委員会で安倍首相に、戦争法案の質問をしました。党首討論(20日)、代表質問(26日)に続くものです。

 特別委での質問は、昨年12月の衆院選の党躍進で約1時間の持ち時間があります。志位委員長は、事実の丹念な積み重ねの上に、憲法9条に反する戦争法案を緻密な論理で批判。廃案にするよう強く求めました。

 しかし安倍首相は、志位委員長の質問にまともに答えず、論理のすり替えや持論を長々と展開するなど不誠実な態度に終始。戦争法案がアメリカの行う戦争に追随するものであることが浮き彫りになりました。

志位質問 20150528


 その具体例の1つとして志位委員長があげたのがイラク戦争(2003~10年)です。アメリカのブッシュ大統領は、イラクが大量破壊兵器を持っているといって先制攻撃し、イギリスのブレア首相や日本の小泉首相は、それを支持しました。

 しかし、大量破壊兵器は見つからず、ブッシュ大統領は情報の誤りであると認め、ブレア首相も認めました。ところが日本政府は、「厳粛に受け止める」というだけで、誤りだったと認めていません。

 志位委員長は、首相官邸でイラク派兵を取り仕切っていた柳沢協二・元内閣官房副長官補が著書で「アメリカに(捏造の)説明を求めなかった」と証言していることを示し、「事実か」と迫りました。

 岸田文雄外相は、「現状そういったやりとりは確認できていない」と説明を求めていないことを認めました。志位委員長は「米国の戦争は正義と信じて疑わない。捏造とわかっても説明を求めず、反省もしない。これが日本政府の基本姿勢だ」と批判しました。そして、質問をこう締めくくりました。

 「このような日本政府が戦争法案にもとづいて、アメリカの行う戦争に集団的自衛権の行使を発動すれば、日本が侵略国の仲間入りになる。その危険ははかりしれない。戦争法案は、9条をいくえにもふみにじる違憲立法だ。戦後最悪の安倍政権による、戦後最悪の戦争法案の廃案を強く求める」
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戦争と平和 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2015/05/29 16:38
コメント
No title
確かに反対だね。
わざわざ危険な所に日本人を行かせたくないと思う。
日本国民として反対であって、共産党の反対とは立場が違うから、共産党と同じにしないでね。
戦後最悪は、鳩山かお遍路総理、次に村山か河野でしょうね。
この4人は、ぶっちぎりです。

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