◎「戦争法案」・問題そらし 安倍首相の記者会見

 安倍首相は5月14日、集団的自衛権の行使などを盛り込んだ「戦争法案」を閣議決定した後、記者会見しました。そのテレビ中継を見ながら、首相の問題そらしに、あきれました。憲法改定に匹敵するような重大な法案なのに、これが一国の首相の姿勢でしょうか。

 NHKの世論調査(5月1日発表)でも、「集団的自衛権 国民への説明」について、「十分説明している」2%、「ある程度している」30%、「まったくしていない」12%、「あまりしていない」49%でした。

 国民に丁寧に説明するといいながら、「戦争法案」について、ほとんど説明していないのです。会見で安倍首相は、「米国の戦争に巻き込まれると不安をお持ちの方に申し上げる。絶対にありえない」と語気を強めました。

 さらに、「『戦争法案』といった無責任なレッテル貼りは誤りだ」とも批判しました。アメリカが、アフガニスタン戦争、イラク戦争などの戦争に乗り出した時に、自衛隊が従来の「戦闘地域」にまで行って軍事支援をするのが「戦争法案」です。

 「絶対にありえない」どろこか、「絶対にありうる」のです。日本がどこからも攻撃されていないのに、集団的自衛権の発動で、自衛隊が海外での戦争に参戦するのです。「ありえない」とどうして強弁できるのでしょうか。

安倍首相 記者会見
(記者会見で強弁する安倍首相=テレビ朝日系)

 安倍首相は、自衛隊員が危険な「戦闘地域」に行くことについても、「今までも自衛隊は危険な任務を担っており、発足以来1800人が殉職した」と言い訳しました。

 これは、国内での訓練や災害現場などでの殉職であり、戦争で殺されたわけではありません。なんという問題そらしでしょうか。

 また、4月末に米議会で「戦争法案」について、「夏までに実現する」と国会審議も始まっていないのに成立時期までのべ、国会軽視だと批判を受けました。これについて、記者から問われこうのべました。

 「先の総選挙においては、昨年7月1日の閣議決定(集団的自衛権行使)に基づいて、平和安全法制を速やかに整備することを明確に公約として掲げ、国民の審判を受けました」

自民政権公約
(「自民党政権公約2014」には、「安全保障法制」は5行しかありません)

 年末の総選挙の自民党の「政権公約2014」をもう一度、見てみましょう。ネットで見ると、「政権公約」はPDF版で全26ページありますが、「安全保障法制」についてはわずか5行しかありません。

 安倍首相が突然の解散に打って出たのは、アベノミクスの是非でした。国民の不安をよそに、問題をそらして7月末から8月上旬までに一気に「戦争法案」を国会で通そうという安倍首相。絶対に許さず、廃案に追い込みましょう!
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戦争と平和 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2015/05/15 09:55
コメント
緊急車両スペースに停めた方は処分されるんですよねー?
緊急車両スペースに停めたことをそらす共産党。
No title
小さな人間ですね。
本当に共産党は小さい人間だ!
緊急車両スペースに停めて指摘されるとそらす!

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