◎突出した投票率 豊田市

 いっせい地方選挙後半戦の投開票(4月26日)が終わりましたが、愛知県内の市議選では、豊田市(定数45)の投票率が突出して高くなっています。

 豊橋48・43%、豊川52・01%、大府48・53%、半田46・99%、安城55・17%、春日井39・71%、一宮46・32%…。多くの市が有権者の半分程度しか投票していません。

 そのなかで、豊田市の64・03%は、群を抜いています。これに続くのがみよし市の60・05%です。

 豊田、みよしの両市に共通するのは、トヨタ自動車の工場があることです。ここでは、トヨタ労組や全トヨタ労連が推薦する候補者がいます。豊田市では、市議選前までは民主党系の「市民フォーラム」が9議席を占めていました。

 トヨタ労組は、国政選挙、地方選挙で組合員に民主党の支持を押し付けています。憲法で保障された思想・信条の自由を踏みにじるものです。選挙活動の一環として行っているのが、選挙管理委員会が出す「投票済証」の回収です。

20 樋田市議選 投票済証
(豊田市議選の「投票済証」)

 職場委員が、組合員と同居する家族に、いつ期日前投票に行くかを求め、「投票済証」で行ったことを確認するというものです。豊田市議選は、4月19日(日)に告示されました。

 ある職場では、22日(水)までに期日前投票を終えるよう、組合員に求めました。このため、20日(月)には、組合員の半数が「投票済証」を提出、22日(水)には、1人を除いて全員提出しました。

 すべての職場で、このようなことが行われているわけではありません。なかには投票日の26日(日)が終わってから提出してもいい職場もありますが、組合は全員の「投票済証」の提出を求めています。

 組合が、組合員に投票に行くよう呼びかけるのは、いいことでしょう。しかし、「投票済証」の提出を求め、1人ひとり、家族にまで提出を求めてチェックするのは、明らかに行き過ぎです。

 しかも、特定の政党への支持を押し付けるなかでの「投票済証」の提出です。組合員からは、「ここまでやるのか」「やりたくない」などと怨嗟の声が上がっています。

 豊田市では、いつの選挙でも4000~5000票くらいの無効票が出ますが、今回の豊田市議選でも、無効票が4550票もありました。無効票の大半が白票です。候補者1人が当選できるほどの数です。

 ある組合員は、「選管の『投票済証』をもらうためだけに投票所に足を運んでいるとしか思えない。提出の強要はもうやめてもらいたい」と語ります。



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労働組合 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2015/04/28 11:31
コメント
No title
今でも、休日はパチンコって人が多いって聞くし
暇人が多いのも理由の一つなんでしょうね。
No title
済証提出は投票率向上のために必要だと思ってます。ただし、労組に所属しているから必ず推薦候補に入れなければならないという思い込みがダメ。面白くない。自分の思い・考えに合った立候補者を探す楽しみを知ってもらいたいです。共産党候補はトヨタどころかトヨタ社員全てに対して冷たい感じがしたので投票対象からは外しましたけどね!

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