◎首相はオバマ大統領に伝えるのか 安倍・翁長会談

 安倍晋三首相と沖縄県の翁長雄志知事との初めての会談が4月17日、首相官邸で行われました。12月の翁長知事就任以来、4カ月もたっての会談です。安倍首相が会談を拒み続けてきましたが、4月下旬からの訪米を前に、無視できなくなったためです。

 30分余りの会談でしたが、安倍首相は、辺野古への新基地建設を「(普天間基地問題の)唯一の解決策」とくり返すだけでした。これに対し翁長知事は次のように、沖縄県民の民意を伝えました。

……
 政府は「普天間飛行場の県外移設」という公約を撤回した仲井真弘多前知事の埋め立て承認を錦の御旗にして辺野古移設を進めていますが、昨年の名護市長選挙、県知事選挙、衆議院選挙はすべて、前知事の埋め立て承認が争点でした。すべての選挙で、辺野古新基地反対という圧倒的な民意が示されました。

 沖縄はみずから基地を提供したことは一度もありません。普天間飛行場もそれ以外の基地も、戦後、住民が収容所に収容されている間に接収され、それ以外の基地は銃剣とブルドーザーで強制接収されました。

20 辺野古の海 2014年12月
(沖縄県名護市辺野古の美しい海=2014年12月)

 みずから土地をうばっておきながら、老朽化したから、世界一危険だから、沖縄が負担しろ、いやなら代替案を出せという、こんな理不尽なことはないと思っています。

 辺野古移設に反対する県民の思いとともに、私は絶対に辺野古新基地はつくらせません。沖縄県知事、あるいは県民は辺野古移設計画に明確に反対しているということをオバマ大統領に伝えていただくようお願いします。
……

 安倍首相は、翁長知事が要請したオバマ大統領への県民の思いを伝えるかどうか、答えませんでした。これが1国の首相でしょうか。辺野古での新基地建設で、県民を納得させる道理も意思もないことを示しました。

 今年は戦後70年目の節目の年です。沖縄県民に70年間も、一方的に米軍基地の重しを付けてきた自民党の歴代政権と安倍政権。安倍首相は、オバマ大統領との会談で何を語るのでしょうか。
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沖縄 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2015/04/19 10:20
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