◎辺野古で何が起きているのか? 「オール沖縄」とは?

 沖縄県名護市の辺野古沖に、安倍政権が米軍の新基地を強行建設しようとしているが、3月13日、名古屋市内で新基地建設に反対する「やんばるトーク・ライブ」が開かれた。「やんばる統一連」から吉田務代表が参加した。

 “やんばる”とは、沖縄本島北部の、山や森林など自然が多く残っている地域のことをいう。安倍政権は12日、辺野古沖の海で、昨年9月から中断していた新基地建設のボーリング調査を再開するなど、沖縄県民の民意を踏みにじって新基地建設へ暴走している。

辺野古1吉田務さん
(講演する吉田務さん)

 この日のトーク・ライブでは、歌やスライドで、辺野古での反対運動が紹介された後、2月に現地に行った青年学生の報告があった。「美しい海、素晴らしいさんごの自然を埋め立てるのは許されない」と次のように報告した。

 米軍基地のキャンプシュワブ前にある座り込みテント村で、防衛省沖縄防衛局に抗議する人々を暴力的に排除した。ゲート前の一番奥には防衛局が、その前には警察が、最前列には民間の警備会社の人間がいる。沖縄の人たちであり、名護市の人たちだ。同じ県民を対峙させ、分断させよといている――。

辺野古2 普天間基地が返還されたなら
(普天間基地が返還されたなら雇用も税収も増える――スライドから)

 吉田務さんは、沖縄の米軍基地の歴史や現状にふれながら、埋め立てに抗議する人々を、海上保安庁が暴力的に排除する不当性や今後のたたかいの展望などを語った。

 とりわけ、保守・革新の枠を超えた「オール沖縄」が、どのようにしてつくられたかという話は興味深かった。米軍基地をなくしたい、米軍に依存しない自立した沖縄の発展という1点で手を結ぶことの重要さを語った。

辺野古3
(辺野古沖の埋め立て計画――スライドから)

 「1点共闘」と「オール沖縄」の源流になったのが、2010年の名護市長選挙だったという。名護市役所の職員や教育長を務め市長候補になった稲嶺進氏が、「陸にも海にも新しい基地をつくらせない」と公約して勝利したことだという。

 2013年1月の安倍首相への「建白書」(オスプレイ配備反対、普天間基地の県内移設断念を求めた)には、県内41市町村のすべての首長と議長が署名し、県民の総意が明確になったこと。このなかで、統一戦線としての「1点共闘」の方針を持った日本共産党の前進が、「オール沖縄」の推進力になっていると吉田さんは語った。

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(抗議する人々を暴力的に排除する海上保安庁――スライドから)

 “お互いに腹6分目くらいで、違いを保留する”ことの大切さを、具体的事例をあげて語った。昨年、名護市長選、県知事選、衆院選で「オール沖縄」の勢力は圧勝した。

 沖縄の民意を安倍政権に突き付けたが、安倍首相や菅官房長官は、民意を恐れて翁長知事に会おうともしない。追い詰められているのは安倍政権だ。自民党の古賀誠・元幹事長が、「より懐を深くすべきは国、官邸だ。玄関先で『ダメ』と言ったら、話し合いにならない」(朝日新聞)などと痛烈に批判するほどだ。

 目の前に迫ったいっせい地方選挙で、安倍政権の新基地建設に対抗する勢力を勝利させることが、辺野古の問題を解決する力になると思った。毎年年末に沖縄へ旅行に行っているが、力をもらったトーク・ライブだった。
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沖縄 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2015/03/17 15:01
コメント
暴力的に排除してないでしょ。
抗議するならマナーを守りましょう。
No title
海上保安官は任務を行ってるだけでしょ!
暴力的に排除って、あまりにも酷すぎる
海上保安庁は、海の警察だと思えば、暴力的に排除って言えないでしょ

反対抗議しているのは、殆どが左翼活動家でしょ!
No title
こんなんもありますよ。
https://de-de.facebook.com/okinawa48/posts/892101920840900

辺野古の真実は、共産党の語ることだけを
鵜呑みにすると、間違った判断をしてしまいます。
管理人さんってなにがしたいの?
管理人さんが記事を書くたびに共産党から人が離れてるよ
No title
沖縄の人たちの70年の痛みに、せめて心をはせようではありませんか?
No title
ケントかギルバートさんが、とても良いことを言っています。
私もそう思います。

http://www.zakzak.co.jp/smp/society/domestic/news/20150318/dms1503181140003-s.htm

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