◎細菌・毒ガスの人体実験を告発 混声合唱組曲「悪魔の飽食」の愛知公演

 コレラ、ペスト、チフス、赤痢など細菌・毒ガスの人体実験を中国人に行った旧日本軍の「731部隊」。闇に葬られていた部隊の生々しい実態を、作家の森村誠一さんと「しんぶん赤旗」の記者が取材し、同紙に1981年から「悪魔の飽食」として連載した。

 その森村さんの原詩に作曲家の池辺晋一郎さんが作曲した混声合唱組曲「悪魔の飽食」の愛知公演が7月2日(日)名古屋市の日本特殊陶業市民会館で行われる。6月29日(木)の午後7時からは、最後の練習が行われた。

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 全国縦断コンサートは1995年から始まり、名古屋での公演は27回目。昨年10月から名古屋青年合唱団を中心に公募が行われ130人が月に3~4回の練習を重ねてきた。当日は全国各地から230人の公演経験者が参加する。

 来年は6月に富山県で開催されることが決まっている。愛知からもまた全国からも参加者が集まるだろう。同7月には、ヨーロッパのバルト3国で公演が予定されている。

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 この間の練習を通じて、戦前戦後の歴史を再度学び直した。戦前の負の遺産が現在の日本にいまだに影を落としていると感じた。秘密保護法、安保法制(戦争法)、共謀罪法などを強行成立させた安倍政権の「戦前回帰」は、あの暗い時代に戻そうというものだ。

 その流れを止めるためにも、ぜひ多くの人に聴いてもらいたいと思う。チケットの申し込みは、日中友好協会愛知県連合会(052-763-1152)へ。

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戦争と平和 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2017/06/30 11:36

◎熱中症に注意を 堤工場前で訴え

 日本共産党のトヨタ自動車委員会と大村よしのり、根本みはるの両豊田市議は6月28(水)、毎月1回のトヨタ自動車堤工場前での訴えを、出退勤する労働者に行った。

 午前中は小雨が降っていたが、昼から晴れた。しかし、蒸し暑かった。いよいよ本格的な夏だ。夏の工場は暑い。ほとんどがスポットクーラーだ。熱中症で倒れる労働者もいる。こまめに水分を取ることが必要だ。ペットボトル、水筒持参の労働者もいる。

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 大村、根本の両市議は、無医地区が全国的には減っているのに、豊田地域では逆に増えていることの対策を市に求めたことなど6月豊田市議会を報告した。また、憲法に違反して内心の自由を侵す共謀罪法を強行し、国政を私物化する森友・加計学園問題に幕を引こうとする安倍政権を強く批判した。

 東京都議会選挙で、憲法・法律に違反して稲田朋美防衛相が、「防衛省、自衛隊、防衛大臣としてもお願いしたい」と自民党候補への応援演説をしたことを取りあげ、問題発言を続ける稲田防衛相を首相は解任すべきだと指摘した。

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(訴える根本みはる=左=と大村よしのりの両豊田市議)

 党員会の代表は、堤工場でプリウスの減産の一方で、カムリの大幅な生産増が続くなかで、「安全に気をつけ、熱中症に注意して働いてください」と労働者に呼びかけた。

 また、働きぶりに見合った労働条件、生活向上のためにともに頑張りましょうと訴えた。安倍政権は、「働き方改革」などといって、長時間労働に手を付けようとしているが、実際には月「100時間未満」という過労死ラインまで認めようとしていると批判した。

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 トヨタの年間総労働時間は、1900時間台で高止まりしていること。これは、フォルクスワーゲンがあるドイツより年間で500時間も長いこと。組合が7月を「ワークルール遵守強化月間」に指定していることなどをあげ、「日本共産党は、『8時間働けば普通に暮らせる社会』をめざしています」と訴えた。

 さらに、日本を「1%の人のための政治ではなく、99%の人のための政治」に変えていくためには、みなさん一人ひとりの力を合わせて、安倍政権を退陣に追い込もうと訴えた。

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 そのためには、来るべき衆院選をめざし、「野党+市民」の共闘が実現できるように、このトヨタの職場から、この豊田市から大きな声をあげましようと呼びかけた。
トヨタ党委員会 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2017/06/29 17:35

◎焦る安倍首相 年内に改憲の自民党案を

 「憲法を守らない首相に憲法を語る資格はない」
 「憲法無視の首相が、憲法改正のハンドルを握ることは許されない」

 上記の1つ目は、日本共産党の小池晃書記局長が6月26日の記者会見で語ったことです。2つ目は朝日新聞の27日付「社説」の最後の言葉です。

 いずれも安倍首相が、産経新聞系の神戸「正論」懇話会の設立記念特別講演会(24日神戸市)で、「来るべき臨時国会が終わる前に、衆参の憲法審査会に自民党案を提出したい」とのべ、年内提出をめざす方針を明らかにしたことに対する厳しい批判です。

 加計学園問題で、萩生田光一官房副長官が関与していたあらたな疑惑が出て、野党が憲法53条に基づいて臨時国会の開催を要求しているのに、安倍政権や自民党は拒否しているからです。

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(加計学園の獣医学部新設が問題になるなか、安倍首相、加計孝太郎加計学園理事長、萩生田光一官房副長官の3人がそろった写真がネットで広がっています)

 安倍首相は、5月3日の改憲派の集会と同日付の読売新聞で、「『自衛隊が違憲かもしれない』などの議論の余地をなくす」として憲法9条の「1項、2項は残しつつ、自衛隊を明文で書き込む」などと主張。「2020年を、新しい憲法が施行される年にしたい」と初めて改憲の期限を区切りました。

 神戸での発言は、秋の臨時国会に自民党案を憲法審査会に提出するとのべたものです。自民党の憲法改正推進本部は、安倍首相の5月3日の改憲発言を受けて、年内をめどに改憲原案を取りまとめている最中でしたが、これをさらに急がせようというものです。

 これは、「共謀罪」法案を委員会採決抜きで、本会議で強行可決したこと。国政を私物化する森友学園・加計学園など安倍暴走政治に、安倍内閣の支持率が世論調査で急落し、安倍首相が焦っていることが背景にあります。

 都議選の最中の東京都だけの世論調査では、読売新聞(26日付)で、安倍内閣支持率が48%から39%へ、不支持率は39%から50%へと支持・不支持が逆転するなど、安倍離れが急速にすすんでいます。

 注目すべきは朝日新聞が実施したトヨタ自動車など主要100社への景気アンケート調査(5月29日~6月9日実施。原則、経営トップに面談)で、安倍首相がめざす2020年の改憲について質問した内容です。

 「時期にはこだわるべきではない」と答えた企業が39社に上りました。回答は3択で、ほかでは「20年の施行をめざすべきだ」「改正する必要はない」がいずれも2社でした。半数を超える57社は3択には答えませんでした。

 具体的には、「憲法はこの国の根幹。早計に物事を進めるものではなく、世論の納得感が必要」(旭硝子の島村琢哉社長)や、「17~27年の10年間、審議すべきだ」(DMG森精機の森雅彦社長)といった意見が出されたといいます。

 政権の政策で評価するものを20項目から3つまで選ぶ質問では、「憲法問題」と答えたのはわずか2社でした。安倍首相のめざす改憲に、大企業の多数が支持していないことが浮き彫りになりました。トヨタ幹部は、どう答えたのでしょうか?
安倍政権 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2017/06/28 08:32

◎中学3年生 将棋29連勝の驚異

 将棋の藤井聡太四段=中学3年生=が6月26日、公式戦で29連勝しました。30年ぶりに記録を更新しました。竜王戦の決勝トーナメントで勝利したものです。午後10時前に勝負が決まったというのに、新聞の号外が出たほどでした。

 某首相の国政私物化など、暗いニュースが新聞の紙面を飾っていただけに、27日付の新聞各紙は、1面トップという派手な扱いでした。その快挙に沸くのは当然でしょう。

 数々の将棋の小説を書いてきた作家の大崎善生さんは、藤井4段の出身地、愛知県瀬戸市を訪ね、その強さの秘密に迫ろうとしました(朝日新聞、27日付)。母親やニコニコしている本人に会った印象を、こう書いています。

 「羽生(善治)、谷川(浩司)ら多くの天才たち特有の閃(ひらめ)きや切りつけるような感性の刃のようなものを感じない。賢い中学生。そのままの姿である」

朝日号外 藤井4段


 羽生3冠が、将棋の7大タイトルを独占(1996年)した時は、こんな天才はもう現れないだろうと思いました。それを上回る棋士になるという予感が、中学3年生が達成したという29連勝のすごさにあるのではないか、と考えました。

 29連勝の歩みの一覧が新聞に掲載されていました。今年3月10日の大橋貴洸4段に勝って8連勝した時は、「しんぶん赤旗」が主催する「新人王戦」でした。新人王戦は、プロ棋士ともに、その卵である奨励会3段も出場できます。

 過去の新人王戦では、羽生3冠や佐藤天彦名人など名だたる棋士が優勝しています。ちなみに、東京都渋谷区千駄ヶ谷にある将棋会館は、「しんぶん赤旗」編集局から徒歩で10分ほどの近さにあります。

 この時も中盤までは劣勢でしたが、昨日の神谷広志8段との竜王戦でも同じように逆転で勝利しました。藤井4段の強さは、詰将棋で鍛えた「終盤力」にあるといいます。

 今年5月に、佐藤名人が人工知能(AI)の「PONANZA(ポナンザ)」に敗れました。プロ棋士もAIには勝てない時代に突入したと騒がれました。AI時代にさっそうと登場した藤井4段。AIと、どう向き合うのでしょうか。
その他 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2017/06/27 16:13

◎都議選の争点 「豊洲移転中止、築地市場の再整備を」と志位委員長

 国政選挙を先取りするといわれるのが首都・東京の東京都議会選挙です。7月2日の投票に向けて激しい論戦が続いていますが、築地市場(中央区)をどうするかが大争点の1つです。

 東京で働く知人と築地市場の周辺に密集する店で、ウニ丼を食べたことがあります。カウンターしかない小さな店でしたが、その美味に驚嘆しました。北海道から入手するのでしょう。さすがは、「築地ブランド」とうなりました。外国人観光客も押しよせています。

 小池百合子知事は6月20日、▽豊洲市場(江東区)を、追加の土壌汚染対策をした上で築地市場から移転し、「ITを活用した総合物流拠点」にする、▽築地市場は、「食のテーマパーク」として再開発し、築地への復帰を希望する業者を受け入れる――などとする基本方針を発表しました。

 これに対し、日本共産党の志位和夫委員長は都議選の街頭演説で、「築地市場の豊洲移転を中止し、世界に誇る築地市場を未来に引き継ごう」と訴えています。その内容を紹介します。

……
 小池都知事は20日、市場を豊洲に移転するとともに、築地市場についても市場としての機能を残すという「基本方針」を発表しました。まず小池知事が、「築地を守る」と言明し、築地を売却せずに市場としての機能を確保するための方策を見いだしていきたいと述べたことは評価できるものです。

 築地を売却して、豊洲開発の原資にあてる――これが石原知事いらいの都政の一貫した方針でしたが、小池知事の今回の方針が、これを転換したものであることは間違いありません。都民のみなさんの声、市場関係者のみなさんの声、そして日本共産党の主張が、都政を一歩動かしたといえるのではないでしょうか。

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(築地市場の周辺には、寿司店などが密集しています)

 しかし、築地をさら地にして、豊洲移転を進めるという方針には、二つの重大な問題点があります。第1は、「食の安全・安心」が確保できるのかという問題です。今年に入って、豊洲予定地の地下水から基準値の100倍のベンゼンなど高濃度の汚染物質が検出されました。それを受けて、小池知事は、6月の都議会で、「かつて都知事が約束した無害化は達成できていない」。このことを初めて認めました。

 そもそも東京都はなぜ汚染土壌の「無害化」を約束したのでしょうか。それは汚染土壌が残されていたら、表に出てくる危険があるからです。たとえば、大地震が起こったらどうなるでしょう。東日本大震災の時には、豊洲予定地は地面が液状化して、土砂が噴き上がりました。そうした時に生鮮食料品の卸売市場があったら、たいへんな被害が出るではありませんか。

 小池知事は、「地下空間」の床にコンクリートを敷けば大丈夫だということを言い出しています。しかしコンクリートというのは数年たてばひび割れが生じます。ひびが入ればすき間から汚染物質が上にあがってきます。こんなものでは安全対策にならないと、専門家から厳しい批判があがっています。

 みなさん。豊洲移転=すなわち汚染土壌の上に生鮮食料品の市場をつくることは、「食の安全・安心」と両立しないことは、誰が考えても明らかではないでしょうか。

 第2は、「築地ブランド」を守ることができるのかという問題です。「築地ブランド」を支えているのは、仲卸業者のみなさんです。仲卸のみなさんの「目利きの技」が「築地ブランド」を支えている。仲卸業者のみなさんは、今度の小池知事の方針について何と言っているでしょうか。

 「築地女将さん会」の山口タイ会長は、「豊洲に行ったら帰って来られない。豊洲で5年も仲卸の体力がもたない」といっています。豊洲移転をしたら仲卸業者が激減してしまうことは必至であります。仲卸業者がいなくなって、どうして「築地ブランド」を守ることができるでしょうか。

 東京中央市場労組委員長の中澤誠さんは、「豊洲と築地に市場機能を分断したら、『築地ブランド』を守れなくなることは明らかです」といっています。豊洲と築地に市場が分かれたら、機能がばらばらにされてしまい、築地に市場機能を残すことはとうていできない。こういう批判だと思います。

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(外国人観光客が多い築地)

 ですからみなさん、豊洲移転は、「築地ブランド」を守るということとも両立しえないことは、これも明らかではないでしょうか。築地を守るということと、豊洲移転ということは、根本的に矛盾しているのです。

 私は、小池知事に求めたい。小池知事が、本当に「食の安全・安心」に責任を負い、「築地ブランド」を守るというのならば、豊洲移転の方針を再検討すべきではないでしょうか。豊洲移転は中止し、築地市場を営業しながら再整備する道を、市場業者のみなさんと真剣に協議すべきではないでしょうか。

 小池知事が「基本方針」を示しましたが、これでものごとが決まるわけではありません。具体化はこれからです。何よりもこの問題を決めるのは都議会です。今度の都議会選挙がますます重要になってきました。

 小池知事の「基本方針」を受けて、自民党は「豊洲市場への早期移転」を求め、公明党は「豊洲移転を高く評価する」といっています。しかし、汚染土壌の「無害化」は都知事が約束しただけじゃないんですよ。

 自民党と公明党が、2010年の都議会の付帯決議で自ら都民に約束したことではないですか。この「無害化」の約束は守られていないではないですか。自らの都民への公約をほごにして恥じない自民党と公明党には、都政をになう資格はないと、いわなければなりません。

 私は、心から訴えたい。豊洲移転を中止し、世界に誇る築地市場を未来に引き継ごう。「食の安全・安心」を守り、「築地ブランド」を守り抜こう。どうかこの願いをこぞって日本共産党にお寄せください。
その他 | コメント(8) | トラックバック(0) | 2017/06/26 08:43

◎「平和の使者になることができる」 沖縄・女子高生の詩

 沖縄戦から72年目の6月23日、沖縄県糸満市摩文仁の平和祈念公園で「沖縄全戦没者追悼式」(主催・沖縄県と県議会)が開かれました。

 このなかで自作の詩「誓い―私たちのおばあに寄せて」を朗読した沖縄県立宮古高校3年生の上原愛音(ねね)さん。「平和の使者になることができる」との呼びかけが感動を呼んでいます。

 合唱団で鍛えたという、すがすがしいなかにも力強い声で、原稿を見ることもなく朗読した上原さん。4年前の2013年に同じ「追悼式」で自作の詩「へいわってすてきだね」を読んだ当時6歳の安里有生君-。

 さらに、22年前の1995年10月21日、米兵による少女暴行事件を受けて宜野湾市で開催された沖縄県民総決起大会。当時、普天間高校3年生だった仲村清子さんの決意表明。

 いずれも、20万人が亡くなったといわれる沖縄戦をふたたびくり返さないという決意と、そのためには米軍基地の全面撤去を求めるという若者たちの思いにあふれています。

 上原さんの詩です。

 今日も朝が来た。/母の呼び声と、目玉焼きのいい香り。/いつも通りの平和な朝が来た。/七十二年前/恐ろしいあの影が忍びよるその瞬間まで/おばあもこうして/朝を迎えたのだろうか。/おじいもこうして/食卓についたのだろうか。

 爆音とともに/この大空が淀んだあの日。/おばあは/昨日まで隠れんぼをしていたウージの中を/友と歩いた砂利道を/裸足のまま走った。/三線の音色を乗せていた島風に/鉄の臭いが混じったあの日。/おじいはその風に/仲間の叫びを聞いた。

 昨日まで温かかったはずの冷たい手を握り/生きたいと泣く/赤子の声を抑えつけたあの日。/そんなあの日の記憶が/熱い血潮の中に今も確かにある。/決して薄れさせてはいけない記憶が/私の中に/私達の中に/確かに刻まれている。

上原愛音さんの詩
(「しんぶん赤旗」、6月24日付から)

 少女だったおばあの/瞳いっぱいにたまった涙を/まだ幼かったおじいの
両手いっぱいに握りしめたあの悔しさを/私達は確かに知っている。/広がりゆく豊穣の土に芽吹きが戻り/母なる海がまた/エメラルドグリーンに輝いて/古くから愛された/唄や踊りが息を吹き返した今日。

 でも/勇ましいパーランク―と/心臓の拍動の中に/脈々と流れ続ける/確かな事実。/今日も一日が過ぎゆく。/あの日と同じ刻ときが過ぎゆく/フェンスを飛びこえて/締め殺されゆく大海を泳いで/癒えることのない/この島の痛み

 忘れてはならない/民の祈り/今日響きわたる/神聖なサイレンの音に/「どうか穏やかな日々を」/先人達の願いが重なって聞こえる。/おばあ、大丈夫だよ。/今日、私達も祈っている。/尊い命のバトンを受けて/今/祈っている。

 おじい、大丈夫だよ。/この島にはまた/笑顔が咲き誇っている。/私達は
貴方達の想いを/指先にまで流れるあの日の記憶を/いつまでも/紡ぎ続けることができる。/誓おう。/私達はこの澄んだ空を/二度と黒く染めたりしない。

 誓おう。/私達はこの美しい大地を/二度と切り裂きはしない。/ここに誓おう。/私は、私達は、/この国は/この世界は/きっと愛しい人を守り抜くことができる。/この地から私達は/平和の使者になることができる。

 六月二十三日。/銀の甘蔗(かんしょ)が清らかに揺れる今日。/おばあ達が見守る空の下/私達は誓う。/私達は今日を生かされている。

 上原さんの詩の朗読の動画は、次のアドレスで見ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=ygVgvCfCQoo&feature=youtu.be
沖縄 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2017/06/25 10:44

◎韓国も脱原発へ フライデーリポート

 原発ゼロをめざす、関西電力東海支社(名古屋市東区)前での、毎週金曜日の行動が6月23日午後6時半から行われた。昼間の暑さは夏を感じさせたが、夕方からは風も出てきて涼しくなり、気持ちよかった。

 道路挟んで反対側にあるレクサス高丘店が改装中で、ショーウインドーがシートでおおわれていた。

 20人ほどで始まったが、午後7時過ぎには倍の40人近くになった。6月は1年中でもっとも日が長くなる。明るい中でスピーチが始まった。

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 この間、世界の原発問題で最も注目されたのが韓国の脱原発への動きであり、参加者がこの点にふれた。日本のメディアでくわしく伝えたのが、なんと産経新聞だった。

……
 韓国の文(ムン)在寅(ジェイン)大統領は(6月)19日、南東部、釜山(プサン)郊外で前日深夜に運転を終了した古里(コリ)原発1号機を訪れ演説し、原発政策を全面的に見直して原発中心の発電政策を破棄し、「脱原発に進む」と宣言した。

 2011年の東京電力福島第1原発事故にも言及し「原発は安全でも、安くも、環境に優しくもない」と強調した。

 文氏は「新規の原発建設計画を全面的に白紙化し、寿命を超えた原子炉も運転しない」と表明。また、昨年9月に南東部の慶州(キョンジュ)で起きた地震で建物に被害があったことに触れ、「韓国はもはや地震安全地帯ではない。地震は原発の安全性に致命的だ」と強調した。

 その脈絡で文氏は「福島原発事故で2016年3月現在、1368人が死亡し、被害の復旧に総額220兆ウォン(約22兆円)という天文学的な予算がかかるという。事故後、放射能の影響が原因の死者やがん患者の数は把握も不可能な状況だ」と指摘。福島原発の事故を“あしき前例”として挙げた。

 文氏は再生可能エネルギーや液化天然ガス(LNG)、太陽光、海上風力などによる発電を積極的に推進する方針を示した。
……

関電前2


 日本の隣国、韓国で大統領が原発ゼロを宣言したのだ。しかも、福島第一原発にふれて。すごいことではないか。中日新聞も24日付の社説で、こう指摘している。

……
 台湾でも一足早く、福島の教訓に従って、新政権が脱原発にスイッチを切り替えた。未来を見通す政治家ならば、福島の教訓→生命最優先→脱原発依存→再生エネへの転換という大きな流れに乗る方が、むしろ自然なのではないか。

 ところが福島のあるこの国が、教訓を生かせず、流れに乗りきれず、次に原子力規制委員になる人が「寿命延長」を公然と支持するような逆行をほのめかすのは、なぜだろう。隣国の変化を見守りながら、よく考えてみたいと思う。
……

 ドイツ、スイスなど世界中で脱原発の動きが広がるなか、深刻な原発事故を起こし、いまだに収束のメドも立っていない日本。関電のように稼働して40年以上にもなる老朽化原発を再稼働させている。安倍政権は、世界の流れに完全に逆行している。

 韓国の脱原発宣言は、関電前で6年以上にわたって続けてきたわれわれの原発ゼロの運動に確信を与えるものだ。次の世代に安心・安全な地球を残すために、もっと頑張らなくては、と思った。

 スピーチタイムでは、安倍政権が強行した「共謀罪」法を批判する人もいた。今日の行動には、中日新聞と「しんぶん赤旗」が取材に来ていた。次回参議院愛知選挙区候補に決まった日本共産党のすやま初美さんが参加していた。

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原発ゼロへ | コメント(2) | トラックバック(0) | 2017/06/24 09:33

◎キレる自民・女性衆院議員

 昨日、6月22日(木)夕方から夜にかけて、NHKをはじめテレビがいっせいに流しました。

 「この、ハゲーっ!」「違うだろーっ!」

 自民党の豊田真由子衆院議員が、運転する秘書に投げつけた悪罵です。秘書は、身の危険を察して録音していたといいます。秘書を殴るボコッという音も録音されていました。

 秘書は、「すいません、ちょっ、運転中でもあるので」と平謝りしているにもかかわらず、豊田議員の罵声は続きます。ミュージカル調で、「頭がグシャグシャに脳みそが飛び出て…」と聞くに耐えない言葉も―。

 「週刊新潮」(22日発売)が録音を入手して報じたもので、豊田議員は離党届を提出し、身を隠すために入院しました。同議員は、暴言ばかりか殴ったりしていたといいます。完全にパワハラです。

 豊田議員は、衆議院埼玉4区選出の42歳。東大卒でハーバード大学の大学院に留学したこともあります。厚生労働省の元官僚で、わずか当選2回で文科省の政務官を務めました。

 厚労省時代の豊田氏を取材した大手紙の記者は、「補助金の使われ方がおかしいのでは」とたずねると、3秒でキレられた。あんな感じで怒鳴られた。後にも先にもこんな無茶なキレ方をした役人は初めて」と語っています。

 その経歴から“切れる”政治家と思ったら、「3秒でキレた」といいますから尋常な精神の持ち主ではないようです。

豊田真由子 HP
(豊田真由子衆院議員は、自身のホームページに自民党の機関紙に座右の銘として、「艱難汝を玉にす」(かんなんなんじをたまにす)=困難や苦労を乗り越えることによって、初めて立派な人間に成長する=を書いたことを掲載しています)

 NHKは、「党内で豊田氏と同期の議員はおよそ100人と、党の衆議院議員全体の3分の1を占めていますが、これまでに女性問題や失言、それに金銭トラブルなどで問題になる議員が相次いでいます」と指摘しました。

 実際、安倍首相のもとで政治家になった「アベチルドレン」は、「魔の2回生」と呼ばれるほどのトラブルを起こしています。宮崎謙介議員は不倫で議員を辞職。中川俊直議員は、女性問題で経済産業政務官を辞任し、自民党を離党。大西英男議員は、「がん患者は働かなくていいのではないか」とのべ、党の東京都連の副会長を辞任するなど6人も数えます。

 自民党を率いる安倍総裁・首相は、違憲の集団的自衛権を盛り込んだ安保法制(戦争法)を強行採決するばかりか、森友・加計学園問題で行政の私物化を問われても、まったく認めません。

 こんな首相の下では、2回生議員が醜聞をまき散らすのは当然でしょう。安倍政権は、即刻退陣する以外にはないでしょう。
安倍政権 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2017/06/23 09:46

◎なぜNHKは大スクープを「クローズアップ現代」で?

 このブログ「トヨタで生きる」は昨日(6月21日)、安倍晋三首相の「反省」なき記者会見(6月19日)をアップしました。19日付の新聞テレビ欄は、午後6時からNHKが首相会見を生中継することを載せていました。

 欄の下の方、NHKの午後10時からの「クローズアップ現代」では、「加計学園で“新証言” 特区選定・公平性は?」とありました。“新証言”? 同番組を見てびっくり! 大スクープではないか。

 事実、NHKは、「官邸は絶対やる」「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた」「文科省だけが怖じ気づいている」などと書かれた「萩生田副長官ご発言概要」と題する文科省のメモを入手し、番組で明らかにしたのです。

 安倍首相の長年の友だちが理事長を務める加計学園は、獣医学部の新設を求めていました。萩生田光一官房副長官は、首相の名前をあげて同学園に決めるよう文科省に露骨に圧力をかけていたことがわかる決定的なメモでした。

クロ現 加計学園
(「クローズアップ現代」では、文科省の現役職員も登場して証言しています)

 なぜ、こんな大スクープを安倍首相の記者会見の後に、しかもニュースでなく企画番組で報じたのか? 記者会見の前にニューストップで報じていれば、安倍会見に激震が走り、記者の質問もそれに集中したでしょう。

 現場の記者が入手した重大な情報なのに、上層部が会見の後に報じるよう安倍首相に“忖度”したのではないか、と疑わざるを得ません。現場記者は泣いているのではないか――。

 翌20日、松野博一文科相は異例の速さで、メモを公表しました。これまでのように隠し続けることができなくなったからです。文科省が萩生田副長官に問い合わせしたところ、「詳細はよく覚えていない」としたうえで、「具体的開学時期などの発言はしていない」とのべたといいます。

 安倍首相は会見で、「今後、何か指摘があれば、その都度、真摯に説明責任を果たす」とのべたばかりです。日本共産党や民進党など野党は、衆院予算委員会の集中審議を(国会の)閉会中審査として行うよう求めています。

 しかし、自民党、公明党は拒否しています。後ろめたいところがなければ、首相のいうように「真摯に説明責任を果たす」べきでしょう。やっぱり、「加計ありき」だったのでしょう。世論調査にあらわれたように、国民はよく見抜いています。
安倍政権 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2017/06/22 10:11

◎野党の悪口を言って「反省」では、反省ではない

 安倍首相は6月19日、通常国会の閉会(18日)を受けて記者会見しました。NHKの首相官邸からの生中継を見ましたが、共謀罪法の強行採決、行政の私物化の加計学園問題などについて、「反省」を口にしましたが、返す刀で野党を批判。開き直り以外のなにものでもなく、白々しい会見でした。

 この日、メディアの世論調査がいっせいに発表されましたが、内閣支持率は7社すべてで安倍内閣の支持率が先月から10%ほど急落。支持、不支持がほぼ40%台で拮抗しました。

 共謀罪法について、朝日新聞では「賛成」33%、「反対」36%と世論は2分しました。法務委員会で採決をせずに、本会議へ法務委員長(公明党)が「中間報告」するという「奇策」を使ったことについて、「よくなかった」が65%を占めました。

 しかも公明党支持者の6割近くが「よくなかった」と答えました。加計学園問題で、文科省の内部文書に「総理のご意向」と書かれてあったことについて、「怪文書」(菅義偉官房長官)としたことについては、「適切ではなかった」が74%にのぼりました。

 安倍首相は記者会見で、「政策とは関係のない議論ばかりに多くの審議時間がさかれた。国民のみなさまに大変申し訳なく感じる」と「反省」の言葉を語りました。

 とろこが、すぐ「(野党の)印象操作のような議論に対して、つい強い口調で反論してしまう」とのべ、野党に責任を転嫁しました。安倍首相が加計学園問題で反論する時は、「岩盤規制にドリルで穴を開けた」とのべます。

安倍改憲 6月19日 内閣広報室
(記者会見する安倍首相=6月19日)

 「岩盤規制」を持ち出せば、すべてが通ると思っているでしょう。岩盤に穴を開け、自分の長年の友人が理事長を務める加計学園だけを通して獣医学部の新設を認めさせたのが、事の本質です。

 「行政がゆがめられた」(前川喜平・前文科次官)という批判になんら答えず、追及する野党や内部文書の存在を証言した前川氏や文科省の現役職員を批判したのです。

 これが1国の首相の態度でしょうか。こうした姿勢を国民が見抜いているからこそ内閣支持率が急落したのです。森友・加計学園問題を追及してきた日本共産党の小池晃書記局長・参院議員は、端的に指摘しました。

 「反省するときに人のせいにしてはいけない。反省になっていない。国民が一番疑惑をもっているのは『森友・加計』疑惑だ。首相は一連の疑惑で『透明・公平・公正なプロセスで決定された』とのべたが、この説明では誰も納得しない。国民の疑問に全く答えていない」
安倍政権 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2017/06/21 17:10
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