◎「とよた産業フェスタ2014」へ行った

 「とよた産業フェスタ2014」(豊田商工会議所などの実行委員会主催)が9月27、28の両日、豊田スタジアムとその周辺で開かれた。午前11時前に会場に着いたがすごい人出だ。

フェスタ4 201409
(i―ROADに試乗する人)

 たくさんのブース、出店、フリーマーケット…盛りだくさんのイベントだ。トヨタ自動車のi―ROADの試乗が行われ、「AKAB48 Team8」のスペシャルステージの準備をしていた。

フェスタ3 201409
(豊田スタジアムのピッチには芝生がなかった)

 驚いたことにスタジアムのピッチに芝生がない? 係員に聞くと、年2回、夏に強い芝生と冬に強い芝生が張り替えられるという。このフェスタが終わると張り替え作業が始まるというのだ。

 トヨタが来年3月までに世界に先駆けて市販する燃料電池車(FCV)のミライが展示してあった。元町工場で生産するものだ。まだ、市販前だから、窓には黒いスモークが張ってあり、中は見えない。係員にドアを開けてもらえないかと頼んだが、だめだった。当然か?

フェスタ1 201409
(燃料電池車のミライ)

 また、プリウスPHVが展示され、補助金を出している豊田市の職員も力を入れて説明していた。国と豊田市などから約78万円の補助金が出るという。災害時には、非常用電源としても役立つと強調していた。

 銀色のハリアーが展示されていてびっくりした。

フェスタ2 201409
(銀色のハリアー)

 秋晴れの日で、気温が30度を超える暑い日だった。帰り道、スタジアムのそばの矢作川の河川敷グランドでは、少年野球をやっていた。みんな元気だ。

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トヨタの街から | コメント(2) | トラックバック(0) | 2014/09/30 08:12

◎税金から、さらに大企業からも

 日本経済新聞(9月27日付)が、「企業の政治献金 何のため?」というイチからわかる特集を掲載しています。日本経団連が政治献金のあっせんを再開することを表明したことから、わかりやすい問答で解説しています。

 表を見ると一目瞭然です。国民1人あたり、年間250円、総額320億円の税金を「政党助成金」として各党の議席と得票に応じて分配しています。自民党は157億円、民主党は66億円、日本維新の会は32億円、公明党は26億円…です(2014年4月現在)。

 日本共産党は、「制度に反対して受け取らず」とありますね。

99 政党助成金 日経
(日本経済新聞、9月27日付から)

 政党助成金制度は、リクルート事件などのように、企業が政治家にわいろを贈っていたことが相次いだために、企業・団体献金に代わるものとして1995年に始まりました。

 しかし、企業・団体献金は、政治家個人に禁止されたものの、「政党支部」の名目で受け取ることができるという抜け道が用意されていたためになくなりませんでした。

 その上、今回の日本経団連の政治献金あっせんの再開です。日経が日本大学の岩井奉信教授の「企業は役に立たないお金は出さないから、『政策お金で買う』という面は否定できない」とのコメントを紹介していますが、その通りです。

 総務省は9月26日、13年分の政党助成金の使途報告書を公表しました。13年は参院選挙があったことから、各党は選挙関係費と宣伝事業費に44・2%も使っていました。

 特に民主党は、各党トップの68億512万円を支出。テレビCM、新聞広告料などで大手広告代理店の博報堂と電通Y&Rに計48億6054万円を支払っています。

 何のことはない、ばく大な税金で選挙をしているのです。日本共産党は、政党助成金も企業・団体献金もいっさい受け取っていません。約30万5000人の党員の党費や「しんぶん赤旗」の事業費、国民1人ひとりの個人献金などでまかなっています。

 国民に依拠すれば、政党助成金も企業・団体献金も必要ではないのです。両方ともなくしましょう!
その他 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2014/09/29 11:29

◎蓮子は生きている

 NHKの連続テレビ小説「花子とアン」が9月27日、終わりました。「あまちゃん」や「梅ちゃん先生」を上回る視聴率だったといいます。半年間、ドラマを見て、主人公は花子と蓮子の2人だったという印象です。

 花子だけだったら、貧しい農家の娘が英語を学び、「赤毛のアン」の翻訳者になったという単調なサクセスストーリーで終わったかもしれません。そこに、華族出身で、没落した家のために炭鉱王と結婚、帝大生と恋をして出奔する、しかも美貌の歌人…これがドラマにならないはずはないでしょう。

 花子を演じた吉高由里子が主人公になるのは当然としても、蓮子役に仲間由紀恵が起用されたのには驚きました。いつも主役を張っている仲間が? しかし、蓮子役は仲間がぴったりでした。

 蓮子が恋に陥って出奔するあたりは、仲間が主役かと思われるほど波乱万丈の物語になりました。連続テレビ小説は、女性の一生を描くことが多いために、必ず戦争当時のことが描かれます。

 「花子とアン」のドラマの秀逸さは、戦争の描き方にあったのではないでしょうか。花子は、子ども向けのラジオ放送で、子どもたちを戦争に駆り立てる側になりました。

蓮子役の仲間
(ラジオで訴える蓮子役の仲間由紀恵=NHKの9月24日放送から)

 蓮子は、「私は時代の波に平伏しない」と告げ、花子と別離します。2人は、戦争が終わって、蓮子の息子が戦死したことをめぐって和解します。そして、蓮子は花子にすすめられラジオ放送で国民に呼びかけます。

 「私がここでお話ししたいのは、平和の尊さであります。子を失うことは、心臓をもぎとられることよりも辛いことです。もしも女ばかりに政治をまかされたならば、戦争は決してしないでしょう」

 「かわいい息子を殺しに出す母親が1人だってありましょうか。戦争は人類を最大の不幸に導く現実です。私は命が続く限り、平和を訴え続けてまいります」

白蓮の本
(『流転の歌人 柳原白蓮』(NHK出版)

 蓮子のモデルの柳原白蓮がつくった歌です。

 英霊の 生きてかへるが ありという 子の骨壺よ 振れば音する
 わが肩に 子がおきし 手の重さを ふと思ひいづる 夏の日の雨

 来年は戦後70年です。日本の近代の歴史で、70年も戦争がなかったのは奇跡です。いや、奇跡ではありません。蓮子が呼びかけた平和、それを保障した憲法9条があったからでしょう。蓮子は、いまも生きています。
戦争と平和 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/09/28 11:44

◎学術会議が意見 フライデー・リポート

 原発ゼロをめざす関西電力東海支社(名古屋市東区)前での行動が9月26日、行われた。暑くも、寒くもない、行動には最適の日だ。もうすぐ関電前行動も3年目の冬を迎える。

関電前1 20140926


 この日、「祝 原発ゼロ 1周年!」のプラカードを持ってきたのは、日本共産党愛知県委員会のもとむら伸子さん(党県原発ゼロ対策部長・参院選愛知選挙区候補)だ。9月15日で、日本の原発48基すべてが止まって1年になるからだ。それでも電力は足りた。

 NHKや「しんぶん赤旗」などが報道したが、学術会議が25日、注目すべき報告書を出した。原発を再稼働する際、高レベル放射性廃棄物を暫定的に保管する場所を電力会社の責任で確保することを必要条件にするというものだ。

 学術会議は、政府に勧告する権限を持っている。安倍内閣や原子力規制委員会は、この勧告を重く受け止めるべきだ。安倍内閣は、九州電力川内原発の年内再稼働をねらっているが、勧告からは絶対に認められなくなるのだ。

関電前2 20140926


 スピーチタイムでは、すべての原発の廃炉までがんばろうという決意がだされた。また、原発ゼロをかかげて21日に名古屋市内で行われた1000人の集会、デモの報告とお礼が主催者からあった。

 廃炉まで、さらに粘り強く!

関電前3 20140926
原発ゼロへ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/09/27 09:45

◎シリーズ「検証 豊田市政15」 18歳までの医療費無料化は?

 愛知県内では、18歳までの医療費を無料にしている自治体は、津島市、犬山市、東郷町です。安城市は今年4月から入院については18歳まで無料化にしました。いまや自治体の流れは、18歳までの医療費無料化です。

 トヨタ自動車の本社、工場があって財政は豊かといわれる豊田市では、どうでしょうか? 中学卒業までは医療費を無料に、という子育て家庭の切実な願いが請願署名となって議会に届けられました。日本共産党市議団は、これにこたえ議会に提案して実現しています。

 愛知県内では今年4月現在で、52市町村(96・3%)で、中学卒業までが医療費の無料化になっています。

トヨタ市役所・市議会
(豊田市役所・市議会)

 豊田市の日本共産党の根本みはる市議は9月市議会で、この問題について質問しました。根本議員は、ヨーロッパなどでは当たり前の窓口負担ゼロの医療制度を国の制度としてつくること。せめて豊田市が子どもと高齢者の命と健康を守る医療制度をつくるよう提起しました。

 その上で、18歳まで医療費無料化を拡大すると豊田市では、どれだけの財政負担となるかをたずねました。その結果、1万2800人余に2億2400万円で可能だということがわかりました。根本議員は拡大を求めましたが、市側の答弁はノーでした。

 トヨタ社員OBでもある豊田市民(64)は、「豊田スタジアムが赤字だといって、豊田市は税金から毎年6億円以上を持ち出している。こんな税金の使い方を見直せば18歳までの医療費の無料化は十分できるはずです」と語っています。

           ◇

 来年3~4月のいっせい地方選まであと6カ月。豊田市政をめぐる問題をシリーズ「検証 豊田市政15」でみてみます。
トヨタの街から | コメント(4) | トラックバック(0) | 2014/09/26 14:31

◎よく資料を読んでみよう 「残業代ゼロ」法案

 安倍内閣が1日8時間、週40時間の労働時間制を崩し、いくら働いても残業代をゼロにする法案(ホワイトカラーエグゼンプション)を来年の通常国会にも提出しようとしています。

 厚生労働相の諮問機関、労働政策審議会の労働条件分科会で9月10日、労使の代表と公益委員との間で本格的な議論が始まりました。このブログ「トヨタで生きる」でも、11日にアップしました。

 厚労省のホームページには、同分科会に提出された資料がアップされています。連合などの労働者側委員、日本経団連の使用者側委員がそれぞれの意見を出しています。

 たとえば、経団連の主張は、こうのべています。

 【使用者側】職務の範囲が明確で、高い職業能力を持つ労働者のうち、例えば少なくとも1000万円以上の年収のある者に対象を限定して、労働時間規制の適用除外制度を創設すべき。こうした労働者であれば交渉力は高く、適切な業務量の目標設定が可能。その際、十分な健康確保措置も講ずべき。

 これに対し、連合側はこう反論しています。

 【労働者側】年収要件が提起されているが、なぜ年収が高ければ労働時間規制の適用を除外できることになるのか、その論理が理解できない。また、年収を理由に労働規制を適用除外とする法制は、これまで存在していない。過重労働の問題が解決していない現状で、新たな適用除外制度を設けることには反対。

 経団連の主張だと、いいことずくめのようです。果たしてそうか? トヨタの職場での現在の働き方から、こうした法案が提出されたならどうなるのか?

トヨタ 本社労働者
(出勤する労働者。右のビルはトヨタ本社=2013年2月)

 忘れられないのが2011年8月の伊地知隆彦専務=当時=の発言です。伊地知専務は決算発表の席上、「今の労働行政では、若い人に充分に働いてもらうことができなくなっている」とのべ、韓国のヒュンダイはトヨタより労働時間が1000時間も多いと指摘しました。

 その上で、「私は、若い人たちに時間を気にしないで働いてもらう制度を入れてもらわないと、日本のモノづくりは10年後とんでもないことになるのではないかと思う」とのべたものです。

 「残業代ゼロ」法案先取りの発言ではないでしょうか。これは、過労死するまで働けといっているのに等しいものです。

 厚労省の労働政策審議会労働条件分科会資料(第115回)をよく読んで考えてみませんか。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000057481.html

職場は今 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/09/25 17:08

◎戦争中の新聞

 昨日の「花子とアン」の続きです。本屋で「太平洋戦争の記憶」という週刊マガジンの創刊号を見つけました。毎号、新聞の復刻が付いています。「新聞から当時の国民生活・文化・風俗を読み解く」というのが売りだそうです。

 「花子とアン」も戦争中の重苦しい雰囲気を描いていました。戦争中、花子は、焼夷弾が落とされるなかでも翻訳し続け、戦後ベストセラーになる「赤毛のアン」。英語の原書を持っていた花子は、周りから敵国・英語の本であり、焼却するよういわれます。

 「太平洋戦争の記憶」の創刊号は、190円でしたから買いました。朝日新聞、読売新聞などの復刻を広げてみました。「ハワイ・比島に嚇々の大戦果」「米海軍に致命的大鉄槌」「戦艦六隻を轟沈大破す」というビックリする見出しです。

朝日 復刻


 日本が真珠湾攻撃した1941年12月8日の翌日の朝日新聞1面です。奇襲攻撃による“大戦果”を得々と報道しています。それより2カ月前の10月19日付の読売新聞の復刻には、東条内閣の初閣議を終えてという記事、写真が掲載されています。

 読売新聞はこのなかで、「国難に殉するの覚悟を以て、勇往邁進されんことをこの内閣に願望する」と解説しています。東条内閣の戦争推進を煽っています。初閣議の写真には、安倍首相の祖父の岸信介・商工大臣が写っています。

読売 復刻


 これらの新聞の日々から70年余たちました。安倍首相は、秘密保護法や集団的自衛権の行使を閣議決定で認めるなど戦前を再現する道にひた走っています。新聞各紙は、国民を戦争に駆り立てた戦争中の報道を反省したはずです。

 しかし、全国紙では朝日新聞、毎日新聞は、秘密保護法や集団的自衛権の行使に反対の論陣を張りました。読売新聞や産経新聞は賛成の姿勢でした。大手マスコミが2分される状況です。

 新聞は、「社会の木鐸」といわれてきました。2度と戦争に国民を導かないというのが新聞の最大の役割でしょう。戦争中の新聞の復刻を読みながら、新聞各社の立ち位置に、国民はもっと厳しい目を向ける必要があると思いました。「花子とアン」を半年見ながら痛感したことです。
戦争と平和 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2014/09/24 18:21

◎だれが歴史を偽造しているのか

 NHKの連続テレビ小説「花子とアン」は、今週末で終了になります。9月23日に放送された、戦争について2人が語り合う場面は感動的でした。蓮子は、子供向けラジオ放送で子どもを戦場に追いやったと花子を批判し、2人は疎遠になっていました。

 久しぶりに再会した2人。息子の遺骨を抱いた蓮子は、「武運長久」を祈って息子を送りだしたことを悔い、「お国のために命を取られるくらいなら、いっしょに逃げればよかった。この子を殺されるくらいなら」と花子に語ります。2人は泣き合います。

 ここには、侵略戦争を止められなかった2人の痛切な反省があります。戦後の日本は、ここから出発しました。「従軍慰安婦」問題も、この視点でとらえてこそ、真の解決になるはずです。

 朝日新聞が、1980年代に取材した吉田清治なる人物の記事を8月5日、取り消しました。同人物が語ったことは、裏付けを得られず虚偽と判断したためといいます。

 これは朝日新聞の取材の問題です。ところがこの記事を絶好の機会ととらえて、従軍慰安婦そのものがなかったというキャンペーンが一部の新聞、週刊誌、雑誌で行っています。

 たとえば「WILL」は、「歴史の偽造! 朝日新聞と『従軍慰安婦』」と題して11月増刊号を出版しています。百田尚樹、西村真悟、桜井よしこ、西尾幹二の各氏らが、従軍慰安婦問題はなかったの大合唱です。

 西村氏(衆院議員、元日本維新の会)は、「この秋、今度こそは、憲法、東京裁判そして検閲というGHQの仕掛けた三位一体の工作によって造られた『戦後という表層』を薙ぎ払い、万世一系の天皇を戴く日本の真の岩盤から日本人の血に根ざすエネルギーを沸き上がらせ、本当の日本への回帰を始める秋だ」と語ります。ここには、侵略戦争は正しかったという考えしかありません。

従軍慰安婦 2冊


 従軍慰安婦問題は、朝日新聞の記事の取り消しで、その真実がなくなるわけではありません。日本共産党の志位和夫委員長は、「歴史の偽造は許されない――『河野談話』と日本軍『慰安婦』問題の真実」という見解を、今年3月14日に発表しています。

 「河野談話」が認めた事実、日本の司法による事実認定などで、「従軍慰安婦」問題の真実を詳細に明らかにしています。だれが歴史を偽造しているのか、志位「見解」を読めば明白です。

 また志位委員長は、「見解」を発表した際の質問で、「『慰安婦』問題は日本人としての誇りを傷つける」との意見に次のように答えています。

 「都合の悪い歴史を隠すことこそ、もっとも恥ずかしいことであり、自らの誇りを投げ捨てることになるのではないか。本当に日本という国を愛し、日本の未来に責任を持とうとするならば、歴史の真実にたいして、正面から向き合うことこそ真に勇気ある態度だし、そういう態度をとってこそ、日本国民として、さらに人間として、本当の意味での誇りを持てることになるのではないか。『誇りが傷つけられる』という声にたいしては、そういう問いかけをしていくことが大切ではないでしょうか」

 「見解」は、次のアドレスで読むことができます。
http://www.jcp.or.jp/web_policy/2014/03/post-556.html

戦争と平和 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/09/23 10:58

◎燃料電池車 政府の補助金ドーンと200万円?

 燃料電池車(FCV)は、日本のメーカーが世界に先駆けていよいよ実用化します。安倍首相が7月に「政府として200万円以上補助したい」とのべたことが既成事実のように報道されています。

 安倍首相は7月18日に北九州市の水素ステーションを訪れました。トヨタ自動車の内山田竹志会長の案内で、トヨタが来年3月までに市販するFCVに試乗した後、200万円以上補助したいとのべました。

 ホンダもトヨタより1年ほど後にFCVを市販します。両社とも市販価格は、700万円程度とみられています。この価格帯は、レクサスなどの高級車に相当します。

燃料電池車 ミライ


 政府から200万円の補助があれば500万円ほどになり、普及は促進するとみています。また、トヨタの本社がある愛知県は、独自に補助金を出す考えです。

 これまでのエコカーへの政府の補助金は、三菱アイミーブが最大85万円、日産リーフが最大78万円、プリウスPHVが最大30万円でしたから、FCVへの補助金は2倍以上になります。

 ドーンと補助金をアップした形ですが、税金の使い途はこれでいいのか、という問題が起きます。東日本大震災で、東北地方で40万戸以上が全壊・半壊しました。被災者生活再建支援法による支援金は最大300万円です。

 被害の大きさと生活再建のためには、せめて500万円に引き上げて欲しいという声が出ています。こうした現実があるのも忘れてはならないでしょう。

 これまでの政府の補助金は、プリウスなど大衆車も含まれていましたが、燃料電池車への補助金は高級車への補助金になります。FCVへの補助のあり方は、今後、国会で議論になります。税金の使い途を真剣に議論してほしいものです。


トヨタ車 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2014/09/22 07:59

◎トヨタ メキシコ工場で3交代へ

 トヨタ自動車がメキシコの工場(TMMBC)で、15年4月から2交代制をやめて3交代制を導入すると中日新聞やブルームバークが伝えています。ピックアップトラック「タコマ」などの生産を、年間6万3000台から8万9000台にするためといいます。

 メキシコは賃金が安いうえに、北米自由貿易協定(NAFTA)で、アメリカやカナダに自由に輸出できること。また、40カ国以上と自由貿易協定(FTA)を結んでいます。同国で生産し、輸出しようと、ホンダや日産なども進出しています。

 トヨタが新たな工場を建設せずに3交代制導入で生産を増強するのは、豊田章男社長がリーマン・ショックの教訓から、「3年間は原則、新規の工場を建設しない」とのべているからだとみられます。

トヨタ タコマ グーグル
(トヨタの「タコマ」=グーグル検索から)

 トヨタは、2000年代に「最大の収益源」であった北米に急ピッチで工場を建設。特にリーマン・ショックの震源地であったアメリカで販売が急落し、4000億円を超える巨額の営業赤字に陥りました。

 メキシコ工場での3交代制導入は、工場建設で生産拡大をするのではなく、24時間操業で乗り切ろうというものです。日本での生産は、基本的には連続2交代制です。

 トヨタは、1990年に3組2交代(9時間30分労働)の導入を計画しました。残業をふくめれば事実上の24時間操業になりますが、労働者の強い反対で導入が見送られた経過があります。

海外トヨタ | コメント(1) | トラックバック(0) | 2014/09/21 10:53
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