◎トヨタG 上半期の世界販売 初の500万台超

 トヨタ自動車は7月30日、グループのダイハツ、日野をふくめた6月の生産・販売・輸出の実績を発表しました。これにより、今年上半期(1~6月)の世界販売が509万7000台と初めて500万台を超えました。これまでは、12年上半期の497万台でした。

 前年同期比では、103・8%でした。ドイツのVWは、497万台(前年同期比105・9%)、アメリカのGMは492万台(同101・4%)で、上半期としてはトヨタが3年連続トップになりました。

 トヨタは、14年の世界販売計画を1032万台としています。上半期の実績から見ると、トヨタ、VW、GMの3社が1000万台前後で激しい販売競争をくり広げる見通しです。

アクア


 トヨタ単体の国内生産は、168万7000台で、前年同期比の98・5%でした。国内販売は83万7000台で、消費税増税前の駆け込み需要のために前年同期比103・7%になりました。

 このうちレクサスブランドは、2万2449台で、前年同期比98・1%にとどまりました。

 輸出は、北米、中南米、欧州、オセアニア、中近東、アフリカ向けが減少し、85万9000台と前年同期比88・0%と大幅に落ち込みました。一方、海外生産は、北米、中南米、欧州、アジアで増加し、281万4000台と前年同期比102・3%になりました。

 上半期としては過去最高になり、海外生産シフトがいっそう鮮明になりました。
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決算・経営計画 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/07/31 10:49

◎今こそ非正規雇用の雇用、労働条件アップを

 人手不足が深刻になるなか、大企業がこれまでの非正規雇用の使い捨てから一転して、囲い込みを始めています。本当に雇用や労働条件の改善につながるのでしょうか。

 無料求人誌「TOWN WORK」の7月21日号。裏表紙は、今週もトヨタ自動車の期間従業員募集広告でした。一番目立つこのページに、トヨタは長期にわたって募集広告を張っています。

 これまで、期間従業員を週200人程度採用できていたトヨタが、週70人程度へと激減する深刻な事態になっています。

タウンワーク
(「TOWN WORK」7月21日号)

 こうした人手不足は、リクルートホールディングスの実態調査でも、4~6月にアルバイトやパートの募集をした企業のうち、3割が予定人数を確保できなかったことでも明らかです。

 特に、小売業や飲食業で採用が難しくなっており、人材確保のために27%の企業が時給を引き上げています。5月の完全失業率は16年5カ月ぶりに3・5%に改善。有効求人倍率は約22年ぶりの高水準になっています。

 このため、大企業は人材確保のために、競って非正規雇用労働者を囲いこみ始め、労働条件も見直しています。

 ユニクロを傘下に持つファーストリテイリングは、地域限定社員制度を新設したのをはじめ、日本郵政グループも同様の制度を設け、契約社員4700人を地域限定社員にするといいます。

 支店も窓口業務などがほとんど契約社員といわれる三菱東京UFJ銀行。約1万1000人の契約社員の雇用を60歳まで保証するといいます。

 短期の有期雇用労働者を使い捨てていた大企業のこうした動きは、ほかの企業にも広がっています。背景には、日本が人口減少社会に突入し、労働人口が減ることが目に見えてきたからです。

 また、東日本大震災で東北復興のために、同地方に求人が集中していることや2020年の東京オリンピック開催によるブロジェクトが動き始めたことなどがあります。

 一方では、シャッター通りになった地方の商店街などには、こうした動きはほとんどないといわれています。

 トヨタは、期間従業員からの正社員登用を増やすことや手当などの労働条件を見直すことを明らかにしています。一時的な非正規雇用労働者の囲い込みに終わらせず、雇用と労働条件の大幅なアップが必要です。

 何よりも、”雇用は正社員が当たり前の社会に”にしていくことに、大企業は率先して動くべき時です。
期間従業員 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2014/07/30 17:49

◎“原子力ムラ”への強烈なスクープ

 朝日新聞が7月28日付で、「関電、歴代首相に年2000万円」という強烈なスクープ記事を掲載している。内藤千百里・元副社長(91)の証言を8カ月間かけて取材したものだ。

 23回、69時間かけて取材したというから驚く。田中角栄から竹下登まで、自民党の歴代の7人の首相に、「盆暮れに1000万円ずつ献金してきた」という証言を引き出した。

 一読して、“あぁ、やっぱり”という印象だった。“原子力ムラ”という産・官・学の関係者の癒着の構造の言葉さえあるからだ。日本の電力会社で、原発にもっとも依存してきた関電の黒子となって、首相に札束を渡してきたのが内藤氏だった。

 内藤氏は、関電の芦原義重会長とともに、1000万円を紙袋か風呂敷に包み、田中角栄事務所で渡す。角栄は、「頂いたよ」と答える――その生々しいやり取りは、実際にその場所にいた人間でないとわからない。

 なぜ内藤氏が実名で証言する気持ちになったのか。東電福島第一原発事故を機に心境が変化し、「今まで口を割らなかったことを話す気持ちになった時に記者がきた」と語ったという。

朝日 関電副社長


 原発に限らず、利権にからむ大企業の政治献金については、特捜部など司直の手が入らない限り、当事者は墓場まで持っていくのが通例だ。内藤氏の実名証言は、原発事故の恐ろしさに震えた91歳の元副社長が、告白せざるを得なかったほどの重みを持つ。

 安倍首相は、九州電力川内原発の再稼働を後押ししている。九電会長らと会食した際、「川内はなんとかしますよ」とのべたといわれることからもわかる。その安倍首相の先輩の歴代首相たちが、関電から献金を受け取っていたのだ。

 日本経済新聞は、同じ7月28日付で世論調査の結果を掲載している。安倍政権の原発再稼働方針に対し、「賛成」35%、「反対」52%だった。世論の多数は、再稼働反対である。

 「地球儀を俯瞰する外交」で、この1年半余りで47カ国を訪問する安倍首相。現在、地球の裏側の中南米を訪問中だが、2紙の報道を、どのように見ているのだろうか?
未分類 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/07/29 06:11

◎おいでんまつり花火大会

 豊田市の“おいでんまつり”2日目の7月27日は、矢作川河畔白浜公園一帯で打ち上げられる花火大会である。午後7時10分から9時まで、スターマイン、打ち上げ、仕掛けなど1万3000発が打ち上げられる。

花火5 20140727


 トヨタ自動車などトヨタグループがスポンサーのスターマインなどもある。この日、2回ほど小雨が降った。そのせいか、前日の猛暑と比べ涼しい風が吹く花火日和になった。

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 矢作川の堤防には、2時間ほど前から大勢の人が詰めかけていた。日本共産党豊田市委員会の事務所は、白浜公園の目の前にあり、花火を見るには絶好の場所にある。

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 今年も駐車場で、党後援会主催の花火大会を見る会が行われた。後援会員が丹精込めてつくった野菜のバザーが好評だ。やきそば、おにぎり、キュウリの1本漬け、ナスの漬物…など盛り沢山だ。

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 いっせい地方選まであと8カ月。大村よしのり、根本みはるの両議員があいさつした。途中から、地元・豊田市生まれの参院愛知選挙区候補、もとむら伸子さんもかけつけた。

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 打ち上げ花火が大空に花開くと、豊田大橋や豊田スタジアムがシルエットとなって浮かぶ。約100人の後援会員らが花火を堪能し、交流を深め、英気を養った。
 
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トヨタの街から | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/07/28 15:39

◎夏だ、おいでんまつりだ!

 今年、もっとも暑くなった7月26日(土)、豊田市の恒例の夏祭り、“おいでんまつり”が始まった。今年で第46回だ。この日が踊りファイナルで、翌日が大花火大会だ。

おいでん1 20140726


 ♪おいでん 見りん 踊ろまい (三河弁で、おいで、見て、踊ろうの意味)

 40度近くにもなった豊田駅前の会場、熱気も加わり、いつも閑散としている駅前通りが人、人、人でいっぱいだ。数千人の参加者、10万人を超える観客…。

おいでん2 20140726


 夕方の豊田駅前広場、午後6時からの“リトルおいでん”でスタート。幼稚園児らが待機しており、世話をする先生たちは汗だくだ。踊りファイナルでは、ディスコ調部門、アレンジ部門に分かれて行われた。

 踊り手たちの楽しげな様子。踊る阿呆に、見る阿呆、阿波踊りではないが、見ているだけでは物足りない。やっぱり、踊らなきゃ!

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トヨタの街から | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/07/27 17:11

◎豊田市で金曜行動 フライデー・リポート

 毎週金曜日に、原発ゼロをめざす行動が首相官邸前など、全国でおこなわれているが、7月25日は豊田市の行動に参加した。豊田市では、月2回行われている。

金曜豊田2 20140725


 36度を超える猛暑の中、午後6時に始まった。翌日から“おいでん祭”が行われるが、その準備のためにいつものマック前広場が使えない。愛環・豊田市駅前の広場で行われた。

 ペデストリアンデッキのすぐ下になる。通る人が見下しながら駅に向かっていた。原発ゼロを訴えるには、絶好の場所だ。おばあちゃんといっしょに来た小学生や高校生も参加していた。

金曜豊田1 20140725


 原子力規制委員会は、九州電力川内原発(鹿児島県)の再稼働を事実上、認めた。現在、原発はすべて止まっているが、川内原発は再稼働1号として秋にも動き出そうとしている。豊田市の南東100kmにある中部電力浜岡原発も再稼働をねらっている。

 安倍晋三首相は18日夜、九州電力の会長ら九州の財界人と会食した際、「川内はなんとかしますよ」と応じたという。

金曜豊田3 20140725


 この日の行動では、それぞれの立場からリレー・トークが行われた。安倍首相が規制委員会とともに、原発再稼働をすすめようという姿勢に、厳しい批判の声があがった。

 チンドンバンドの演奏が披露されるなど、原発ゼロの声を高く上げた。この時間、名古屋市の関西電力東海支社前でも、金曜日行動が行われている。ねばり強い行動で、原発ゼロを続けるぞ。

 金曜豊田4 20140725

原発ゼロへ | コメント(1) | トラックバック(0) | 2014/07/26 18:29

◎人材育成できない? 1000万台体制のもとで

 このブログ「トヨタで生きる」(7月20日にアップ)で、「日経ビジネス」の特集「トヨタ 迫る崖っぷち―豊田章男を襲う危機の正体」を紹介したところ、妄想人さんらからコメントが寄せられました。

 そこに出された大きなテーマは、トヨタ世界1000万台体制といわれるもとで、人材育成ができていないという問題提起でした。これについて3人が話し合いました。

              ◇

 A 妄想人さんのコメントについていろいろ考えさせられたよ。

  コメントの要旨は、この約10年で、社員数は変わらず生産量が3割アップした。キャリアパスがなくても昇格させてきたが、限界がきた。意識して働く三層(CX級、SX級、EX級)が少ない。部下を育てる事ができない。うまい報告やうまい発表をするが、中身は薄い。上司に向かってくる90(新入社員のこと)もいるが、GLぐらいでは口で勝てない…情けなくなる。会社は人を育てないとだめだ、などというものだった。

 B それについて、「妄想人さんの意見に同感です。何んと言っても現場に色々な意味で余裕が無くなってきていると思います。このままでは10年後が不安です」というコメントがきた。

  2009~10年に世界で大規模リコールを起こし、米議会の公聴会に呼ばれた豊田章男社長は、「人材育成が生産拡大のスピードに追いついていなかった」と語っていたが、今では当時を上回る世界1000万台体制になった。

  「日経ビジネス」では、エンジンをつくる上郷工場で、高齢者の短い手作業ラインがつくられたことを紹介した後、こう指摘している。自動化と分業がすすんだ生産現場では、中堅や若手社員はある程度の知識はあるが、工程全体を見ることやトラブルが起きた時の問題の本質が分からず、動けないことも珍しくなかったという。この指摘通りだと思うよ。

  技術・技能は、かつては職人から盗むものだと教えられた。今では、教育から実際の仕事までマニュアル化されて、だれもが一応の仕事ができるようになった。しかし、技術革新で車づくりもどんどん変わっていくし、新しい事態も起きる。これからマニュアル化だけで対応できるか心配だ。

生産ラインの模型2
(生産ラインの模型=トヨタ会館で)

  自分の職場では、人材育成ができていないとは思っていない。GL(グループリーダー)やTL(チームリーダー)が計画をたててやっている。しかし、技術や保全部門などでは、できていないと聞くことがある。

  豊田社長は、6月5日の「労使懇談会」で、トヨタを木の幹に見立て、急成長すると外見上は太く大きいが、年輪の幅が急拡大してもろくなると語っている。年輪の幅は狭くても、強い年輪を刻むことが重要だという。

  「生産に関する労使懇談会」(6月25日)では、常務役員が、組モデルを2チーム14人とすること、応援者を熟練者と非熟練者に分け、非熟練者の15%をガイドラインにする、などと語っている。人材育成と負荷低減のためだと思う。

  その懇談会では、2015年から発売する新車に適用する「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」をすすめることが前提になっている。部品の共通化だけではなく、ブロックごとに共通化しようというもので、開発から生産、流通、調達まで全体を見直すという大がかりなものだ。

  そこでは、期間従業員を募集しても、これまでは週200人程度採用していたが、現在では特別手当10万円を支給しても、週70人程度しか採用できないという深刻なことも出された。期間従業員が集まらなくなっている。定着率も下がっているのか?

 C 人材育成は、トヨタにとって、もっとも重要な課題になっている。強い年輪を刻むためにも余裕が必要だ。人を増やしてほしい。

  もっと人に投資すること――そう、現場にもっと愛がほしい。
職場は今 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2014/07/25 15:59

◎マツダ派遣切り裁判 労働者が会社と和解

 リーマン・ショック(2008年)時に、大手自動車メーカー、マツダの防府工場(山口県防府市)から派遣切りされ、裁判に訴えていた15人が7月22日、広島高裁のあっせんでマツダと和解しました。

 金銭解決による和解で、和解内容は、原告団と会社との取り決めで公表されません。山口地裁で、マツダの正社員として認められるという画期的な判決(13年3月)を獲得した原告団。

 職場復帰はできませんでしたが、“使い捨てが当たり前”とされてきた派遣労働者が立ち上がりました。生活費にことかきながらも、日本の派遣労働者全体の権利のためにたたかった5年3カ月は、日本の労働運動史上に新たな1ページを書き加えるものになりました。

 派遣労働は、一時的・臨時的で、正社員の代替にしてはならないというのが労働者派遣法の大原則です。正社員を、低賃金・無権利な派遣労働者に置き換えないようにするためです。このため派遣期間の上限は3年で、これを超すと派遣先は、派遣労働者を直接雇用する義務を負います。

 ところがマツダは、派遣会社から受け入れた派遣労働者を、3年を前に一時的にマツダの直接雇用の期間社員(“サポート社員”という名称)にしていました。さらに、期間社員も労働基準法で3年までとなっているために、3カ月と1日たつとふたたび期間社員を派遣労働者に戻していました。これをくり返していました。

マツダ 派遣切り裁判 佐藤さん

(全国自動車交流集会で発言するマツダの元派遣労働者で裁判の原告団事務局長の佐藤次徳さん=2011年2月、名古屋市)

 派遣期間上限の3年間を“クーリング”するために、マツダは違法な手段を使っていたのです。山口地裁は判決で、これを違法とし、元派遣労働者を正社員と認めました。原告団も弁護団も勝てるとは思わなかったというほどの画期的な判決でした。

 それは、リーマン・ショック時に派遣切り、期間工切りされた労働者は、全国で立ち上がり裁判は数十件におよびましたが、パナソニック偽装請負事件の最高裁判決(2009年12月。偽装請負を認めたものの、パナの雇用責任を認めず)が重しになって、敗訴が相次いでいたからです。

 マツダの派遣労働者の判決は、大きな激励と展望をあたえるものになりました。こうしたたたかいで、今回、和解にいたったものです。原告団の佐藤次徳事務局長は、「マツダの裁判は終わったが、労働者の権利を取り戻す新たなたたかいに頑張る」と決意をのべました。

             ◇

 原告団のたたかいは、どんなに困難なものであり、それを乗り越えて判決、和解にいたったのでしょうか。次は、「しんぶん赤旗」に掲載された原告団の1人の記事の要旨を紹介します。

マツダ AXELA
(派遣労働者は、マツダの車の生産に従事していました。写真は、マツダ車)

……
 マツダを相手に正社員で雇えと訴えた原告団。その生活は過酷です。
 原告のAさん(47)は妻(42)と昨年3月下旬、ホームレスになり、車中泊に追い込まれました。

 マツダを雇い止めされたのは2009年3月。半年後に見つけた仕事も1年で雇い止めされ、失業給付は3カ月で切れました。通院できず、自身は高血圧、妻は重い貧血を悪化させました。

  ■全財産積み

 アパートを引き払って軽自動車に衣類など全財産を積み、大分市の実家に転がり込みました。

 実家の妹に医療費を頼み、通院を再開しました。しかし、両親と妹に申し訳なく、1カ月で実家を出ました。心配をかけないよう「仕事を見つけた。落ち着いたら連絡する」と、うそをつきました。妹は5万円を持たせてくれました。

 行くあてもなく、市内の公園にたどり着きました。軽自動車の車中で寝ました。後ろの荷物で座席は倒せず、寒く、熟睡できませんでした。

 朝は6校切りの食パンを1枚ずつ。昼はなし。夜は値引きの総菜。水は公園で飲みました。妻に鉄分をとらせたくても、かないませんでした。
 「このまま体調を崩して死ぬかもしれない」

 車中泊が1週間近く続いたころ、近くで住み込みの仕事を見つけました。魚介類の行商でした。残った商品を買い取り、ガソリン代や部屋代を払うと毎日、赤字。数日後、社長に辞めると伝えると、商品の買い取り代が足りず、「保証人を立てろ」と迫られました。

 「いよいよダメだ」と追い詰められ、山口県労連に助けを求めました。原告団を支える副議長の高根孝昭さん(63)はAさんの突然の電話に、「何とかしてやる」と社長に談判し返済。山口市内に家賃2万円のアパートも紹介しました。

 山口に戻り、働きはじめた職場は繁忙期の半年だけ使われ、雇い止めされました。その失業給付が切れました。2、3日ごとにハローワークに通っていますが仕事はありません。

 Aさんは高卒後、大手銀行に就職。39歳でマツダに来るまで、転職先はいずれも正社員でした。派遣という働き方を初めて知りました。

 マツダでは完成車を目視検査していました。1分間に1台、百数十の項目を点検。始業の1時間前には出勤し、仕事を覚えました。半年で体重は15k減っていました。

 十数人の職場は半数が正社員で、半数が派遣社員。仕事は正社員と同じでした。主に1カ月間の契約をくり返し、計約4年半働きました。

 マツダは労働者派遣法を逸脱・脱法し、最長3年の上限を超えて都合よく働かせました。上限の前に3カ月と1日など一時的に直接雇用して派遣期間をリセットし、再び派遣に戻しました。Aさんは計3回、マツダに直接雇用されました。

 雇い止めになる最後の数週間は、自分たちに代わる正社員に仕事の引き継ぎをさせられました。

  ■支援の物資

 原告団に、地域の支援者からコメや野菜などの支援物資が寄せられます。「そろそろなくなるやろ」と定期的に事務所に届けてくれる人もいます。「周りの人たちのサポートがあって原告団が成り立っている。だからこそ頑張れる」。
Aさんはそう話します
その他 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2014/07/24 10:32

◎日産本社でスカイラインを見た

 7月中旬、横浜の“みなとみらい21”地区にある日産自動車の本社へ行った。本社にあるショールームへ、である。横浜駅とつながっており、改札を出て歩く。そごう百貨店をへて港の一部が見えてくる。本社ビルは、海に面していた。

 日産本社は、2009年に銀座から創業の地の横浜へ移転してきた。あるトヨタマンが、「銀座に本社がある日産は、夜な夜な飲み歩くことになる。工場の目の前に本社があるトヨタは、ひたすら仕事になる」などと日産の陰口を語っていたことを思い出す。

 移転の理由はともかく、広いショールームでは、日産の代表的車種のスカイラインをメインに展示していた。今年2月に14代目が発売された。6月5日には、「スカイライン200GT-t」が発売され、エンジンが話題になった。

日産 ショールーム
(日産自動車のショールーム)

 日産・ルノーとダイムラーが業務提携し、ダイムラー製の2リットルターボガソリンエンジンを搭載していたからである。メルセデスベンツの「E250」のエンジンと基本的に同じだという。

 自動車メーカーのグローバル化を象徴する出来事である。もともとスカイラインは、プリンス自動車工業が1957年に初代を発売した車だが、66年にプリンスが日産と合併したことで、日産の車種となった。

 テレビコマーシャルの“愛のスカイライン”、その性能のすごさから“羊の皮を被った狼”といわれた2代目…などと話題の多いスポーツカーである。カタログを見ると、383~569万円。とても手が出ない。

 高級車CIMA、電気自動車LEAF、FAIRLADY・Z…などが並ぶショールーム。その一角に、子どもたちが遊べるスペースがあり、若い母親たちがバギーを持ってたくさんきていた。

 幼い子どもたちから自動車に慣れ親しんでもらおうというねらいか。若者の自動車離れが叫ばれて久しい。展示されているような高級車、スポーツカーを買えるのは一部に限られている。メーカーの苦闘は続く。

その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2014/07/23 10:58

◎愛川欣也さんの勇気

 先日、上京したおりに靖国神社へ行きました。何度も行ったことがありますが、安倍首相が昨年末に参拝したことで、国際政治の焦点になっており、この目でよく確かめたかったからです。

 この日は、神社の「みたままつり」と重なっており、屋台が出たり、浴衣姿の女性も目立つなど、祭りかと思うほどの人出でした。全国各地の遺族会などの黄色い提灯が、沿道の両側に立ち並んでいました。

 靖国神社は、明治維新からアジア・太平洋戦争までの戦没者240万人余を祀っています。“天皇のため”にたたかって死んだA級戦犯など軍人・軍属だけ祀っているのです。侵略戦争を「自存自衛」の正義のたたかいだったと描く特殊な神社です。

靖国神社
(靖国神社)

 この日は、著名人らの思いを書いたパネルが展示してありました。あるアナウンサーは、「東南アジアの国々は『本来吾々が戦うべきところを日本が戦ってくれた』と先の大戦を感謝してくれています」と、事実をねじまげ、侵略戦争をたたえていました。

 ほとんどが、安倍首相と同じような侵略戦争賛美であふれていました。しかし、うかつでした。神社から帰ってネットを見ていたら、司会者で俳優の愛川欣也さんのパネルがあったというのです。

 「私たちは憲法を守る 憲法が私たちを守る 愛川欣也」

愛川欣也
(愛川欣也さんのパネル=ネットから)

 びっくりでした。靖国神社のみたままつりで、堂々と憲法9条を守ろうと呼びかけていたからです。その勇気に驚きました。安倍首相が憲法9条をこわす集団的自衛権の行使を憲法解釈で閣議決定(7月1日)した直後だったからです。

 愛川さんは、「マガジン9」のインタビューで次のように語っています。

 「戦後60年、この憲法があったから、日本がまがりなりにも自分の国の利益のために、よその国と戦争をしなかった。侵略もしなかった。…憲法9条はその基本なのですよ。だからこれを無くすのはもったいないし、ずっと大事にしてもらいたい」

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が19~20日に実施した合同世論調査によると、安倍内閣の集団的自衛権行使の閣議決定について、「評価する」が35・3%、「評価しない」が56・0%でした。

 安倍内閣の支持率は前回調査(6月28~29日)より3・1ポイント減の45・6%で、一昨年12月の第2次内閣発足後、支持率は最低の数字を記録しました。「支持しない」は40・2%と初めて4割を超えました。

 国民は、安倍内閣の暴走に「待った!」をかけています。
戦争と平和 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2014/07/22 16:08
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