◎ダントツの国際競争力 トヨタ、2014年には1000万台

 トヨタ自動車の13春闘で、会社の対応について、「妄想人」さんから2月27日、次のようなコメントをいただきました。
 
「今年もフォーマットありきのテンプレートに沿ったような繰返し『…到底困難』」

 第1回労使協議会で、トヨタ労組の一時金要求などに対し、会社が「要求に応えることは到底困難」とのべたことを痛烈に皮肉ったものです。確かに、毎年、同じようにのべているからです。

 もう1つ、“テンプレートに沿ったような繰返し”の言葉があります。豊田章男社長がのべた、「競争力の強化」という言葉です。これも春闘のたびにくり返しているものです。

 この言葉を聞いて、トヨタの2014年の世界生産台数がグループ全体で1000万台を超えるというメディアの報道を思い起こしました。トヨタが、トヨタとレクサスブランドの生産を950万台とする計画をたてていることが2月20日、わかったというニュースです。

 900万台超えは初めてで、ダイハツ、日野をくわえれば1000万台を超えるといいます。1000万台超えは、世界の自動車メーカーで初めて。トヨタは、GMとVWと激しく世界1を争っていますが、1000万台超えで、両社を突き放します。

新型クラウン
(新型クラウンは好調で、生産している元町工場は多忙です)

 トヨタは、2008、09、10年と3年連続世界1になりました。11年は、東日本大震災で生産が落ち、3位になりました。12年は、2年ぶりに世界1に返り咲きました。2013年も世界1が確実視されています。

 東日本大震災がなければ、今年をふくめて6年連続世界1になることは間違いないでしょう。これは、トヨタが世界1、ダントツの国際競争力を持っていることを証明しています。

 毎年、毎年、“テンプレートに沿ったような繰返し”の「国際競争力の強化」という言葉で、賃金を抑えようということは、そろそろやめてはどうでしょうか。今日2月28日は、第2回労使協議会です。
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2013春闘 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2013/02/28 08:56

◎賃上げが好循環に シリーズ「賃上げと安定雇用を」

出勤するトヨタ労働者 DSC_0016
(出勤するトヨタ社員ら。向こうは、トヨタ本社ビル)

 トヨタ自動車の13春闘は、あす28日に第2回労使協議会が開かれます。会社側は第1回労使協議会で、トヨタ労組が賃上げを要求していないにもかかわらず、「賃金を引き上げる要素は見当たらない」と全面否定。一時金については、「要求に応えることは到底困難」というかたくなな姿勢です。

 日本トップの1兆円利益をあげる企業が、このような姿勢でいいのでしょうか? 安倍首相も、“報酬”の引き上げを要請しています。賃上げすべきだという声がエコノミストからも多数上がっています。

 その一人、日本経済研究センター主任研究員・前田昌孝氏は、日本経済新聞電子版(2月13日)で、「日本経済、賃上げで好循環を起動させる局面」という論文を発表しています。

 このなかで、財務省の企業統計調査をもとに、「大企業の内部留保と賃金」の表を作成。「狭義の内部留保である利益剰余金が右肩上がりで伸びているのにもかかわらず、従業員1人当たりの賃金(賞与を含む)は2001年度の612万円を境に減少傾向となり、直近の2011年度は554万円になった」と指摘しています。

 表を見ると、大企業の内部留保は130兆円ほどにふくれあがっています。トヨタの利益剰余金(連結)は、約11兆円ですから、トヨタ1社でその1割ほどを占めます。トヨタが大企業の中でダントツであることがわかります。

 前田氏は、「産業界は発想を切り替え、賃上げを起点にして景気の好循環を引き起こすぐらいの戦略性を持ってもいいのではないか」と提起します。「賃上げから始まれば、一部は貯蓄されても、商品やサービスに対する需要も増える。企業は脱外需依存の余地が生まれるし、懐に余裕ができた消費者は輸入品も購入する。この結果、為替市場には円安圧力が加わり、企業にはさらなる賃上げの余裕ができる」と主張します。

表 賃上げで好循環に


 そして、「多くの企業が『賃上げは経営環境が好転してからだ』などと慎重になっていると、いつまでもこの好循環は始まらないかもしれない」といいます。

 この通りではないでしょうか。日本共産党は2月14日、「働くみなさんへのアピール 賃上げと安定した雇用の拡大で、暮らしと経済を立て直そう」を発表しました。
http://www.jcp.or.jp/web_policy/2013/02/2013214.html
 前田氏の主張とほぼ重なります。

 トヨタの第1回労使協議会で豊田章男社長は、「競争力の強化」をあげました。“賃上げは国際競争力をつけてからだ”という考えですが、“国際競争力論”は毎年、くり返していることです。前田氏のいうように、「慎重になっていると、いつまでもこの好循環は始まらない」ことになるでしょう。
2013春闘 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2013/02/27 10:15

◎未来工業とトヨタを比較してみました シリーズ「賃上げと安定した雇用を」

 痛快でした。日経新聞のインタビュー、「未来工業」の創業者、山田昭男さん(81)。「社員を日本1幸せに」というタイトルで、2月12日から15日までの4回連載。何度も喝采とさけびました。日本に、こんな企業があるのか!

 電気設備資材の製造販売などをてがけ、名古屋証券取引所の2部上場会社。本社は、岐阜県輪之内町にあります。休日日数は年間138日。経済産業省が「日本1休日が多い」と折り紙を付けました。

 残業は、なんと禁止! このため年間総労働時間は、ドイツやフランス並みの1640時間。「午後5時には会社に誰もいなくなるから、がらーんとしとるよ。終業後に趣味に時間を使ったり、家族持ちは帰宅して家族そろって夕食を食べたり、社員みんな喜んどるよ」と山田さん。

未来工業 日経


 トヨタは、2011年度で年間総労働時間は1914・2時間、残業は199・6時間です。トヨタの労働者は、未来工業の労働者より、年間約270時間、月数では1カ月も多く働いていることになります。

 未来工業の定年は70歳。しかも、60歳をすぎたら賃金が半分程度になる、トヨタのSP(スキルド・パートナー)のようではなく、60歳の賃金を維持しています。「けちなこと言わ」ない(山田さん)といいます。

 未来工業の平均年間給与は、617万円(平均年齢43・7歳)です。65歳では700万円あるといいます。トヨタは、740万円(平均年齢38・3歳)ですが、残業代や交代手当などがふくまれています。

 未来工業の単体の従業員、776人は全員が正社員(連結では128人のパートがいる)です。

 ビックリするような労働条件なのに、1965年の創業以来、経営赤字はありません。売上高経常利益率は10%で、超優良企業だといいます。

40 未来工業とトヨタの比較


 この山田さん、「しんぶん赤旗」日曜版(2月24日号)の1面に登場しました。日本共産党が2月14日に発表した「働くみなさんへのアピール 賃上げと安定した雇用の拡大で、暮らしと経済を立て直そう」の記事に対してです。

 山田さんは語ります。

 「今は大きな内部留保がある大企業までパートや派遣社員を使い、コストを下げる。人間をコスト扱いするなと言いたい。きちんと給料を払えば、社員はよく働くし、もらった給料を使うから製品も売れる。景気がよくなって会社も伸びるんです…」

 「日本共産党の言っていることは、まともだと思います。格差拡大を批判し、雇用の安定を求めるなら、自民党ではなく、共産党にもっと投票しろよ、と私は言っています」

未来工業 赤旗

2013春闘 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2013/02/26 11:39

◎トヨタ系で期間従業員募集 シリーズ「賃上げと安定した雇用を」

 このブログ「トヨタで生きる」に、トヨタ車体で期間従業員として働いていたドーナツさんから2月24日、コメントをいただきました。

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 「トヨタ車体」の期間工募集を、早く再開してほしいです。
貯金が無くなってきました。相当ツライです。
トヨタ車体は100%子会社なので、トヨタ自動車の「いいなり」なのは分かりますが、グループ全体が黒字である事をアピールするためにも募集再開してほしいです。
お願いします、トヨタ自動車さん。

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 「貯金が無くなってきた」とは本当につらい訴えです。トヨタ自動車の期間従業員は、初回契約は3カ月で、2回目からは3、6、6、6、6、5カ月契約で、最長2年11カ月です。いつ契約満了になるかと不安な思いで働いています。

 トヨタ車体では、プリウスやなどの販売が落ち込み、労働者は豊田自動織機などへ応援にだされています。期間従業員の募集もないようです。

タウンワーク 20130218号

豊田自動織機 期間従業員募集


 一方、「タウンワーク」(2月18日号)では、トヨタ系の豊田自動織機やトヨタ紡織、アイシン・エイ・ダブリュ、アドヴィックス(アイシン精機、デンソーなどのブレーキ会社)が期間従業員を募集しています。また、軽自動車を生産しているホンダ浜松製作所でも、期間従業員を募集しています。

 ドーナツさん。これらの企業に応募するのも1つの選択ではないでしようか。豊田自動織機では、「経験者手当」(2万円)、赴任手当(3万円)、食事手当(2万円)などを支給するとしています。

トヨタ紡織 期間従業員募集
アウビックス 期間従業員募集
アイシン・エイ・ダブリュ 期間従業員募集


 ドーナツさん。私たち日本共産党は、2月14日に、「働くみなさんへのアピール 賃上げと安定した雇用の拡大で、暮らしと経済を立て直そう」を発表しました。

 http://www.jcp.or.jp/web_policy/2013/02/2013214.html

 このなかで、「非正規で働く労働者の賃金と労働条件を改善し、正社員化を促進する」をかかげています。

 「労働法制の規制緩和で、派遣や契約社員などの非正規雇用を急増させたことが、低賃金社会にした大きな要因です。派遣法の抜本改正をはじめ、非正規雇用への不当な差別や格差をなくし、均等待遇をはかるとともに、非正規から正規雇用への流れをつくることは、『賃下げ』社会を克服するうえで不可欠です」

 ドーナツさんのような不安定な働きかたをなくすためには、正社員こそ当たり前の社会をつくるために、私たちは頑張ります。是非、日本共産党の政策をホームページで見てください。
期間従業員 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2013/02/25 10:50

◎原発即時ゼロ 豊田リポート

豊田行動1 20130223

 2月23日、久しぶりに豊田市での原発即時ゼロ行動に参加した。昨年は、首相官邸前行動に呼応して、毎週金曜日の夜に行われたが、昨年12月から今年3月までは、月1回、土曜日の昼におこなわれている。

 この日は、土曜日だがトヨタ自動車が土曜日も含めた6日出勤(年度末の増産)のために、豊田の繁華街は、いつもより人通りが少ないように感じた。風の強い日だったが、約40人が参加した。

豊田行動3 20130223

豊田行動4 20130223


 「サンタが町にやって来て、原発持って行っちゃった “僕の初夢”」「大飯原発をすぐ止めよ!」「NO NUKES」―などと「さまざまなプラカードを持ちよった。

 豊田駅前での集会では、大村よしのり市議(日本共産党)が、豊田市に隣接する岐阜県土岐市の核融合科学研究所で行われる、重水素を用いた核融合実験について市民の不安の声があること、3月市議会で市の対応について質問したいと報告した。

 参加者は、駅前→豊田市役所→中部電力豊田支所→駅前のコースをデモ行進した。豊田市では、トヨタ労組のデモがまったくないから、デモ行進をじっと見る人の姿が見られた。

豊田行動2 20130223


                    ◆

 脱原発をめざす1点でのさまざまな行動が政治を変えようとする――そんな思いを本にしたものが相次いで出版されている。

 音楽家の坂本龍一さんが呼びかけ、昨年7月7~8日に開かれた原発に反対するフェスティバル。『NO NUKES 2012 僕らの未来ガイドブック』(小学館スクウェア)は、画家の奈良美智さんの絵が表紙を飾っている。

 経済産業省前でハンガーストライキをして原発なくせと訴えた90歳の作家、瀬戸内寂聴さんらが書きつづった『脱原発とデモ―そして、民主主義』(筑摩書房)。「誰もが、政府の対応は一向に自分たちの心に降りて来ない、はるか上空で、彼等の政策の1つとしてしかこの事故収拾に取りくんでいないと言いつづけた」(瀬戸内さん)と政府を告発する。

 2012年3月29日、300人が首相官邸前に集まった。その後、万の単位で集まるようになった毎週、毎週の金曜日行動の始まりだった。それをまとめた『金曜官邸前抗議』(河出書房新社)のサブタイトルは、「デモの声が政治を変える」だ。

脱原発本 3冊

原発ゼロへ | コメント(2) | トラックバック(0) | 2013/02/24 10:05

◎シリーズ「賃上げと安定した雇用を」 「じーっとしている(内部留保は)異常だ」

 国会で「内部留保」のバトルが起きています。仕掛けたのは、日本共産党。応じたのは、安倍総理や麻生副総理・財務相です。

 麻生「いまこれだけ(企業の)内部留保が厚くなったのだから、労働分配率を上げろというのは連合の仕事なんじゃないの」(2月22日)

 麻生「たまった内部留保が賃金や配当、設備投資に回らず、じーっとしている(今の)状態は異常だ」(20日、日本共産党の大門実紀史参院議員の質問に対する答弁)

 口火を切ったのは、1月31日の志位和夫委員長の衆院代表質問です。安倍首相のデフレ経済脱却策「3本の矢」を批判し、「働く人の所得が減り続けてきたことが、デフレ不況の最大の原因」と指摘。「大企業の内部留保は不況下でも増え続け、260兆円にものぼっており、そのごく一部を還元しただけで賃上げは可能です」と主張しました。

 続いて笠井亮衆院議員が衆院予算員会で2月8日、内部留保について、「大企業のなかに手をつっこんでお金を取り出して国民のために使えと言っているのではなくて、それぞれの会社が自ら雇っている労働者や下請けの給料が上がるために使うように、政治がルールつくろうということを提起しているんです」とのべました。

 安倍首相は、笠井議員の質問に対し、「経営者に要請する」と答弁したのです。これを受けて2月12日、安倍首相は日本経団連の米倉弘昌会長ら財界トップに、「業績が改善している企業は報酬引き上げなどを検討していただきたい」と要請しました。

内部留保日本1
(内部留保日本1のトヨタ自動車の本社)

 先に紹介したように、麻生副総理は「たまった内部留保が賃金や配当、設備投資に回らず、じーっとしている(今の)状態は異常だ」といいます。

 トヨタでは(2012年3月期決算)―。
 内部留保    14兆円(連結)
 給料および手当 1294億円(単独)
 株配当金総額  1577億円(単独)
 設備投資    7067億円
 研究開発費   7798億円

 日本1の内部留保は、「じーっとしている」のでしょうか? そうだとすれば、「異常」ですね。トヨタの13春闘、頑張りましょう!



2013春闘 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2013/02/23 10:26

◎1兆円利益でも 一時金4カ月?

 トヨタ自動車の13春闘。2月13日、第1回労使協議会が開かれました。トヨタ労組の要求は、賃上げは4年連続で求めず、定昇にあたる「賃金制度維持分」と年間一時金205万円(昨年の妥結額は178万円)です。

 安倍首相が、デフレ不況の克服のために日本経団連など財界に“報酬”の引き上げを要請するという異例の展開になった13春闘。しかし、トヨタは3月期決算で、日本1の1兆1500億円(連結)、1500億円(単体)の営業利益をあげる見通しなのに、賃上げはなし。これで5年連続ベアゼロという、こちらも異例の事態です。

 トヨタ労組の評議会ニュースによると、労使協議会で豊田章男社長は、2008年のリーマン・ショック時の赤字、世界的なリコール問題、東日本大震災時の生産ストップなどのために、トヨタは「『とにかく出血を止め、大けがした体を治療すること』に追われてきた。大けがからようやく回復しつつある」とのべました。

 その上で、「持続的成長の実現」と「真の競争力の強化」について、「労使で理解を深め合い、議論を進めて行きたい」と語りました。2011年は、2年ぶりに世界1になり、世界1の競争力を持ちながら、さらに競争力の強化を労組に求めました。

 この後の論議では、会社側から、労組が賃上げを求めていないのにもかかわらず、「賃金を引き上げる要素は見当たらない」「賃金の引き上げが、万が一にも競争力の低下を招き、雇用に影響を与えることのないよう、慎重な上にも慎重に判断しなければならない」と強い調子で賃上げを否定しました。

 さらに一時金については、「4カ月程度が適当」とのべたり、「本年の要求に応えることは到底困難であるといわざるを得ない」(小沢哲副社長)と、労組の最低限の要求さえしりぞけました。

 第2回労使協議会は、2月28日。回答は3月13日です。

トヨタ本社と社員
(出勤するトヨタ社員らとトヨタ本社ビル)
2013春闘 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2013/02/22 09:08

◎サラリーマン川柳にニンマリ


 思わずニンマリの第一生命のサラリーマン川柳。そのベスト10を選ぶ投票が、今年もネットで始まっています。100句の中から3月19日までに選ぶというもの。その中から紹介すると―。

 小遣いに 消費税を かける妻
 ゆるキャラの おなか指さし ママみたい
 風呂にいた ムカデ叩けば ツケマツゲ
 ジャンケンで 妻が負けても センターだ

 傑作の1つは―。

 党名を 覚える前に 投票日

未来の党 ポスター


 5日で消えた「太陽」という政党。そうそう、「日本未来の党」というのもありました。昨年12月の総選挙から2カ月。街中に、色あせたポスターが残っていました(写真)。

 さて、管理人も触発されて作った駄句は―。

 給料日 どこが世界1かと 妻が聞く (トヨタマン)
 安倍さんよ オレの小遣い デフレ不況 (恐妻家)
 ベアゼロで オレの小遣い ベアゼロに (トヨタ組合員)

賃上げ ティッシュ
職場は今 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2013/02/21 09:17

◎クラウン、マークXの交換の怪

 大阪府の小南修・池田市長が、業者との間でクラウンとマークXを交換したことが問題になっています。

 図を見て下さい。日経新聞(2月17日付)のものです。同紙によると、小南市長は、池田市の外郭団体「市公共施設管理公社」の理事長(2003~08年)、副市長などを務めた後、昨年12月の市長選で初当選しました。

日経 クラウン交換の怪


 市長は、土木工事会社社長と、図のように自分のクラウンと社長のマークXを等価交換したといいます。市長は2011年2月、マークXを中古車販売業者に下取りに出し、シトロエンC6を購入したといいます。

 さらに、同じ11月、C6を社長が前名義人だったクラウンハイブリッドと交換したといいます。社長は、08~12年にかけて市や公社の発注の15件の事業、総額4200万円を受注していました。

 なぜ、こんな奇怪な車交換をしたのか? 市長は、公社発注の事業の便宜をはかったことはないとのべています。メディアでは、市長が口利きをしたのではないか、車は不等価交換ではないのか、などと報じています。

 いずれにせよ、私たちが心を込めて生産しているクラウンやマークXが、こんな不可解なことに使われ、利用されたとするならば許せないことです。真相を明らかにしてほしいものです。

クラウン ハイブリッド
(クラウン・ハイブリッド)
                         ◇

 この記事は、2月20日アップの予定でしたが、都合により19日にアップしました。
その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2013/02/19 21:23

◎残業代がなくなる?

 トヨタ自動車のホワイトカラー(事務職、技術職)のみなさん。あなたの年収はいくらですか? 400万円以上ですか? それは危ないですよ。安倍晋三内閣のもとで、残業代がなくなるかもしれないという話です。

 トヨタで2011年度に、年間360時間以上の残業をした事務・技術職は2000人以上になります。仮に1時間当たりの残業代を3000円とすると、100万円以上の残業代になります。これがなくなったらどうしますか?

 安倍内閣が1月23日に復活させた「規制改革会議」は2月15日、雇用や健康・医療など4分野の規制緩和の議論を始めました。このうち雇用分野では、企業から解雇された労働者が裁判で勝利しても、職場復帰の代わりに金銭解決できる仕組みを取り入れようとしています。企業は、いくらでも解雇できることになります。

 トヨタの事務職、技術職にとってドキッとするのは「ホワイトカラー・エグゼンプション」を導入しようという動きです。エグゼンプションとは、除外するという意味です。日本経団連は、年収400万円以上のホワイト労働者を、労働基準法の労働時間の規制の対象外、除外せよと主張してきました。第1次安倍内閣の時に、これを法案化しようとしました。

 当時、“残業代ゼロ法案”として、連合、全労連など労働界がこぞって反対し、強行できなかったものです。今でも裁量労働制で、残業が付かないホワイトカラーが増えています。労働時間の規制がはずされるエグゼンプションが導入されれば、圧倒的多数のホワイトの残業代がなくなるばかりか、過労死に追いやられる恐れもあります。

 トヨタでは2006年1月、カムリのチーフ・エンジニア(45)が過労死しました。死亡1カ月前から6カ月前の残業時間は、月79~114時間でした。

 伊地知隆彦専務は昨年8月、「今の労働行政では、若い人に充分に働いてもらうことができなくなっている。若い人たちに時間を気にしないで働いてもらう制度を入れてもらわないと、日本のモノづくりは10年後とんでもないことになるのではないかと思う」とのべました。

 トヨタの技術者たちはいま、燃料電池車など次世代の車の開発に追われています。トヨタの36協定では、現在1カ月に80時間まで残業できます。伊地知専務がいうように労働時間の規制がなくなれば、どうなるでしょうか。

 規制改革会議の議長は、住友商事の岡素之相談役で、15人のメンバーのうちの9人が新日鉄住金など企業の役員や研究員です。雇用の規制緩和の動きは、日本経団連=”財界中心”の政治のあらわれの1つといえるでしょう。

toyota テクニカルセンター
(トヨタの技術者が働くテクニカルセンター)
職場は今 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2013/02/19 09:53
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