◎初めてヒロシマを訪ねた

広島原爆資料館
(原爆で融けたビンなど)

 初めてヒロシマの原爆ドームを訪ねた。広島市での「日本のうたごえ」全国交流会に参加した後に、平和記念公園や原爆ドーム、平和記念資料館などを見て歩いた。

 原爆の熱と爆風、放射線で破壊され、溶け、8時15分で止まった時計やびん、全身に火傷を負った男性、ケロイドが残る女性…資料館の展示は、生々しい。

 展示パネルの中に、原爆模擬爆弾が投下された都市の地図があった。長崎に投下された原爆は、「パンプキン」と呼ばれている。同じ型のものに、プルトニウムに代わって通常の高性能火薬を詰めた1万ポンド爆弾(5トン)が、原爆模擬爆弾だ。

原爆模擬爆弾投下都市
(原爆模擬爆弾が投下された「都市)

 福島市や東京、名古屋、神戸、宇部(山口県)、宇和島(愛媛県)など全国各都市に投下されている。このなかに豊田市がふくまれている。豊田市には、戦時中、軍用トラックなどを生産していたトヨタ自動車があったからだ。現在の本社工場やトヨタ会館の南側など3発が投下された。

 広島には5つの川が流れている。平和大通りには、路面電車が走り、のどかな雰囲気を感じたが、市内のいたるところに原爆犠牲者を追悼する記念碑がたっている。広島にいた35万人のうち、約14万人が犠牲になった。

 核廃絶は日本人の願いであり、世界に向けてそのメッセージを送るのが責務だ。

 ところが、「日本維新の会」の石原慎太郎代表が、「日本は核兵器に関するシミュレーション(想定実験)ぐらいやったらいい」とのべ、核兵器保有を正当化した。代表代行の橋下徹大阪市長も広島で「非核三原則」の見直しを公言した。

 こんな「維新の会」が、大きな政治勢力になったら、日本人は核兵器好きと思われてしまう。広島、長崎だけではない。原爆模擬爆弾を落とされた豊田市民としても、こんな政治家にはノ―を突きつけたい。広島市内を歩いて、そう思った。

広島の原爆ドーム
(夜の原爆ドーム)
スポンサーサイト
その他 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2012/11/30 09:38

◎広島で「日本のうたごえ」

201211 歌こえ
(「トヨタ労働者うたう会」の合唱)

 2012年の「日本のうたごえ」全国交流会が11月23日から3日間、広島市で開催された。「トヨタ労働者うたう会」は、今年も参加した。

 被爆地で行われた交流会は、2度と被爆者を出すまいという願いが、福島原発事故で踏みにじられるなかで開かれた。今も16万人が避難している。放射性物質が大気中に海中に放出されている。それだけに、原爆も原発もなくさねばという思いが強まった。

 「トヨタ労働者うたう会」は、刈谷市職員(刈谷美術館勤務)だった倉田康弘さんの過労死認定を求める運動のなかで作られた創作曲「未来に向かって」を歌った。
 ♪ 命より大切な仕事って何ですか

 また、ポーランド民謡の「バラを植えよう」を歌った。
 ♪ 世界中が嵐の中にあっても未来のためにバラを植え続けよう

 24日(土)夜は、「ピースウエーブコンサート」が開かれ、全国から1800人が参加した。「がんばろう」の歌の作者として有名な労働者作曲家「荒木栄」の没後50年企画として組曲「地底のうた」が演奏された。

 九州の三井・三池炭鉱の落盤事故とそのたたかいを歌ったものだ。「落盤だァー」「埋まったぞー」と歌い、「奪ったやつは誰だ!」「三井独占!」「殺したやつは誰だ!」「アメリカ帝国主義」と叫ぶ場面が出てくる。

 労働者の安全より利益を優先した三井炭鉱、日本の石炭を石油に置き換えようとしたアメリカへの怒りをストレートにぶつけたものだ。閉山で失業に追い込まれた炭鉱労働者は、全国の工場に散らばっていった。トヨタにもたくさんの炭鉱労働者がきた。

 1961年に「地底のうた」が作られてから半世紀。日本の政治は、「自民党型」で変わっていない。近づく総選挙では、「アメリカいいなり」、大企業など「財界中心」の政治を何としても変えねばとの思いを強くした。

201211 原爆ドーム
(広島の原爆ドーム)
その他 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2012/11/29 13:43

◎政党の命・政策 日本共産党が「改革ビジョン」を発表

 政党にとって政策は命です。衆院選を前に、政党の合従連衡が日替わりで繰り広げられていますが、政策そっちのけの野合といわれるのが橋下徹・大阪市長の「日本維新の会」と石原慎太郎・前東京都知事の「太陽の党」の合併です。

 「維新の会」がそれまで主張してきた「脱原発」と「企業・団体献金の禁止」が消えてしまいました。11月27日に発足した、嘉田由紀子滋賀県知事が代表の「日本未来の党」は、「卒原発」というあいまいな表現でした。これを指摘されて翌28日に「10年後にはゼロにする」とのべました。

 こんなブレまくる“第3極”に、国民は政治を託せるのでしょうか? この点からいって、「即時原発ゼロ」などの政策をかかげる日本共産党には、いっさいのブレはありません。

 日本共産党は11月26日、総選挙政策―「日本共産党の改革ビジョン」を発表しました。同日夜のNHKニュースでは、志位和夫委員長の記者会見の様子が放送されました。

 タイトルは、「60年続いた『自民党型政治』のゆがみを断ち切り、『国民が主人公』の新しい日本を『提案し、行動する。日本共産党』の躍進を訴えます」です。

 A4で約20ページ。デフレ不況から抜け出す道、社会保障充実と財政危機打開、即時原発ゼロ、TPP反対、東日本大震災からの復興、いじめ問題など教育、安保条約廃棄、領土問題の解決、民意が反映する選挙制度、憲法改悪阻止の10項目で、いずれも日本の直面する課題をどう解決するのかの道筋を具体的に示した改革ビジョンです。

 たとえば、「景気を何とかしてほしい」――トヨタの労働者がだれもが望んでいることです。ビジョンは、次のように指摘します。

 「どんな国でも、経済を発展させようとすれば、内需を活発にすることが基本です。そして内需の大部分は家計消費で、GDP(国内総生産)の6割近くになります」

 「ところが、歴代政権は、それを応援するどころか、逆に破壊する『逆立ち』の政策をとってきました。ここにこそ、デフレ不況の根本問題があります。外需=輸出が増えても、それによって働く人の所得が増え、国内の需要と投資に還元されなければ、デフレ不況から抜け出すことはできません」

 そして、「2つの提案」を示しています。(1)消費税の大増税を中止します。
(2)大企業の260兆円の内部留保を、雇用や中小企業に還元します。

 このうち、(2)については、「大企業には、利益剰余金などの内部留保――ため込み金が260兆円もたまっています。このお金を、雇用や中小企業に還元し、所得を増やし、内需を喚起し、デフレ不況の悪循環を断ち切って、企業活動を活発にするという好循環へと転換させていく政策を行います」と主張しています。

 具体的には―
 ●大企業による違法・脱法のリストラをやめさせます
 ●ヨーロッパでは当たり前の解雇規制法をつくります
 ●リストラ・アセスメントの制度をつくります
 ●正規雇用を原則に、有期雇用を規制します
 ●異常な長時間労働を是正し、労働時間短縮で雇用を創出します
 ●賃下げ政策を転換し、最低賃金を大幅に引き上げます

 トヨタの労働者が関心を持っている内容ばかりでしよう。ここには引用できないほどの豊かな内容です。ぜひとも次のアドレスで読んでください。

 http://www.jcp.or.jp/web_policy/2012/11/20121126-1.html

日本共産党改革ビジョン 写真 
その他 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2012/11/28 17:03

◎「今週のトヨタ・スケッチ」 11月19日~25日

 ・11月21日 (水) ▽トヨタの米国法人は、ピックアップトラック「タコマ」をリコールすると発表。2001年─04年のモデルの約15万台が対象。寒冷地でスペアタイヤが外れて落ちる可能性があるためという(ロイター)。

 ・11月23日(金) ▽中国・広州モーターショー開幕 トヨタ自動車は、新型SUV・「VENZA・威颯(ヴェンザ)」を初披露し、環境車もフルラインアップで出展するなど34台を展示。大西弘致専務は、「困難なときこそ、中国を愛し、考えていく」とのべた。
その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012/11/27 09:43

◎原発のない未来 どの政党を選択しますか


 3月から毎週金曜日に、首相官邸前で原発なくせ、大飯原発再稼働反対の行動を続けている「首都圏反原発連合」。年末の12月28日まで続けます。これに呼応して、豊田市でも市民が8月から豊田駅前から中部電力豊田営業所までデモ行進をしています。

 その反原発連合が、総選挙で原発のない未来のために、「あなたはどの政党を選択しますか」というポスターを作成しています。各政党の「脱原発」の姿勢を一覧表にしているものです。

 ◎は脱原発、○は段階的脱原発、△は原発維持に近い脱原発、×は原発維持・推進です。一覧表の一番上左端は、日本共産党です。14政党のうちで、◎が最多の4つあり、「即時原発ゼロ」になっています。

 「しっかりと各政党の姿勢を見極めてください」と呼びかけています。

首都圏反原発 ポスター
原発ゼロへ | コメント(1) | トラックバック(0) | 2012/11/27 09:38

◎13春闘へ トヨタシンポ開く

 2013年春闘めざし、第29回トヨタシンポジウム(愛知県労働組合総連合などでつくる実行委員会主催)が11月25日、愛知県刈谷市内で開かれました。会場からはデンソーの本社ビルが見えます。豊田自動織機の本社や工場などが立ち並ぶトヨタグループの発祥の地です。

 12月に総選挙が行われますが、デフレ不況をどう克服するかが争点の1つになっています。この日の日経新聞は、「上場企業は約60兆円の資金を手元に持つ。こうした『死に金』が投資に回れば資本効率が向上する可能性も高まり…」と書くほど、大企業は金をため込んでいます。

 日経はさらに、「デフレの原因である『需要不足』」とのべたり、「賃金上昇を伴わない物価上昇は、個人消費をかえって抑制する」というエコノミストの見解を紹介し、内需拡大と賃上げの必要性を指摘しています。

 シンポであいさつした榑松佐一実行委員長(愛労連議長)は、「労働者の賃金はこの10年間、下がり続けている。日本共産党は、労働者のふところをあたためることが必要だと主張しているが、日本銀行の白川方明総裁も賃金の引き上げをのべました」と指摘しました。

 これは白川総裁が、自民党の安倍晋三総裁が日銀に対しもっと紙幣を刷って金融緩和策をすすめるべきだ、と主張していることに反論したなかでのべたものです。白川総裁は11月20日、「国民が望んでいるデフレ脱却は単に物価だけが上昇する事態ではなく、企業収益や雇用、賃金増加を伴って経済全体が回復し、その結果、物価がゆるやかに上昇していく状態だと思う」とのべました。

 シンポでは、愛知大学中部地方産業研究所の梅原浩次郎研究員が「グローバル経済と雇用の不安定化―企業の社会的責務をどう果たさせるか―」と題して講演しました。

 梅原氏は、国税庁の調査で労働者(正規、非正規を問わず)の平均年収は2001年の454万円から2010年の412万円へと42万円減少していること。リーマン・ショック後の就業の場の減少、平均年収の減少で、消費購買力が落ち込み、地方自治体の財政問題が困難になっていると指摘しました。

 そして、自動車産業に特化した愛知県の自治体の税金の減収率はとりわけ大きく、豊田市の08~09年度の法人市民税の減収率は、96・3%にもなっているとのべました。

 基調提起で吉良多喜夫事務局長(愛労連事務局長)は、トヨタの連結内部留保は日本企業トップの13兆円もあること。一方でトヨタの下請けに行ったアンケートでは「単価の切り下げは当たり前の様に行われている。断ると仕事がなくなると脅されます。この手法に問題は無いのでしょうか? アンチトヨタにならざるを得ない!」などの声を紹介しました。

 その上で、「賃金の引き上げが内需拡大をはかる最大のポイント」とのべ、トヨタに内部留保の社会的還元を求めて来年2月11日に「トヨタ総行動」を行い、集会、宣伝など終日、多彩な行動を展開しようと提起しました。

 連合労組のもとで4年連続ベアゼロになっている、トヨタの職場から労働者が報告しました。「豊田章男社長は国内生産300万台を守るといっているが、海外生産は6割にもなっている。トヨタ労組は、海外支援に向けた『提言活動』をしている」などと報告しました。

 豊田市の大村よしのり市議(日本共産党)は、「豊田市の法人市民税は、毎年平均300億円ほどあったが、リーマン・ショック後はほとんどゼロに近くなった。市はこれまでの”貯金”を取り崩している。トヨタや関連企業からの税収が大幅に減っているのに、トヨタの設備投資に産業立地補助金を出している(11年度でトヨタグループに約4億6000万円)。トヨタの社員らの税金をトヨタへ還流させている」と指摘しました。

20121125 トヨタシンポ
2013春闘 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2012/11/26 12:35

◎平和でこそ乗用車は販売できる

 中国・広州モーターショーが11月23日、始まりました。トヨタ自動車は、新型SUV・「VENZA・威颯(ヴェンザ)」を初披露し、環境車もフルラインアップで出展するなど34台を展示しています。

 トヨタの大西弘致専務は、前日のプレスカンファレンスで、「困難なときこそ、中国を愛し、考えていく」とのべました。尖閣諸島問題で、10月の日本車の対中国輸出が、前年同月の8割減となったことを意識してのことでした。

 これほどの激減は、自民党の小泉純一郎・元首相の靖国神社参拝で、中国からの批判が高まった2001年10月(88・3%減)以来といいます。日本と中国との貿易関係は、お互いの国の経済、景気を左右するほど深まっています。

 こうしたぎくしゃくは、石原慎太郎・前東京都知事(日本維新の会代表)が「尖閣諸島を都が買い上げる」と、今年4月に発言したことがきっかけでした。石原氏は、中国を「シナ」と呼ぶなど蔑視し、挑発してきました。

 自民党の安倍晋三総裁は、小泉元首相の後を受けて首相になりましたが、1993年に衆院議員になってから、自民党幹事長や官房長官在任時も靖国神社に参拝していました。首相在任中は、「参拝したかしないかは言わない」との姑息な態度でした。

 安倍総裁が、21日に発表した自民党の政権公約は、集団的自衛権行使や国防軍創設、尖閣諸島に公務員を常駐化させるなど憲法改悪の超タカ派ぶりを示しました。

 石原氏の片腕となって日本維新の会の代表代行になった橋下徹大阪市長は、「従軍慰安婦慰が軍に暴行、脅迫を受けて連れてこられた証拠はない」などとのべたり、国是といわれるほどの「非核3原則」の見直し発言をするなど、石原氏や安倍氏と変わらぬ超タカ派です。

 こうした政治家が衆院選で勝利するようなことになれば、中国や韓国など東アジア諸国との関係は、いま以上に険悪になるでしょう。日本共産党の志位和夫委員長は、ニコニコ動画からのインタビュー(9月20日)で次のようにのべました。

 「なぜ、尖閣問題で日本政府が及び腰か。この問題をたどると日清戦争までさかのぼるわけです。日清戦争というのは、結果を見れば明らかなように、中国の領土を奪った侵略と領土拡張の戦争でした。しかし、そういう問題についても、きちんとした歴史認識がないでしょう、自民党の政権にもなければ、いまの政権にもない」

 「ところが、尖閣問題を本当にきちんと日本の立場にたって、解決しようと思ったら、日清戦争で日本が奪った領土はどこなのか、そうではない領土はどこなのか、これを仕分けしないといけない。奪ったのは台湾と澎湖列島です。尖閣諸島はそうじゃない。この仕分けをきちっとしてこそ、解決する」

 「これは、逆にいうと侵略戦争に対する反省をちゃんとやってこそ、仕分けができる。侵略戦争に対する反省がないと、侵略で奪った領土と、そうじゃない領土の区別が、自分でもつかなくなる。そういう問題なのです」

 侵略戦争に対するまともな反省がないばかりか、侵略戦争をすすめたA級戦犯を祀っている靖国神社に参拝したり、超タカ派的な言動を続ければ、政治問題で終わらず、経済問題にも発展するのです。

 トヨタが2012年に中国で販売する計画は100万台です。これは、日本市場(167万台を計画)の約6割になります。平和であってこそ乗用車は販売できるものです。近づく総選挙で、安倍、石原、橋下の各氏が率いる党が躍進するようなことがあれば、中国で日本車はもっと売れなくなるでしょう。厳しい審判を下すことが必要ではないでしょうか。

VENZA  威颯 (ヴェンザ
(VENZA・ 威颯(ヴェンザ)。トヨタは、来年中国市場で販売する予定です=トヨタのホームページから)
その他 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2012/11/25 06:41

◎トヨタ関連でも「支援する会」へ加入運動 名前だけ貸したが

 先日、トヨタの関連・下請けで働いている友人が、突然、訪ねてきた。「労組が、来年夏の参院選で、候補者の『支援する会』の会員を集めているので、名前だけでもいいので、入会してほしい」ということだった。

 話を聞いてみると、友人の会社の労組は、全トヨタ労連に加盟しているという。同労連は、トヨタ労組やトヨタの関連・下請けで組織している。30万人以上いるという。

 トヨタ労組の上部団体の自動車総連は、参院選で新人の日産労組出身のいそざき哲史を応援するという。リーフレットには、トヨタ労組が推す民主党・直嶋正行参院議員、同、古本伸一郎衆院議員が推薦している。

 しかし、いそざき候補の政党所属は書いていない。民主党と書くのは、あまりに評判が悪いからか? 政策については、「自動車関連諸税の抜本改革」などと会社が販売をふやすためにいっているようなことを書いている。

 友人の職場は、トヨタと同じように9月ぐらいまでは休日出勤も多くて忙しかったようだ。今は1時間前後の残業だけになり、まともな生活リズムになったといっていた。

 いそざき候補の政策には、労働条件の向上など働く者の政策は見当たらない。「支援する会」の会則を読むと、「会費は徴収しません」とある。政治家の活動には金がかかると聞いているが、どこから出てくるのだろうか?

 とにかく、頼みこまれたから、気の毒に思い、名前だけを貸してやった。こんなことまでしなければならないのか。

いそざき支援する会

              ◇

 この記事は、11月24日にアップの予定でしたが、都合により23日にアップしました。
その他 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2012/11/23 21:20

◎民主党をいつまで支援をするのか トヨタ労組大会での代議員意見 (下)

 トヨタ労組大会(10月13日)で、4選をめざす組織内候補の民主党、古本伸一郎氏を支持、応援することに対し、代議員から疑義がでました。執行部は、「単に『民主党だから』というだけで推薦するのではない」などと苦しい答弁をしました。

 そして、民主党政権で政策・制度で前進したとのべましたが、具体的にあげたのは、「自動車関係諸税の一部軽減」というものでした。これは、トヨタなど自動車メーカーが販売増のために求めていたものです。私たち労働者、国民の要求はほとんど実現しませんでした。

 消費税の増税は、民自公の「3党合意」で強行されましたが、国民の半数以上は増税に反対しています。トヨタ労組が推薦する古本氏は、後援会のリーフレットで、「増税分は、全額『社会保障』に使途を限定」とか、「増収分は、公共事業に使いません!」などとのべています。

 ところが、民自公3党は消費税増税法案の付則18条に「成長戦略並びに事前防災及び減災等に資する分野に資金を重点的に配分する」と付け加えました。付則の条文を書いた宮沢洋一議員(自民)が「(増税で)かなり楽な部分が出てきて、今までできなかった政策が実現できる」と説明していました。

 これについて日本共産党の山下よしき参院議員が、今年7月27日の参院社会保障・税特別委員会で、「消費税増税で入ってくる13・5兆円を防災に名を借りた『公共事業』に重点配分するということだ」とただしました。法案提案者の野田毅議員(自民)は、増税で生まれる“ゆとり”をあてることについては「大きな意味ではそういうことだ」と公共事業にあてることを認めたのです。

 総選挙の争点になる原発については、首相官邸前行動でみられるように、「原発即時ゼロ」が世論になっていいます。

 ところが古本氏は、「不安定な電力供給」になるなどとして「2030年代に原発ゼロをめざす」としています。30年代といえば2039年までをさし、今から27年も先のことです。

 関西電力大飯原発の再稼働を野田民主党政権は認めました。しかし、今年の夏は稼働をしなくても電力に余裕があったくらいです。「不安定な電力供給」というのは、結局、原発を再稼働させる口実にすぎませんでした。

 こうした政治家を、労組は「いつまで支援をする」のでしょうか。

2009 民主党マニフェスト

(「ウソつきの代名詞」とまでいわれるようになった民主党の2009年衆院選のマニフェスト)
その他 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012/11/23 11:21

◎堤工場など豊田市で訴え 「提案し、行動する党。日本共産党」

20121121 豊田党委宣伝1
(トヨタ堤工場前での訴え)

 総選挙(12月4日告示、18日投票)を目前に、日本共産党は11月21日、豊田市内のトヨタ自動車堤工場前やメグリア前、住宅前など10カ所で「提案し、行動する党。日本共産党」、議席倍増をめざす日本共産党への支持を訴えました。

 党愛知県委員会や同後援会が行っている全県キャラバンの一環です。午前10時から午後5時まで行動。大村よしのり、根本みはるの両豊田市議をはじめ、各所で後援会員らが訴えました。

 午後3時からは、2直の労働者が出勤する堤工場の門前で呼びかけました。大村氏らは、今度の総選挙は、60年間続いた「アメリカいいなり」「財界中心」という“自民党型”政治を断ち切る絶好のチャンスと訴えました。

 そして、トヨタの企業城下町の豊田市は、古い自民党型の政治が典型的に現われた街であると指摘しました。

 その上で、今回の総選挙は、鳩山由紀夫・元代表が出馬を断念したことに見られるように、自民党とウリ2つの政党へ堕落した民主党、集団的自衛権行使や国防軍創設などの政権公約を発表した安倍晋三総裁の自民党、核兵器のシュミレーションをやるべきだと発言した石原慎太郎代表の日本維新の会―こうした自民党型の党と「4つのビジョン」などを提案し、国民の願いを実現する日本共産党の対決になっていると強調しました。


20121121 豊田党委宣伝2
(住宅前での訴え)

 日本共産党は、戦前から反戦・平和、国民が主人公の立場をつらぬいてきた党であり、トヨタの職場でも労働者の雇用と労働条件の向上のためにたたかい続けていると主張。「みなさんの力で政治と職場を変えよう」と呼びかけました。

 さらに、消費税の増税を中止することや原発即時ゼロ、TPP反対、外交交渉による領土問題の解決など日本共産党の具体的な政策を訴えました。

 こうした訴えに、「領土問題は、中国にきちんと主張しなければだめだ」と語る60代の男性。「消費税増税中止法案を提案します」と訴えると、「そうなるといいですね」と話してくれた50代の女性。「議席倍増してください」と声をかける60代の男性。門前ビラを受け取るトヨタの労働者…などの反響がありました。

20121121 豊田党委宣伝3
(メグリア前での訴え)
日本共産党 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2012/11/22 20:48
 | HOME | Next »