◎トヨタ世界1(上半期)の下で何が…

 トヨタ自動車(ダイハツ、日野をふくむ)は、2012年上半期(1~6月)、世界で497万台を販売し、2年ぶりに自動車メーカートップになりました。2位は、GMの467万台、3位はVWの445万台、4位は日産・ルノーの420万台、5位は現代自動車の357万台でした。

 国内では、エコカー補助金によってアクアやプリウスなどのハイブリッド車の販売が伸びたこと、昨年モデルチェンジしたカムリが北米で販売を増やしていること、新興国向けの小型車などが好調なことなどによるものです。

 トヨタの2012年の販売計画は、過去最高の958万台。エコカー補助金は、8月にも終了することから下半期の販売は、失速するとみられていますが、世界のどのメーカーも実現していない1000万台販売を視野にしています。営業利益も、2012年度(4月~来年3月)で1兆円を見込んでいます。

 これだけの販売を支えたのは、工場での猛烈な生産体制にあります。トヨタ単体の日当たりの生産台数は、この5月で1万4250台。東日本大震災の直後の昨年同月は、8210台でしたから、いかに増えているかがわかります。この7、8月も1万5000台を見込んでいます。

 プリウスを生産している堤工場では、昨年9月~今年3月まで、生産ばん回・増産体制として、1、2直の「直間」を20分拡大し、両直で最大2時間40分の残業を組み込みました。2直の終業時間を、午前1時から3時へと大幅に繰り下げました。

 また、休日出勤や他の工場からの応授援、期間従業員募集、ラインタクトのアップなど、トヨタ生産方式にもとづくフレキシブルな稼働体制がつくられました。

 こうした過酷な労働に、慣れない期間従業員が次々と辞めて要員不足になり、TL(チームリーダー)が終日ラインに入る職場も出ました。安全活動や年休取得がままならない、疾病によって診療所を訪れる労働者が増加するなどの事態も起きました。

 一方、超円高のもとで、国内生産300万台体制を維持し、1ドル80円でも利益を出すための原価低減活動、「Pi80」をすすめています。グループ会社をふくめた「寄せ停め」という名のラインの統廃合、国内生産の3極体制(中部、九州、東北)づくり、関連会社の合併、車種のひんぱんな海外、グループ間移管など、利益・生産第一主義の下で世界1になったものです。

トヨタ堤労働者
(暑い日ざしの中、出勤するトヨタ労働者)
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職場は今 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2012/07/31 15:26

◎おいでん花火大会を楽しんだ

花火大会4

(花火の明りに照らされて、豊田スタジアムや豊田大橋が浮かぶ=下の方)

 前日のおいでんまつりに続いて7月29日(日)、おいでん花火大会が開かれた。豊田市の中心を流れる矢作川で、1万3000発の花火が打ち上げられる迫力ある有名な大会で、県内外からも観客がくる。

 今年も日本共産党豊田市後援会の主催で、「花火を見る会」が開かれ、子どももふくめて約100人が参加。矢作川沿いにある日本共産党豊田市委員会は、絶好の花火観賞スポットである。

 駐車場にシートを敷き、テーブルを出す。目と鼻の先に花火があがり、音が腹に響く。バーベキューの食材は、後援会員がつくった。ナス、カボチャ、ピーマン、トマト、スイカなどが持ち込まれ、にぎやかだった。

20120729 花火大会2


 焼きそばにアユの塩焼きもふるまわれた。大空に花開く花火に照らされて、豊田スタジアムと豊田大橋が夜空に浮かぶ…。豊田市内では、あちこちで花火を見る姿が見られ、前日のおいでんまつりの数倍の人出だった。

 「花火を見る会」には、日本共産党愛知県委員会のもとむら伸子くらし・環境対策委員長(参院愛知選挙区候補)も参加。後援会員たちは、国政革新への英気をやしなっていた。

20120729 花火大会3
トヨタの街から | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012/07/30 14:10

◎今年は楽しめた! おいでんまつり

おいでん1


 豊田市民が待ちこがれていた、最大のイベント、「おいでんまつり」が7月28(土)、29日(日)に開かれました。今年で44回目です。

 昨年は、トヨタ自動車が東日本大震災や浜岡原発停止で、“節電”する、として土日出勤・木金休みを実施。トヨタや関連の労働者たちは仕事で参加できないという事態になりました。年休をとって参加するトヨタマンもいました。豊田章男社長が、会場で「申し訳ありません」と謝罪しました。土日出勤は、市民、労働者から批判が強まり、今年はとりやめになりました。

 まつり1日目の28日は、会場に、「ボデー生技部」などトヨタの職場チームの、のぼりがはためきました。2年ぶりのまつり参加に、トヨタの労働者の笑顔がはじけていました。

おいでん2


 ♪おいでん 見りん 踊ろまい (三河弁で、おいで、見て、踊ろうの意味)

 豊田駅前に設けられた舞台。おそろいのコスチュームで、道幅いっぱいに踊る人たち。すごい人出で、歩くのも大変です。幼稚園園児の踊り、リトルおいでんから始まり、会社や学校、地域別につくられたチーム92の踊り連、3000人が汗だくになりながら、踊っていました。29日は花火大会です。「豊田の今年の夏は熱い!」

おいでん3
トヨタの街から | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012/07/29 15:14

◎原発、再稼働反対! 粘り強く関電支社前で

関電支社前2 20120727

 関西電力大飯原発の再稼働に反対!――首相官邸前での毎週金曜日の行動に呼応して、全国各地で7月27日(金)も抗議行動が行われた。名古屋市では、東区の関電支社前で開かれた。

 日中の気温が36度を超える猛暑日。夕方6時ころには約300人が集まっていた。「大飯原発 今スグとめろ!」の横断幕―。関電が入っているビルをぐるーと取り巻くようにして、シュプレヒコールが始まった。

 「すべても原発、再稼働反対!」
 「子どもを守ろう! おとなが守ろう!」

 スピーチタイムでは、若者が原発をなくしてほしいという自分の思いを、さけんでいたのが印象的だった。最終的には、子どもづれなど600人もの人が参加した。

 50人から始まった関電支社前での行動。回を追うごとに増えていく。来週も、原発がゼロになるまで参加するぞ!

 この日の首相官邸前での行動は中止。なぜなら29日(日)の国会大包囲行動に集中するからだ。東京・代々木公園での17万人集会(7月17日)で大爆発した国民の力。野田首相よ! この声を聞くべきだ!

関電支社前1 20120727
原発ゼロへ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012/07/28 16:38

◎東京新聞がトヨタの過労死を掲載


 中日新聞グループの東京新聞は、7月25日付に、東京証券取引所に上場する上位100社の36協定(労使の残業協定)を掲載しました。トヨタ自動車の月当たりの36協定の上限は80時間です。100社のうちの50位でした。

 しかし、これは、厚労省が過労死との因果関係が強いとしている時間で、東京新聞は「厚労省の指導が形骸化し、過労死しかねない働き方に歯止めがかかっていない現状が浮かんだ」としています。

 この記事は、中日新聞の25日付にも掲載(32面)されました。東京新聞は、さらに関連記事としてトヨタの過労死の実態、ホワイトカラーの36協定の見直しなどを掲載しています。中日新聞には、掲載されていませんので紹介します。

東京新聞 トヨタ過労死
過労死 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012/07/27 12:34

◎続・トヨタの期間従業員は救われない

 トヨタ自動車の期間従業員やパート、契約社員などの有期労働に関する労働契約法改定案が衆院厚生労働委員会で7月25日、民主、自民、公明、生活、みんなの各党の賛成多数で可決されました。

 このまま衆院本会議、参院委員会、同本会議で可決されるようなことがあれば、不安定な雇用形態で働くトヨタの期間従業員は、救われなくなります。反対の世論を高めましょう。

 日本共産党の高橋ちづこ議員は、有期労働を臨時的・一時的業務にするなどの「入り口規制」もないと指摘。契約期間が5年を超えると無期雇用に転換させる仕組みも「従前と同一の労働条件」としているために労働条件は改善されないと強調しました。

 また、クーリング期間(空白期間)をはさめば再契約が可能であり、「無期雇用転換制度を機能させずに有期労働契約を利用し続けられることになる」と厳しく批判しました。

 こんな重要法案なのに、わずか3時間余りの質疑で採決が強行されました。高橋議員は、別項のように、抜本的な修正案を提案しましたが、否決されました。

 ブログ「トヨタで生きる」では、この法案のねらいと期間従業員のみなさんが安心して働けるようにするために、何度も取り上げてきました。是非、そちらも参照してください。
 
◎有期雇用規制を厚労相に提出 トヨタの期間従業員は救われない(2011年12月27日アップ)
http://toyotaroudousya.blog135.fc2.com/blog-entry-499.html

◎連休明けに 有期雇用の審議入り(2012年4月29日アップ)
http://toyotaroudousya.blog135.fc2.com/blog-entry-632.html

有期雇用 日本共産党修正案
期間従業員 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012/07/26 17:56

◎期間従業員の日給、2年目からは1万円です


 期間従業員の人から、ブログ「トヨタで生きる」に、「期間延長されて2年目になるが、日給はどうなるでしょうか?」との問い合わせがありました。

 トヨタ自動車は昨年6月、3000~4000人の期間従業員を募集することを明らかにしました。トヨタが7月にハローワークに出した求人票では、日給9000円〜10300円です。

 2年目の日給は1万円で、3年目は1万300円となっています。期間従業員の経験があり、以前2年11カ月満了した人は、1年目から10300円です。

 問い合わせの件ですが、2年目になれば、1万円になります。期間従業員のみなさん、猛暑の時期ですが、体を大切にして頑張ってください。

堤 期間従業員バス
(出勤するトヨタ労働者と期間従業員の通勤バス)
期間従業員 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012/07/25 07:53

◎高岡工場に「もの作り伝承ライン」


 プリウスを生産しているトヨタ自動車堤工場の第2ラインでは、9月から残業がなくなり、定時での生産計画になります。国のエコカー補助金(1台10万円、予算額2747億円、2011年12月20日~13年1月末まで)を8月中で使い果たすとみられることから、減産になるためです。

 高岡工場の第2ラインは、事実上、休止状態でしたが、来年の年末に稼働することが決まっています。立ち上げは、来年8月に早まる模様です。生産する車種は、当初のノア、ヴォクシーからウィッシュになるとみられています。

 また、第2ラインの建屋に、新たに「もの作り伝承ライン」と呼ばれる少量の生産ラインがつくられる予定です。

 高岡工場の第1ラインでは、アメリカ、韓国、欧州向けのカローラやアメリカ向けのルミオンなどを生産しています。

WBS エコカー補助金終了?
(メディアは、エコカー補助金が終了目前と報じています。写真は東京テレビ系から)
職場は今 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2012/07/24 08:55

◎戦争展が開かれた 平和でこそ乗用車の生産ができる

2012 豊田市戦争展1

 第25回「豊田市平和を願う戦争展」が7月21、22日、豊田産業文化センターで開かれた。戦後67年になるが、原発問題が国政を揺るがし、沖縄返還40年目の節目の年だけに、入場者数は、近年になく多かった。

 今年は、新しく下山地区(旧、下村山)の戦争当時の状況が加えられた。▽人口約5000人の村で、20代前半の若者が246人戦死した、▽1945年(昭和20年)、米軍のB29が撃墜され、搭乗員の1人がパラシュートで脱出し、捕虜になった。当時、現場を見た人の証言などが展示された。

2012 豊田市戦争展3


 「沖縄返還40年と向き合う」というテーマで、坂井芳貴名古屋市立大学教授が講演。豊田沖縄民謡同好会のみなさんの歌と踊りが披露された。坂井教授は、「沖縄の問題は、日本全体の問題として考える必要がある」と強調したが、オスプレイが沖縄に配備されようとしているだけに、共感した。

 脱原発、核兵器廃絶運動や伊保原(現在の浄水町一帯)飛行場から出撃していった神風特別攻撃隊の草薙隊員の遺書などが展示され、入場者が熱心に見ていた。

 トヨタ自動車は、戦前、軍用トラックを生産していた。航空機のエンジンの製造にとりかかり、軍需会社の指定を受けるなど、巨大な軍需産業だった。トヨタの工場をねらって模擬原子爆弾パンプキが投下された。こうした展示パネルを見て、トヨタがふたたび軍需生産工場にならないよう、平和であってこそ乗用車の生産ができると平和への思いをあらたにした。

2012 豊田市戦争展2
戦争と平和 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012/07/23 09:45

◎プロ野球選手会を支持します!

 日本は、アメリカとどう向き合うか――7月20日、対照的な2つの出来事がありました。

 1つは、プロ野球選手の労働組合である、プロ野球選手会が臨時大会を開き、来年開催される第3回WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)大会に出場しないことを決めたことです。

 選手会の新井貴浩会長(阪神)は、記者会見で、「5年後、10年後の野球界のためを考えての苦渋の決断だった。全会一致で決議した」とのべました。

 ある母親は、「野球少年の息子はガッカリしてました。フェアな条件で復活してほしいですね」と話しています。

 わが家には、WBCの1回目、2回目のDVDがあります。いずれも日本が優勝したことから、買い求めて大事にしています。それだけに、不参加はショックですが、選手会のホームページの声明を読んで納得しました。

 プロ野球選手会が不参加を決めたのは、「真の国際大会を通じ、世界の野球先進国が、共に野球の国際普及も視野に入れた発展を行っていくことを切望」しているが、WBCは、「実質的な運営主体であるMLB(米メジャーリーグ)の利権拡大のために大会」になっているからだといいます。

WBCの1、2回の大会で、16~20億円の利益をあげたにもかかわらず、アメリカが利益の66%を独占し、日本にはわずか13%しか入らない、日本と韓国戦が何度も組み込まれるなど対戦方式の問題――などをあげ、その改善を求めてきたにもかかわらず、何の回答もないといいます。

 つまり、国際大会といいながら、参加国は対等・平等ではなく、あまりにもMLBの利益のためになっているというのです。選手会は、「オリンピックやFIFAワールドカップのような、国際スポーツイベントと同様の参加国平等を認めていくべき段階に来ている」と主張します。当然です。

 プロ野球選手会の団結力はすごいですね。未曾有の東日本大震災後、公式戦をいつから始めるかにあたって、セリーグは当初の予定通り3月25日に開催するとしていました。パリーグは4月12日に延期すると表明。選手会は、同時開催を主張しました。世論のバックアップもあって、同時開催が実現しました。

 プロ野球経営者が8~10球団の1リーグ制を主張していた2004年には、初めてのストライキを2回にわたって実施。巨人オーナーの「たかが選手」という侮辱的な発言をはねかえし、国民的な支持も加わり、2リーグ制の維持、球団の新規参入を認めさせるなど、労組の大きな力を発揮しました。

 今回のWBCへの不参加について、選手会の松原徹事務局長は、WBCは「MLB、アメリカいいなり」になっていると批判しました。

 もう1つが、アメリカが「未亡人製造機」と呼ばれるオスプレイを、23日に岩国の米軍基地に搬入することを、森本敏防衛相に伝えたことです。野田首相は、「配備自体は米国政府の方針だ。どうしろ、こうしろという話ではない」という姿勢です。

 MLBに「ノー」を突き付けたプロ野球選手会。アメリカに「イエス」としかいえない民主党政権。この2つの出来事は、日本とアメリカとの関係を深く考えさせてくれるものです。

WBC 優勝DVD
(WBCのDVD。日本が2連覇しました)
未分類 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2012/07/22 10:11
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