プリウスα 「値引きはできません」と販売店

 先日、トヨタ自動車の車を販売するネッツ店に寄った。
 「プリウスα、今契約してくだされば、納車は来年3月までには間に合いますよ」
 「エコ減税で12万3200~16万4100円の税金が免除されます。今月中に決めていただければ…」
 と、営業マンがたたみ込む。

 プリウスαが欲しいと思っている人なら、あわてて買っちゃうよね。
 一方で営業マン、きっぱりと。
 「値引きはできません」

 3代目プリウスの時と同じだね。販売店の利益はしっかりと確保して、お客さんには税金でまけてもらったような気にさせる。したたかですね。

 借金いっぱいで赤字の日本。まさか消費税を上げろなんていわないでしょうね。と、思っていたら、8月30日に首相に就任した野田佳彦サン。同日、「来年の通常国会への法案提出を準備したい」とのべました。消費税増税法案を、ですよ。
プリウスα
(プリウスα。おわび、13時過ぎまでプリウスの写真と取り違えていました。ご指摘ありがとうございました)
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トヨタの街から | コメント(5) | トラックバック(0) | 2011/08/31 08:31

浄水駅周辺に、戦時中、3本の滑走路があった!

201108 豊田戦争展
(「平和を願う戦争展」)

 トヨタ自動車の社員らが通勤駅に使っている、名鉄豊田線浄水駅。この周辺に戦時中、軍用機用の3本の滑走路があったことをご存知ですか?

 今年で第24回目になる「豊田市 平和を願う戦争展」が8月27、28の両日、豊田産業文化センターで開かれました。1997年から開かれているもので、朝日新聞や中日新聞も取り上げていました。

 今年は、旧旭町に焦点をあわせる企画や「原爆も原発も作らないで」と名古屋大学の沢田昭二名誉教授が講演しました。このブログで紹介した、終戦前日にトヨタをねらった模擬原子爆弾についての展示も行われました。

 浄水町には、戦時中、伊保原飛行場があったことは知っていましたが、1945年(昭和20年)に63人の若者が、ここから神風特攻隊として沖縄戦に出撃、戦死したことは、この戦争展で初めて知りました。

伊保原飛行場は、愛知航空機株式会社の試験飛行場として1939年に、約1kmの滑走路1本で発足。41年に霞ヶ浦航空隊の分遣隊が移住し、42年には名古屋海軍航空隊として独立。天皇制政府の侵略戦争拡大にともなって滑走路は3本になりました。

戦争末期の44年には、練習機部隊が岡崎第3海軍航空隊(豊田市桝塚町)に移動。特別訓練の後、鹿児島県の第2国分基地に移動、「草薙隊」と呼ばれた特攻隊となりました。45年の沖縄戦に出撃し、若者の命が奪われたのです。

浄水駅前の近くには、愛知少年院がありますが、第2士官舎や兵舎の一部などがあったといいます。駅前には現在、スーパー銭湯があり、にぎわっています。この当たりに3本の滑走路があったとは思えないほどです。

トヨタは戦時中、軍にトラックを納入した軍需産業でした。戦後も、朝鮮戦争の特需で倒産の危機から息を吹き返しました。戦争展の展示物を見ながら、「2度と戦争をしてはならない、させてはならない」との思いを新たにしました。

201108 豊田戦争展 3本の滑走路
(浄水駅周辺の3本の滑走路=戦争展の資料から)
戦争と平和 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2011/08/30 16:40

新聞チラシに トヨタ系の期間従業員募集

日曜日、わが家に配達された中日新聞に求人チラシが入った。
トヨタ、トヨタ車体、豊田織機、アイシンawなど、トヨタ系の期間従業員募集が並ぶ。

今、募集に応じると、「特別手当10万円」(トヨタ自動車)を出すという。

各社は、目玉を出すが、「正社員登用制度あり」はアイシンawだけ。トヨタ自動車は? 待遇の欄のいちばん最後に小さく、付け足しのように書いていた。

以前は、昨年の実績「三百数十人」と大きく書いてあったけど…。頑張っても、今回は正社員になれるチャンスはうすいってことなのか?

          ◇                         

月曜日(8月29日)、日経新聞に「車増産、部材不足の懸念」の記事が載る。タイヤやバンパーなどに使う樹脂などが、自動車メーカーの大増産で不足する見通しだという。

さらに、期間従業員の人員確保が遅れており、トヨタ車体では5万円の特別手当を支給するという。自動車業界で期間従業員の手当を積み増すのは、「金融危機前の08年秋以来」という。「10月にはバブル期並みの採用難になる可能性がある」と人材派遣会社の声を紹介している。

期間従業員の募集に、トヨタなど各社は必死だ。しかし、契約期間はいつまでなのか? プリウスαは、エコカー補助金の支給が終わる来年3月まで大増産する。その後に、「契約期間終了」といって期間従業員を雇い止めにする恐れはないのか? 監視が必要だ。

期間従業員募集広告

(トヨタ系の期間従業員募集のチラシ)
期間従業員 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/08/29 08:47

「プリさんの職場日記」 今週から6日出勤だよ!

 「お客様がプリウスαを待っている」―と会社はいう。

 今週、8月27日(土曜日)から1直(6時25分~15時15分)は、6日間の出勤になる。休日出勤じゃないよ。東日本大震災で工場の稼働が止まったが、その振り替えだよ。休みは1日しかない。

来年の3月まで、20日分が振り替えになる(1直、つまり1人当たりでは10日分になる)。

それだけじゃないよ。9月からトヨタ自動車の堤工場、三好工場、それからトヨタ車体などで1直、2直(16時10分~1時)の間(直間)を広げて、フル残業になる。

直間が55分しかないので、残業は30~45分しかできなかった。2直の始業時間を20分遅らせ、16時30分にし、1直の残業が1時間できるようにする。2直は、残業を1時間30分行なう。終わるのが、真夜中の3時だよ! 3時!

ラインタクト(ラインのスピード)は、58秒という速さだから、期間従業員やトヨタ社内ばかりか、外からも応援者を大量に送り込んで大増産だ!
「お客様が待っている」―と。

現場では、てんやわんやのおまつりだ。不慣れな期間従業員、応援者。若い人は、1週間もすれば何とかラインタクトに間に合うが…。中高年や畑違いの部署から来た人たちはどうなる?

現役の自分でもギリギリでやっている仕事だよ。応援者だって1人で仕事をするんだよ。なんとかラインに間に合わそうと必死です。ヘルメットのオデコには、汗とりパットが付いているけれど、全然、ラインのスピードに間に合わない。

ボタ、ボタ、ボタ、ボタ…

汗が落ちる、目に、耳に…

忙しいくらい仕事があるのは、ありがたいが、わが身がどれだけもつか?

堤工場労働者

(堤工場の労働者)
プリさんの職場日記 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2011/08/28 08:41

小沢支配の民主党代表選挙

 民主党の代表選挙が8月27日告示、29日投票で行われます。トヨタ自動車労働者の春男と一太郎が語り合いました。

 春男 新聞、テレビは、民主党の代表選挙ばかりだね。
 一太郎 代表になれば次の首相になるからだ。5人の立候補者が何をしようとしているか、さっぱりわからない。
 春男 “脱小沢”とか、“親小沢”ばかりだ。“脱原発”じゃあるまいし。結局、小沢派130人を率いる小沢が次期首相を決めるんだよね。
 一太郎 小沢は、土地購入をめぐって政治資金規正法違反で強制起訴されて、10月6日に初公判があるんだろう。そんな人物が、キングメーカーだなんて、信じられないなぁ。

 春男 その小沢が、海江田万里の応援を決めたというが。
 一太郎 国会の質疑応答中に泣いたという大臣だったから、小沢は操縦しやすいと見ているんじゃない。
 春男 小沢は、裁判で無罪になり、1年後の代表選に出るといううわさがある。海江田が首相になっても、ショートリリーフだろうね。

 一太郎 小沢は、民主党が2年前の衆院選挙で掲げた「国民の生活が第一」という民主党の原点に戻れといっているね。
 春男 しらけちゃうね。昨日(26日)、福島第一原発の3キロ圏内の住民が初めて、しかも5カ月ぶりに、たった2時間だけ家に戻ることができた。民主党も自民党も原発を推進してきた。住民たちの生活は第一どころか、今後10年以上は住めない地域になってしまった。

 一太郎 在日外国人から献金を受けて外務大臣を辞任した前原誠司は、“脱小沢”だって?
 春男 最初は、小沢の支持を取り付けようとしていたよ。前原は、そもそも、次をにらんで立候補を見送ろうとしていた。周りから「今、立候補を見送ったら首相のチャンスはない」といわれて決意したそうだ。
 一太郎 民主党政権がいつまで続くかわからんからねぇ。

 春男 そういうことか。派閥で争った自民党となんら変わらないね。
 一太郎 小沢と一緒に動いている鳩山由紀夫・元首相は、沖縄の普天間基地について「最低でも県外移設」といっていたのをひるがえし、県民の願いを反故にした。菅首相も消費税増税を打ち出したり、農業や地域経済、雇用を破壊するTPP(環太平洋連携協定)を推進するなど、国民の生活をこわしてきた。
 春男 僕の周りにも、自民党政治を変えるために民主党に投票した人間が多かったが、“裏切られた”と口をそろえていっているよ。

 一太郎 トヨタ労組が加盟している連合は、民主党政権の最大の応援団体で、組合員に民主党の支持を押しつけてきた。自民党となんら変わらない民主党の支持押し付けをもうやめて欲しい。
 春男 そうだよ。労組が国民から期待されなくなるからね。今こそ、組合員、国民の生活が第一といって賃上げや労働条件向上にたたかって欲しいよ。

20110827 新聞

(民主党代表選で、小沢一郎氏が海江田支持を決めたと報じる新聞各紙)
民主党政権 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2011/08/27 09:55

トヨタの「36協定」を知っていますか?

99トヨタ36協定

 労働基準法は、1日8時間、週40時間という法定労働時間を決めています。これを超えて働かせる場合(残業、休日出勤)は、会社と労組が労働基準法36条にもとづいて協定をし、労働基準監督署に届けなければなりません(「36協定」)。

 表は、トヨタの「36協定」です。1日、1カ月、1年ごとに「限度時間」を設けています。たとえば年間360時間。これは、厚生労働省が「限度時間」としているもので、あくまでも目安にすぎません。

 日本では、法律で残業の上限を決めていません(フランスでは、法律で年220時間と決めています)。ですから、トヨタの「36協定」では、「絶対限度時間」として年720時間という協定があるのです。

 トヨタとトヨタ労組は現在、「モノづくり基盤の強化に向けた働き方変革検討委員会」で、労使協議の見直し論議を行っています。

年間360時間超えの場合、職場の部長が申請し、労組の支部長が承認する、という労使が事前協議を行っています。これを、「(360時間の)限度超え後、年度がしまった翌4月頃に行い、対象者を絞って、労使がともにフォローする枠組み」をつくろうという、事後協議に変えようというものです。

先日、伊地知隆彦専務が、韓国のヒュンダイはトヨタより1000時間も労働時間が長いとのべました。国際競争力をつけるうえで、トヨタの社員はもっと働けということです。

こうしたなかでの提案です。トヨタでは、これまでわかっているだけでも5人の社員が過労死と認定されています。人間らしく働くために、「36協定」のあり方をしっかり考えましょう。
職場は今 | コメント(11) | トラックバック(0) | 2011/08/26 21:03

トヨタの期間従業員のような有期労働をどうするのか

 トヨタ自動車は現在、3000~4000人の期間従業員を募集しています。こうした期間従業員やパート、アルバイト、契約社員、嘱託など有期労働(契約)の法律はどうあるべきか―。

 厚生労働大臣の諮問機関、労働政策審議会の労働条件委員会で議論されていますが、8月3日に労使の議論の「中間的な整理」が公表され、労働側委員を出している連合が8月22日のホームページに掲載しています。

 「中間的な整理」では、2008年のリーマンショック時に大量の有期労働者が雇い止めにされたり、解雇されたことから、これを規制しようとする労働者側委員と反対する使用者側委員との論点が多岐にわたって整理されています。

 このなかで、有期労働は労働基準法14条で上限規制(原則3年)の範囲である限り自由に行うことができ、「その目的や理由によってこれを制限するルールは存在しない」と明記しています。

 つまり、トヨタの期間従業員のように、契約期間が3年までであれば、雇う理由や更新理由などのルールは一切ないということです。法律でなんら規制されていないのです。

 「中間的な整理」では、ドイツやフランスでは有期労働は、一時的に事業活動が増加したり、季節的・一時的な業務などの場合に限定しており、それに該当しない場合は期間の定めのない(正社員)ものに制限していること、ドイツでは2年を超えて契約更新する場合は、事由が制限され、その事由は例示が列挙されているといいます。

 トヨタの期間従業員は、これまでの契約は、最初が4~6カ月で最長2年11カ月というものでした(今回の募集では最初は3カ月)。生産増が続くとトヨタは、2年11カ月を超えた期間従業員には、(「3年」の上限をクリアーするために)1カ月の”空白期間”を置いて、ふたたび契約していました。

 リーマンショック時になると、初回のたった6カ月の契約だけで雇い止めしたり、さらには2年11カ月で雇い止めして更新しないなど、今度は雇い止めを自由に行いました。
期間従業員は、正社員とまったく同じ仕事をしており、長期にわたって働いてくる人が多くいました。トヨタの都合で勝手に使い捨てられてきました。有期労働のルールがないからです

 「中間的な整理」では、労働側委員が「期間の定めのない直接雇用が原則、有期は例外」と主張する一方で、使用者側委員が「雇用調整にそなえるために必要。(契約更新の)締結事由の制限は必要ない」と主張するなど、対立しています。

 トヨタの豊田章男社長は、労働法制の規制を円高などとともに「六重苦」の1つにあげて反対しています。

ドイツやフランスの例から、日本が有期労働でも「ルールのない資本主義」であることがわかります。有期労働のルールをつくるために、労働条件委員会での議論に注目しましょう。

 有期労働契約に関する議論の「中間的な整理」は、次のホームページで見ることができます。
http://www.jtuc-rengo.or.jp/roudou/seido/yuuki_keiyaku/news/20110803_file.pdf

期間従業員を乗せたバス
(トヨタの期間従業員を乗せたバス)
期間従業員 | コメント(7) | トラックバック(0) | 2011/08/25 11:05

くり返してきたコスト削減、海外シフト それでも円高

 超円高にどう対応するのか? 日経新聞がトヨタ自動車の豊田章男社長ら「社長100人アンケート」の結果を掲載しています(8月23日付)。

一番多かったのが、「国内のコスト削減」の50・0%で、2番目が「部品・原材料の海外調達拡大」の47・9%、3番目が「新興国での現地生産拡大」の37・5%でした(複数回答)。

労働者の賃金を抑えたり、下請けの単価を切り下げるコスト削減、賃金の安い海外への生産シフト…これらは、円高になるごとに、大企業が行ってきたことではないでしょうか?

 表を見てください。1973年以来の円とドルの関係をあらわしています。この40年近く、ひたすら円高がすすんでいます。円高→コスト削減→輸出→円高→コスト削減…同じことをくり返してもよくなるどころかさらに悪くなる―これを“悪魔のサイクル”といいます。円高問題では、“円高体質”といいます。

トヨタは円高がすすむたびに、「日本でものづくりを続ける限界」(小沢哲副社長)などといって海外シフトを声高に叫んでいます。1円の円高で営業利益が340億円減少するといわれるトヨタ。コスト削減や海外シフトをくり返しても円高を止めることができるのでしょうか?

労働者や下請け犠牲の円高対策ではなく、内需を拡大し、家計を温めることに日本の大企業が大きく転換する時ではないでしょうか。

円高推移表
(ネット「社会実情データ図録」から)
円高 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2011/08/24 20:53

上関原発反対のDVD、『祝の島』を見た

DVD『祝の島』

 中国電力が山口県上関町(かみのせきちょう)に建設しようとしている上関原発。その反対のたたかいを描いたDVD『祝の島』(ほうりのしま)を見ました。30代の女性、纐纈(はなぶさ)あやさんが監督した映画です。

 建設予定地から西へ4kmの瀬戸内海にあるのが祝島(いわいしま)。人口500人弱で、65歳以上の高齢者が7割以上を占めます。

タイやタコなどを釣る漁師たち。貝やひじきなどを採る女性たち。城のように石を積み上げた棚田でコメづくり、山でミカンなどの栽培…映画は、海や山で生きる住民たちの労働と生活を丹念に描いています。

瀬戸内の海は青く美しい。原発反対運動は、毎週夕方に行うデモ行進。おじい、おばあが「原発絶対反対」の鉢巻きをして、自動車も通れないような細い路地や海辺を歩く。その数は、わずか数十人です。

感動するのは、原発計画が明らかになって以来29年間続けていることです。1100回近くになります。正月2日には、デモを始めます。「子や孫のためにきれいな海を守らにや」と語るおばあたち。

「宝の海」を守るために、ねばり強く、デモを欠かさず続けてきたおじい、おばあたちのたたかいのエネルギーはどこにあるのか? 

約1時間50分の映画の半分以上は、漁業、農業の労働の場面です。ある意味では、淡々と労働を描いているように見えます。労働こそがたたかいのエネルギー源になっているのではないか―この映画の素晴らしさがここにあるように感じました。

 現在、全国に17カ所、54基の原発があります。そのすべては1960年代までに計画・稼働したものです。70年代以降の新規立地計画で稼働にこぎつけたのはゼロ。住民運動や住民投票、首長選挙などで、主なものだけで25カ所で立地計画を断念させています。

 今も毎週月曜日にデモ行進して、上関原発に反対するおじいやおばあたち。『祝の島』を見てください。

祝島のデモ

(毎週、月曜日夕方のデモ=『祝の島』から)
原発ゼロへ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/08/23 18:10

民主党代表選 何のための、だれのための「大連立」?

 菅首相の後継者を選ぶための民主党の代表選挙が、8月29日にも行われる予定です。候補者が7人も乱立し、選挙の争点の1つが民主党と自民党・公明党との「大連立」といいますから驚きます。

 2年前の2009年の総選挙で、民主党は「国民の生活が第一」といって、自公政権を批判し、鳩山政権が誕生しました。国民が民主党に託したのは、腐りきった自公政治を変えて欲しいという願いでした。

 それからわずか2年。代表選に名乗りをあげている野田佳彦財務相が「大連立を念頭に置いている」と口火を切ると、前原誠司・元外相や樽床伸二・元国対委員長がこれに呼応しました。

 野田氏の考えは、参院で民主党が過半数を割っており、国会運営が大変だから、自公に協力を求めようというものです。自民党は、「頑張ってもらいたい」(谷垣禎一総裁)とエールを送っています。それでは、自公とどんな政策をめざそうというのでしょうか。

今、国民的課題になっている原発の問題については、「安全性を確保し、稼働できるものは稼働させる」(野田氏)などというもので、原発を推進してきた自民、公明とまったく変わりません。国民多数の原発ゼロを掲げる候補者はいません。

消費税の増税や環太平洋連携協定(TPP)の参加検討、沖縄への米軍新基地の押し付けなど重要な政策問題で、自民、公明とほとんど差がありません。国民が民主党を見限っているのは、民主党政権になっても自公政治と変わらなかったということでしょう。

 トヨタ労組が加盟するナショナルセンター、連合は「二大政党的体制による政権交代可能な政治体制の実現」を政治方針にしてきました。この方針をもとに、トヨタ自動車で働く私たちに、トヨタ労組は民主党の支持を押しつけてきました。

 「大連立」は、連合の「二大政党的体制」の破綻を示すものです。大連立をめざすような人物が民主党の代表になり、首相になったら、トヨタで働く私たちに何をもたらすのでしょうか。何のための大連立、だれのための大連立か―厳しく問われています。

99 2011 民主ポスター
(街角に残っていた民主党のポスター。色あせていました)
民主党政権 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/08/22 09:52
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