◎世界観が違っても 不破前議長が野党共闘語る

 参院選(7月10日投票)で、日本共産党の不破哲三・前議長(86)が山梨、神奈川、埼玉で野党統一候補や党候補者の応援に入っています。高齢にもかかわらず演説は明瞭です。語ったのは、なぜ野党共闘なのか、党綱領に書いた段階的改革、多数者革命などについてです。

 1969年、39歳で衆院議員になった不破前議長は、田中角栄氏など自民党の歴代首相と論戦してきました。かつての自民党について、「それぞれの派閥が歴史と政策的な特性を持ち、ときの執行部に対して、もの申して言いました。しかし、そういう役割が今の自民党にはまったくなくなっています」と独裁を強める安倍首相について、第1次安倍の官房長官を務めた与謝野馨氏の発言などを引用して批判しました。

 そして、「安倍さんは選挙になるとアベノミクス一本やりです。しかし、皆さん、これまでの自民党の主張の中で国の政策に自分の名前を付けた人が誰かいましたか?」と問いかけ、田中元首相でも「日本列島改造論」に田中の名前をかぶせなかったと安倍首相の傲岸無礼な姿勢を指摘しました。

 先の伊勢志摩サミットにふれ、世界の首脳に伊勢神宮の集団参拝させたことについて、同神宮は、「国家神道の総本山」であり、ここに安倍首相が憲法9条を変えて日本を戦争できる国にしようとするねらいの一端があると強調しました。
不破・神奈川
(神奈川県での街頭演説で語る不破哲三・前議長=7月6日、ユーチュブから)

 「憲法9条、戦争放棄をはっきり具体的に表しているのが第2項にありますね。陸海軍その他の戦力はこれを保持しない、国の交戦権も認めない。これ、ばっさり削っちゃったんです。自民党の憲法草案で。何を書いたか。内閣総理大臣を最高指揮官とする国防軍を保持する。恐らく安倍さんの頭の中では、最高指揮官として国防軍を海外に送り出す。自分がそういう役目をする栄光の日を夢見ているんじゃないでしょうか」

 戦争法(安保法制)を強行し、参院で3分の2をとって憲法9条を変えようというのが安倍首相のねらいであり、これに対し野党4党は全国32の1人区すべてで野党共闘候補を立てているとのべ、野党共闘の意義を語りました。

 「第2次世界大戦のときにヒトラーがヨーロッパを占領した。そのときにヨーロッパの各国でレジスタンスという国民的共闘が起こりました。神を信じる者も信じない者も一緒にやろうじゃないかというのが、レジスタンスの合言葉になりました。世界観が違う者でも、そういう当面の大義のためには一致して協力する。これが世界で試された統一戦線の原則であります」

神奈川JCP
(神奈川県で作成されている日本共産党のネットポスター)

 その上で、日本共産党綱領で示した2つの大原則について語りました。

 「将来の問題についていいますと、私たち共産党は21世紀の全体を見回して、先の先まで見渡して資本主義を乗り越える未来社会についての展望まで綱領に書いています。しかし、同時にそういうことをやる道筋についても、私たちはきちんとしたやり方を綱領に書いています。

 大事なことが2つあります。1つは段階的改革。何事も急がない。当面大事なことから1つ1つ段階的に変えていく。もう一つは多数者革命。どんな改革をやるときにも、国民の合意を得て実行する。この2つが日本の将来を開く上での共産党の大原則なんです。

 自分たちがあれこれの方針を持っているからと言って、共闘の仲間を無視し、あるいは国民の皆さんの考え方を無視して、勝手にトコトコ歩くというのは、私たちの考えとは全く縁のないものです」

 不破・前議長の神奈川での演説の動画は、次で見ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=wftSVzXaFAA&feature=youtu.be

 いよいよ明日10日(日)は、投票日です。比例代表選挙は日本共産党、選挙区のうち1人区は野党統一候補に、愛知県など複数区は日本共産党候補への大きな支持をお願いします。
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2013参院選挙 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2016/07/09 11:34

◎トヨタ 期間従業員に初回更新手当10万円

 トヨタ自動車は現在、期間従業員を募集していますが、8月に入社した人に限定して、初回の契約を更新すると10万円を支給するとしています。こうした手当は初めてです。

 トヨタの期間従業員の契約は、初回が3カ月。1回目の契約更新が3カ月で、2回目から5回目までが6カ月。6回目が5カ月で、最長2年11カ月です。

 今回、8月入社者限定で、初回の契約更新(1回目)をすると、10万円の「初回更新特別手当」を支給するというものです。

 8月に入社すると、まず8~10月まで働き、1回目の更新をすると11、12、2013年1月まで働くことになります。

 自民党、公明党、民主党は、消費税を来年4月から5%から8%へ、2015年10月からは10%にアップさせることで合意しています。8%へのアップを実施するかどうかについて、安倍首相は秋に判断するとしています。

 アップが決まれば、来年4月を前に車の販売の駆け込み需要が増える―増産になることが予想されます。

 またトヨタは、車の組立など期間従業員の仕事について、「仕事はキツイですか?」との質問に対し、「決して楽ではありません」とのべています。実際、期間従業員のなかには、仕事のキツサに、「1週間でやめた」「初回の3カ月契約満了を待たずにやめた」という人が相次いでいます。

 今回の「初回更新特別手当」は、こうした背景のなかで支給されるものです。

期間従業員 初回更新特別10万円

(トヨタの期間従業員募集ホームページから)
                           ◆

 この記事は7月26日にアップの予定でしたが、都合により前日にアップしました。
2013参院選挙 | コメント(7) | トラックバック(0) | 2013/07/25 20:57

◎豊田市 民主票激減 共産票前進

 7月21日投票の参院選挙で、豊田市の票を見てみました。全国で惨敗した民主党の比例代表の票は、前回選挙の6割弱へと激減しています。一方、全国的に躍進した日本共産党の票は1・6倍に伸びています。

 豊田市は、トヨタ自動車の本社、工場、関連会社が集中するトヨタの企業城下町です。連合加盟のトヨタ労組(約6万2000人)は、上部団体の自動車総連(約76万人)が推す民主党の比例代表候補、磯崎哲史氏(日産労組出身)の「支援する会」へ組合員を強制加入させてきました。

 さらに、期日前投票へいつの日に行くかを、家族をふくめてチェックし、選挙管理委員会が発行する「投票済証」の全員回収を行ってきました。ポスター貼りや電話による支持確認など組織ぐるみで民主党選挙を行ってきました。

 民主党支持をこれほど組合員に強制しながら、豊田市の民主党票は、5万5093票でした(このうち磯崎氏の個人名得票は、2万443票)。3年前の9万3700票の58%程度に激減しました。

 磯崎氏は、全国で27万1553票(個人名投票分)を獲得し、連合の9候補(3候補が落選)のなかでトップでした。前回の20万7821票(直嶋正行氏)から伸ばしていますが、それでも自動車総連の組合員総数の36%程度にとどまりました。

 一方、日本共産党は豊田市で今回、9516票を獲得しました。3年前の5749票から3767票増え、1・6倍に前進しています。

 トヨタ労組の民主党ぐるみ選挙に、組合員の反発はこれまでになく強まりました。このブログ「トヨタで生きる」には、「今回、私もこっそり共産党に入れました。組合に対して少し罪悪感を感じましたが、これは私の正義です」とのコメントが寄せられました。

 豊田市での票を見てみると、国民・労働者を裏切った民主党政権への怒りが雪崩をうつ一方で、安倍政権との「自共対決」を打ち出し、国民の所得を増やして景気回復をはかるなど「4つの転換」を訴えた日本共産党に支持が広がったことを示しました。

テクニカルセンター前宣伝
(参院選公示前、トヨタ本社テクニカルセンター前で訴える日本共産党)
2013参院選挙 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2013/07/24 11:43

◎“第3の躍進の波”の始まり

 参院選の開票が終わった7月22日、トヨタ自動車のある職場。社員が指でピースマークをつくり、「××さん、やったね!」と日本共産党後援会員に声をかけてきました。日本共産党が改選3議席から8議席へと躍進したからです。

 別の社員も、その後援会員に近づいてきて、「(日本共産党に)入れたよ。愛知は、惜しかったね」と語りかけてきました。愛知選挙区(定数3)で、日本共産党の本村伸子候補は4位の次点になりました。

 労組が民主党の支持を強要しているトヨタの職場で、日本共産党のことを話すのはタブーになっていますが、日本共産党の躍進を自分のことのように喜んでいます。

 日本共産党は22日、参院選の結果(改選3議席から8議席へ。比例代表の得票515万票、得票率9・68%)について、「6月の東京都議選につづく今回の躍進は、“第3の躍進の波”の始まりともいうべき歴史的意義をもつものです」などという声明を発表しました。

 日本共産党は、1970年代、90年代後半の2回にわたって国会の議席を大きく伸ばしましたが、これにつづくものになったからです。1998年の参院選挙では、819万票(得票率、14・6%)を獲得しています。

 今回の参院選挙では、首都・東京都の比例代表で、自民党(179万)につづく第2党の77万票を獲得しました。みんな(71万票)、公明党(68万票)、維新(63万票)、民主党(58万票)を上回りました。

 政治は激動しています。自民党は早くも集団的自衛権の行使について議論を始めようとしています。秋にも迫った消費税増税の判断、原発再稼働、憲法9条改定、TPP問題、米軍基地問題など、衆参で多数を占めた安倍内閣の暴走を許さないために、日本共産党は奮闘します。

新宿 20130722
(躍進を受けて東京・新宿で街頭演説をする=前列左から=、比例代表で当選した山下よしき書記局長代行、小池晃副委員長、東京選挙区で当選した吉良佳子さん=7月22日)
2013参院選挙 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2013/07/23 10:28

◎日本共産党 8議席へ躍進

 参院選挙は7月21日、投開票され、日本共産党は改選3議席から、8議席へと躍進しました。比例区で5議席を確保し、選挙区でも東京、大阪、京都で議席を獲得しました。

 これで非改選の3議席と合わせ11議席となり、党首討論と議案提案権を得ました。

 日本共産党は、半年前に行われた総選挙の比例代表選挙区で獲得した票は369万票(得票率、6・13%)でしたが、今回は515万票(9・7%)へと146万票増やしました。

吉良佳子候補
(30歳で当選した東京選挙区の吉良佳子候補、NHKテレビから)

 わずか半年で、政治は激動しました。日本共産党の志位和夫委員長は、記者会見で次のように語りました。

             ◇

 私たち、国政選挙という点で言いますと、1998年の参院議員選挙で躍進を勝ち取って以降、なかなか難しい政党配置の状況が続いてきて苦労もしてまいりました。

 ですから、国政選挙という点では議席を伸ばしたのは15年ぶりということになりますが、今後のことを考えても大変大きな国政における反転攻勢の大きな足がかりを得た選挙になったといえると思っています。

 (一)、私たちは今度の選挙で自民党と正面から対決し、四つの転換ということを訴えて選挙戦をたたかいました。

 一つは国民の所得を増やして景気回復をはかる。二つ目は原発ゼロの日本を作ろう。三つ目は憲法を守り、生かした平和日本を。そして四つ目にアメリカいいなり政治をただそう―という四つの転換、四つのチェンジということを訴えてたたかいましたけれども、この訴えが国民のみなさんに全体として評価をしていただいたと考えています。

 (一)、全体として、今の状況の中で、自民党の政治にたいする、「これは危ないぞ」という危機感や不安感、これを少なくない国民の方がお持ちだと思うのですね。消費税の大増税の問題、憲法9条の改定の問題、原発再稼働の問題、こういう道を暴走するのは危ないぞという気持ちが少なくない国民のみなさんの中に広がっている、そういう中で、日本共産党が自民党と正面から対決して暴走にストップをかける頼りになる政党としておおいに力を発揮していきたいと決意しています。

               ◇

 このブログ「トヨタで生きる」でも、政治と選挙の問題をさまざまな形で発信させていただきました。今後も日本共産党へのコメントを寄せていただければと考えています。ご支援、ありがとうございました。

辰巳孝太郎候補
(36歳で当選した大阪選挙区の辰巳孝太郎候補、NHKテレビから)
2013参院選挙 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2013/07/22 10:46

◎ああ! 「投票済証」 追加


 昨日の続き。

(4)D職場の話―。7月19日の朝のミーティングのこと。GLが仕事のことを報告。続いて職場委員が、「投票済証の提出ですが、残っているのはあと1枚だけです。××さん、奥さんの分を必ず月曜日に持ってきてください」と名指ししていいました。その奥さんは、「投票は、投票日にいくもの」という考えで、期日前投票には行かないという信念を持っています。これを聞いたある労働者、「ダンナと口論になって家庭不和にならなければいいが」と心配します。

トヨタ 技術労働者ら
(トヨタ労組の組合員は、「投票済証」の提出でつらいよ。写真は、出勤する技術労働者ら)
2013参院選挙 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2013/07/20 19:27

◎景気回復の決め手は? その具体策はあります

 参院選は、明日7月21日が投票日です。日本共産党は、争点の1つである景気回復について、「その決め手は賃上げです」と訴えています。トヨタで働くみなさん、この5年間、賃上げはゼロでした。では、どうする?

 「しんぶん赤旗」7月号外は、「サラリーマンのみなさんがのぞんでいる賃上げ。日本共産党はこうやって実現します」と主張しています。

 このなかで、大企業には、「賃上げの体力は十分あります」と、企業ごとの内部留保を表にしています。トップは、やっぱりトヨタ自動車。連結内部留保は13兆円余り。月に1万円の賃上げをするには、その0・2%で十分なのです。

 こういうと、異論があるかもしれません。たとえばこのブログに7月16日、こうしたコメントが寄せられました。

 「やはり内部留保の捉え方はおかしい。他人の家の預金を『無駄に〜とか何かの為に〜』っての。留保には償却や固定、有利負債とか色々な形がありますので会社が存続成長していくかぎり増え続けますよ」

参院 ブラック企業 (2)
(「しんぶん赤旗」、7月号外)

 誤解です。7月7日のNHK党首討論会で、安倍首相は日本共産党の志位和夫委員長の指摘に、こう答えました。

 「内部留保が多すぎるという志位さんの指摘は、私どもも同じ」

 首相も、トヨタなど大企業がため込んだ260兆円の内部留保を認めたのです。しかも、この内部留保は、ため込みすぎて使い道がなくて困っているのです。トヨタの今期の設備投資額や研究開発費は、合わせて1兆8000億円の見通しです。それでも10兆円以上が眠っているのです。家庭でいえばタンス預金です。

 この内部留保のほんの一部を賃上げに回せば、経済は動き始めます。国内で車も売れるでしょう。賃上げを突破口に経済を大きく動かしましょう。そのためには、日本経団連など財界に「賃上げ実現」を強力に迫ることです。

 日本共産党は、こうした賃上げ政策をかかげています。明日の投票日には、是非とも、比例代表選挙では「日本共産党」、愛知選挙区選挙では、「もとむら伸子」とお書きください。
2013参院選挙 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2013/07/20 18:56

◎ああ! 「投票済証」 3題

 トヨタ労組は参院選で、組合員に民主党候補の支援する会に入会させたうえに、期日前投票を本人と家族に強制しています。そのために、選挙管理委員会が発行する「投票済証」の100%回収を行っています。

(1) A職場の話―。職場委員は、他の職場に応援に行っている組合員に連絡しました。「2直が終わったら、駐車場で待っている。投票済証を持ってきてほしい」。真夜中の午前2時に駐車場で渡す? 組合員は答えました。「社内便で送りますから」

(2) B職場の話―。職場委員が、まだ投票に行っていない組合員に、期日前投票に行くように催促しました。組合員「めんどくさいなぁ。市役所まで行くのはめんどくさいよ。投票済証、100円で売っていないですか?」。職場委員「100円ショップで…」

(3) C職場の話―。職場委員の苦労を知っている組合員。期日前投票に行った妻に、「投票済証を渡してよ」といいました。妻「? あぁ、ほかっちゃった」。組合員は職場委員に伝えました。職場委員「えっ! 評議委員からどつかれる! どうしよう! 困った、困った!」

技術労働者 20130719
(出勤するトヨタの技術労働者ら=7月19日、愛知環状鉄道の三河豊田駅で)
2013参院選挙 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2013/07/19 20:35

◎志位委員長 トヨタ名古屋本社近くで訴え

志位 名古屋2 20130719 (2)
(訴える=左から=井上、志位、もとむらの各氏=7月19日)

 参院選の投票日(7月21日)を目前に、日本共産党の志位和夫委員長は19日昼、トヨタ名古屋本社が入っているミッドランドスクエアビルの近くで街頭演説を行いました。

 志位委員長の名古屋入りは2度目。日本維新の会の松井一郎幹事長も、同時刻に名古屋駅前で演説。石原、橋下両共同代表の大きな顔写真入りのビラを配布するなど、参院選は最終盤、激しいたたかいになっています。

 日本共産党のもとむら伸子愛知選挙区候補は、連日の訴えに声がかすれるほど。「私の父は長崎で被爆しており、私は被爆2世。原爆も原発もなくす仕事を私にやらせて欲しい」と気迫を込めて訴え。聴衆から手拍子が起きました。

 比例代表候補の井上さとし参院議員は、「私も被爆2世であり、もとむらさんとの2世コンビで、二度と放射能被害がでない日本にするために頑張りたい。知力、体力、気力をつくして最後まで訴えたい」と力を込めました。


志位 名古屋2 20130719 (1)
(日本共産党の街頭演説会。後方は、ミッドランドスクエア)

 志位委員長は、これまでに党首討論を7回行ってきたが、「自共対決」が鮮明になってきたと強調。自民党と日本共産党のどちらに未来があるのか、と問いながら自民党政治からの「4つの転換」――“4つのチェンジ”を訴えました。

 それは、(1)国民の所得を奪う政治から所得を増やす政治へ、(2)原発ゼロへの政治へ、(3)憲法をないがしろにするのではなく、生かす政治へ、(4)アメリカいいなりにはならない政治へ――この4つのチェンジを日本共産党の躍進でやらせて欲しいと力を込めました。

 このなかで志位委員長は、消費税の増税で国民の所得を奪おうとする自公民を厳しく批判。(トヨタなど)大企業がたくわえた260兆円の内部留保の一部を、賃上げと安定した雇用に活用すべきだとのべました。

 安倍首相も党首討論で、「内部留保が多すぎるのは志位さんのいう通り」と認めたことを紹介。日本経団連など財界に、賃上げと安定した雇用に活用するよう直談判すべきだとのべました。

 志位委員長は、比例代表選挙での5議席確保へ猛烈に追い上げているが、「まだ届いていない。残る時間が勝負」と訴え。「日本共産党の躍進で、国民の声で動く新しい政治を切り開こう」と呼びかけました。

志位 名古屋3 20130719
(激励されるもとむら伸子愛知選挙区候補)
2013参院選挙 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2013/07/19 20:19

◎トヨタと日本共産党国会議員団

 参院選の投票日(7月21日)が迫りました。日本共産党が国会で議席を伸ばせば、トヨタ自動車の労働者にとって、どんなに役に立つか―。労働時間や雇用問題などで考えてみました。

《その1》カードリーダー
 「ピイ」
 トヨタの社員や期間従業員、派遣労働者らが毎日、工場門前などで、従業員証をカードリーダーに振りかざしています。2003年に導入されてから10年。見慣れた風景になりました。

 カードリーダーで、出退勤の時刻をコンピューターに記録するのです。これにより、サービス残業(ただ働き)がほぼなくなりました。導入前の03年1月、トヨタではサービス残業があったとして労働基準監督署から是正指導されました。

トヨタ・カードリーダー
(トヨタのカードリーダー)

 トヨタをはじめ日本の企業では、サービス残業が横行していました。日本共産党は、1976年から国会でサービス残業の根絶を求めて300回を超える質問をしてきました

 これが具体的な形で実ったのが、2001年4月6日に厚生労働省がサービス残業の根絶のために、出退勤の時刻を客観的に記録することなどを求めて出した「通達」です。労基署がトヨタに是正指導のは、こうした「通達」によるものです。

 トヨタが労基署から是正された直後の03年2月には、日本共産党の山口富男衆院議員(当時)が、労働者時間が最大で年間3650時間にもなっていることなどトヨタとトヨタグループの異常な長時間、サービス残業を取り上げました。

 この質問の翌日には、工場のラインを止めて緊急ミーティングが開かれ、「働いた時間はすべて申告してください」と報告がありました。こうした国会質問と労働者の運動でカードリーダーが設置されたのです。

《その2》非正規切り
 今年の3月13日、山口県の山口地方裁判所は、解雇されたマツダ防府工場の元派遣労働者13人をマツダの正社員として認める判決を出しました。

 派遣労働は、一時的・臨時的で、正社員の代替にしてはならないというのが労働者派遣法の大原則です。このため派遣期間の上限は3年で、これを超すと派遣先は、派遣労働者を直接雇用する義務を負います。

 マツダは派遣労働者を、3年を前に一時的にマツダの直接雇用の期間社員にしていました。さらに、期間社員も労働基準法で3年までとなっているために、3カ月と1日がすぎると、ふたたび期間社員を派遣労働者に戻していました。これをくり返していました。いつまでも非正規労働者を使い続けるためです。

 派遣期間上限の3年間を“クーリング”するために、マツダは違法な手段を使っていたのです。この問題は、日本共産党の仁比聡平・元参院議員(参院比例代表候補)が国会で取り上げました。

 マツダのこの手法は、トヨタ車体でもリーマン・ショック時の2008年秋に行っていました。日本共産党の志位和夫委員長・衆院議員の国会質問(2008年10月)で、トヨタ車体は中止に追い込まれました。

期間従業員バス
(期間従業員が乗ったトヨタのバス)

 志位委員長は、この質問の直後の08年12月24日には、トヨタの古橋衛専務取締役(現・取締役)に非正規切りを中止するよう申し入れました。東京都渋谷区の党本部に、大企業幹部が訪れたのは党史上初めてのことでした。

 志位委員長は、トヨタが期間従業員を6000人以上、グループ企業を含めて1万1060人以上の期間従業員、派遣労働者らを雇い止めにしていることについて取り上げました。

 リーディングカンパニーのトヨタが非正規切りの引き金を引いたものであり、企業の社会的責任は重く、大量解雇に道理はないとして4点を指摘しました。

 (1)人道に照らして許されない、(2)法令順守という最低限度の社会的責任をはたしていない、(3)大量解雇は避けられない、とする合理的理由はない、(4)雇用破壊は日本経済を景気悪化の悪循環に突き落とす――。

 当時の日本共産党は、国会で衆参合わせて10数議席しかない状況でしたが、道理ある日本共産党の申し入れのために、トヨタは会談に応じたのです。

《その3》過労死
 トヨタ堤工場で働きながら、2002年に過労死した内野健一さん(当時30歳)は、妻の博子さんの頑張りで2007年11月、名古屋地裁で労災認定を勝ち取りました。裁判所は、厚生労働省労働基準監督署の不認定を取り消したのです。

 裁判長は、健一さんのQCサークル活動、創意くふう提案、交通安全運動、EX(班長)役員活動などもふくめ、死亡1カ月前の残業時間が106時間45分あったと認めました。100時間を超えれば過労死認定の基準になります。

 この判決を受けて、日本共産党の小池晃・元参院議員(党政策委員長、参院比例代表候補)は、厚生労働省の舛添要一大臣に、「控訴するな」と国会で迫りました。厚生労働省は控訴を断念し、名古屋地裁判決が確定しました。


もとむら トヨタ総行動
(トヨタ総行動で、愛知県労働組合総連合の仲間と訴える、もとむら伸子参院愛知選挙区候補=2013年2月11日、トヨタ本社前で)

 以上は一例ですが、日本共産党の国会議員団は、トヨタという日本最大の大企業で働く労働者・家族のために、奮闘してきました。日本共産党が参院選で躍進すれば、もっともっと大きな仕事ができるでしょう。

 21日の投票日には、比例代表選挙では「日本共産党」、愛知選挙区では「もとむら伸子」とお書き下さい。

2013参院選挙 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2013/07/18 08:54

◎組織ぐるみの期日前投票は、おかしくありませんか?

 トヨタ自動車労組は参院選で、民主党の比例候補を推薦し、組合員に「支援する会」へ入会すること、期日前投票へ行くことを組織ぐるみで行っています。

 その比例候補はフェイスブックで、「皆さん、期日前投票に行きましょう! 投票所の駐車場も空いていますし、スムーズに投票できます」と呼びかけています。

 トヨタ労組が組合員に行っている期日前投票への動員は、組合員と家族(20歳以上全員)が、いつの日に投票所へ行くかを職場委員が聞き取りし、一覧表の日付に、まる印を記入するというものです。

 組合員らが投票に行くと、まる印を黒く塗りつぶします。同時に、選挙管理委員会が発行する「投票済証」を組合員から回収します。この中間フォローを、7月7日(日)に、最終盤フォローを7月16日(火)に行います。

 このフォロー状況を、職場委員から評議員、職場委員長、支部長へと報告します。このため職場委員は、組合員に7月15日(月)までに期日前投票を終えるようにと説明しています。

 参院選の投票日は、7月21日(日)ですから、トヨタ労組では、事実上、15日で投票が終わるということになってしまいます。

期日前投票所
(豊田市の期日前投票所)

 期日前投票は、仕事や旅行、病気などが理由で21日に投票できない場合に、それ以前に投票できる仕組みです。公職選挙法施行令では、理由を明らかにした「宣誓書」を書き、提出しなければなりません。

 すでにこのブログで書きましたが、トヨタ労組の組合員のAさんは、宣誓書の「仕事等による場合」の欄のなかに該当部分がなかったために、「その他」のところに、「組合が期日前投票に行けとうるさいから」と書きました。

 驚いた選管は、「仕事と書き直していいですか?」とAさんにたずねました。Aさんは、「21日は休日出勤ではないし、本当のことを書いただけなのに」と語っています。

 参院選で選管は、有権者に選挙広報をだします。有権者は、広報に記載された政党や候補者の政策・公約を読んで、どの政党・候補者を選ぶかの判断をします。また、新聞、テレビ、ラジオ、インターネットなどで政党や候補者の政策・公約を知ることができます。

 各政党、候補者は選挙中に論戦をくり返し、終盤になると争点が鮮明になってきます。有権者の判断材料は増えます。しかし、組合が組織的に組合員を期日前投票に行くことを強要し、投票1週間前までに投票を終了させるような事態になれば、有権者・組合員が政党や候補者の政策を十分知り、判断する時間・材料が奪われてしまうことになるでしょう。

 こうした組織まるごとの期日前投票の強要は、民主主義のあり方から見ても大きな問題です。

投票済証 参院選
(投票済証)

 トヨタ労組が推す先の比例候補は、フェイスブックでこう書いています。

 「日産車体湘南工場の、総決起集会にて挨拶させていただきました。総決起集会は、工場内の一画でしたが横断幕の脇には大きな垂れ幕が並び最高の雰囲気の中開催され、貴重な昼休みにもかかわらず、多くの皆さんにお集りいただきました。また、集会の最後には、分厚い束になった『投票済証』をいただき、パワー注入です」(7月15日)

 期日前投票と一体になった「投票済証」の回収についてこのように書いています。このブログに、「いいかげんにやめてほしい」などというコメントが寄せられているように、組織的な期日前投票は中止すべきではないでしょうか。

2013参院選挙 | コメント(5) | トラックバック(0) | 2013/07/16 14:04

◎今度は、日本共産党に投票してみませんか!

 昨日、このブログ「トヨタで生きる」に、「民主党離れ 加速」の記事をアップしたところ、「組合員」という名の人からコメントをいただきました。

 「今回、私もこっそり共産党に入れました。組合に対して少し罪悪感を感じましたが、これは私の正義です」

 ありがとうございました。多くの組合員は、トヨタ労組の民主党への支持強制に対し、コメントに寄せられたように、「あまり気分のいいものではない」「いいかげんにやめてほしい」と願っています。

 民主党候補へのメンバーズ(後援会)加入、メッセージ提出、ポスター貼り、期日前投票、投票済証の提出、電話掛け…これまでのあらゆる選挙でも、6カ月前の衆院選でも強制されているからです。

 では、組合が推す民主党は、私たちに何をしてくれたのでしょうか。いうまでもなく、政権についたものの国民、労働者を裏切り、衆院選で厳しい審判を受けました。先の東京都議選では、日本共産党に抜かれ、第4党になりました。

 組合が民主党の実績としてあげているものは、自動車諸税の軽減などでした。私たち働く者にとって、賃金や労働時間などの労働条件の向上のために、民主党は何もしてくれなかったといっていいでしょう。

 今回の参院選で、組合が推す民主党の比例候補は、TPPなど自由貿易協定の締結や、円高対策など産業基盤強化、自動車関係諸税の抜本改革など企業向けの政策をあげています。しかし、働くものの具体的政策はどこにあるのでしょうか?

志位街頭演説
(日本共産党の志位和夫委員長らの街頭演説会=7月7日、名古屋駅頭で)

 安倍自民党政権は、「世界で一番企業活動がしやすい日本」になることをすすめようとしています。労働の規制緩和をかかげ、地域限定社員制度の導入、解雇の金銭解決、裁量労働制や非正規雇用の拡大…など労働者が安心して働くことができないものばかりです。

 日本共産党は、こうした労働の規制緩和に反対するとともに、トヨタなど大企業が何も使わずにため込んだ260兆円の内部留保の一部を賃上げや安定した雇用(非正規雇用から正社員へ)に回すなどして、日本経済をデフレから脱却させ、内需中心の軌道に乗せることを参院選政策にかかげています。

 それは、トヨタの内部留保に手を突っ込むというのではなく、安倍首相が13春闘時に、日本経団連など財界に報酬の引き上げを求めたように行うという意味です。これは、日本共産党が安倍内閣に求めて行ったものです。財界に正面から、日本経済のために要請するというものです。

 日本共産党は、参院選挙で、自民党のアベノミクスと対決――「自共対決」を鮮明にしています。働く者の生活、権利をかかげてたたかう日本共産党に、今度は投票してみませんか。
2013参院選挙 | コメント(8) | トラックバック(0) | 2013/07/15 12:24

◎民主党離れ 加速

 トヨタ自動車の職場で、組合員の民主党離れがすすんでいます。

 ある職場のEX(班長)は、休憩時間に職場委員から、組合推薦の民主党候補への応援メッセージを書いてほしいといわれました。EXは、職場委員に「おれは原発に絶対反対だ。原発をなくしてほしい。民主党の政策はどうなんだ」と聞きました。

 職場委員は、「…」。民主党の政策がいえなかったのです。このやりとりを職場の労働者が聞いていました。「原発なくしたら電力が足らんようになる」「今でも電力は足りてる」「そうだな」などと原発をめぐって話し合いになりました。

 あるEXは、都議選の開票結果が出た月曜日、職場の日本共産党の後援会員に声をかけてきました。「おぉ、民主党は共産党に負けちゃったよな。じぇ、じぇ、じぇ!」

 その後援会員、若い労働者に共産党の支持を依頼しました。6カ月前の総選挙で共産党支持を依頼した時は、「びっくりした!」というぐらい共産党は選択肢に入っていませんでした。今回、「頭の隅に共産党を入れておいてよ」というと、「あぁ、いいですよ」との返事でした。

くみあいいん1
(トヨタ労働者)

 労組が推す民主党の比例代表のポスター。全国的に約6000枚を1戸建ての家に貼るとの方針が職場委員から組合員に報告されました。ある職場で、職場委員が「うちにも割り当てがくるかもしれません」と報告すると、「そんなの避けてこいよ」と組合員。「そんなポスターを貼ったら、近所からどう見られるかもしれん」「(組合は)貼っているか、どうかを見に来るのか?」など、みんないやがっていました。

 組合は、職場委員を通じて、期日前投票にいつの日にいくのかを同居家族をふくめて組合員1人ひとり聞いて、紙にその日にちを記入してチェックしています。投票に行くと、選挙管理委員会が発行する「投票済証」を提出するよう求めています。

 ある職場では、13(土)、14日(日)までに行くようにと組合員に求めています。この職場の組合員、Aさんは選管に期日前に行った際、期日前投票をする理由について、21日(日)の投票日が仕事や旅行などではなく、「組合が期日前投票に行けとうるさいから」と書きました。

 選管の担当者はこれを読んでビックリし、「仕事と書き直していいですか?」とAさんにたずねました。Aさんは、「本当のことを書いたつもりだが、選管が困っていたので書き直しに同意した」といいます。

くみあいいん2
(トヨタ労働者)

 日本共産党後援会員のBさんは、退職したCX(工長)に電話して、消費税増税反対などの共産党の政策を訴えて支持を依頼すると、「入れるぞ」と返事してくれました。後援会員らは、「これまでの民主党を支持して当たり前という職場の空気が変わってきた」と語っています。

 組合は、組合員、家族の民主党離れに、「このままでは、国政選挙で負けるという史上初の事態になる」と危機感をあおっています。13(土)、14(日)、20日(土)に、工場ごとに職場委員に電話掛けの割り当てをしています。午前9時~午後8時まで1人2時間というものです。
2013参院選挙 | コメント(5) | トラックバック(0) | 2013/07/14 17:05

◎トヨタの法人税率は26% あれ、35%ではないの?

 日本経団連など財界は、日本の法人税は、他の国と比べて高い、高いといって安倍政権に引き下げを迫っています。実際には大企業への優遇税制があることから、トヨタ自動車は、韓国並みの26%にすぎません。

 経済同友会(代表幹事・長谷川閑史武田薬品工業社長)は、参院選公示前日の7月3日、「法人実効税率25%への引き下げの道~成長戦略を強固にする税制~」を発表しました。

 このなかで、各国の法人実効税率の国際比較表を掲載しています。
 日本      34・61%
 韓国(ソウル) 24・20%
 中国      25・00%
 イギリス    26・00%
 フランス    33・33%
 アメリカ(カリフォルニア州) 40・75%

 同友会は、自民党の参院選公約で、「思い切った投資減税を行い、法人税の大胆な引き下げを実行します」をかかげていることから、その具体策を提案したといいます。

 約10%分の引き下げに必要な財源として、個人住民税や固定資産税、地方消費税の増額でおぎなうというものです。国民に負担を求めるというとんでもないものです。

50 赤旗 実質法人税負担率
(「しんぶん赤旗」、7月10日付)

 大企業の実質の法人税負担率を、「しんぶん赤旗」(7月10日付け)が計算したところ別表のようになりました。三井物産6%、日産16%、トヨタ26%にすぎません。経済同友会が比較している他の国並み、それ以下の水準です。

 これは、研究開発減税や連結納税制度、海外子会社配当非課税制度などさまざまな優遇制度があり、大企業ほど使いやすくなっているからです。たとえば研究開発減税は、企業が試験研究を行った場合、法人税の20%を上限に試験研究費の8~10%を控除する、などというものです。

 企業が利益から、設備投資や研究開発にお金をつぎ込むのは、経済を循環させるためには必要なことです。しかし、トヨタのように大きな利益をあげ、内部留保をたくわえている企業に減税をする必要があるのでしょうか。

 減税分がふたたび内部留保として積み上がってしまう可能性があります。安倍政権は、消費税の連続値上げを実施しようとしています。その上に、法人税減税の穴埋めを、経済同友会のように国民に求めるというのは、日本経済をいっそう冷やすことになるでしょう。

トヨタ本社
(トヨタ本社)

 日本共産党は、消費税増税や法人税減税に反対です。参院選では、健全な経済成長へ次のような政策をかかげています。

 「8割の大企業は、内部留保のわずか1%を使うだけで、『月1万円』の賃上げが可能です。企業内に滞留している資金の一部を、その企業の賃上げや非正規社員の正社員化に使われるようにする、これを突破口に、働く人の所得を増やし、消費を活発にし、内需を増やす――健全な経済成長への好循環を作り出していくことが求められています」

2013参院選挙 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2013/07/11 11:19

◎政治のねじれを真に解消するには


参院選は中盤に入り、日本共産党と自民党との“自共対決”が都議選以上に鮮明になってきた。豊田市の日本共産党と後援会は、井上さとし候補ら5人の比例候補の必勝とともに、9日に豊田市入りしたもとむら伸子愛知選挙区候補の押し上げに懸命だ。

 この日、朝7時から1日中、もとむらカ―は、トヨタ本社地区や社宅など豊田市内で訴えた。午後7時からは個人演説会が開かれた。もとむら候補は、豊田市で生まれ、育った。それだけに聴衆の思いも熱い。

 各分野から日本共産党ともとむら候補への期待のあいさつ、決意が続いた。トヨタ自動車労働者後援会の代表も訴えた。

もとむら2 20130709


 代表は、新聞などマスコミは、今回の参院選の争点を、衆院は自公民が多数を占めているのに、参院では少数になっている――いわゆる衆参の“ねじれ”を解消できるのかどうなのか、が争点であるかのように報道していることを批判した。

 アベノミクスの3本の矢のなかに、解雇の金銭解決、限定正社員制度、裁量労働のいっそうの拡大など、労働の規制緩和を盛り込んでいる。“雇用の流動化”の名のもとに労働者を解雇しやすいものにしようというのだ。

 安倍首相のいう、「世界で一番企業活動がしやすい日本」になるということは、労働者からみると、世界で一番働きにくい、雇用不安、権利侵害におびえる日本になるということではないか。

 現に、トヨタの期間従業員のように、3カ月契約の繰り返しで、いつでも雇い止めできるようになっているが、アベノミクスで正社員もこうした不安定な働き方に追いやられる可能性がある。

 豊田章男社長は、国内300万台体制の維持で雇用は守るという。しかし、2015年には国内生産は270万台程度になるという報道も出てきた。下請けのなかには、270万台になったらどうなるのか、とシュミレーションするところもあるという。

もとむら120130709


 6月の株主総会で豊田社長は、「真の競争力」という言葉を使った。日本の賃金が10倍高いのなら、生産性を10倍上げるということだという。

 こんな働き方をトヨタの労働者は求めてはいない。会社とトヨタ労働者の間がねじれているのだ。政治でも同じだ。原発をやめてほしい、消費税の増税をやめてほしい…安倍政権のやっていることと国民の願いがねじれているのだ。

国民、労働者のねじれを本当に解消するには、自民党と対決している日本共産党を躍進させることだ。トヨタ労働者後援会の代表は、こう熱く語った。もとむら候補は、党躍進のために先頭に立つと語った。この豊田市から党躍進の風を起こそうと思った。
2013参院選挙 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2013/07/10 16:07

◎志位委員長が名古屋駅前で訴え

志位2 20130707 (2)


 参院選は最初の日曜日の7月7日、名古屋駅前で日本共産党の志位和夫委員長が訴えた。猛暑の中、約4500人が比例代表の井上さとし参院議員、江上ひろゆき候補、もとむら伸子選挙区候補の訴えに耳を傾けた。

 駅前の西口はいっぱいの人、人。反対側の道路まであふれた。テレビカメラも並ぶ。最近にない集まりで、都議選での第3党への躍進以来、日本共産党への注目と勢いがあることを実感した。

 愛知選挙区も10人が立候補するなどおもしろい情勢になっている。民主王国といわれた愛知県でも、民主への厳しい批判が続いている。

志位2 20130707 (1)


 志位委員長は、アベノミクスには国民のふところを増やす矢はなく、反対に消費税の増税など毒矢ばかりと批判。この愛知県に本社を置くトヨタ自動車など大企業の内部留保の一部を賃上げや安定した雇用にまわし、内需を拡大して日本経済を好循環させる政策を訴えた。

 その通りだ。日本共産党トヨタ自動車委員会も、トヨタの内部留保に手を突っ込むのではなく、じっとして使い道のない内部留保を日本経団連など財界に賃上げなどにまわすよう求めていく――こうしたことを訴え続けている。

もとむら 20130707
2013参院選挙 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2013/07/08 07:49

◎これでいいのか、期日前投票、投票済証の強要

 トヨタ自動車労組は、参院選で期日前投票に行くことや選挙管理委員会が出す「投票済証」を労組に提出するよう強要しています。こうしたことは許されるのでしょうか。

 トヨタ労組は、自動車総連が推す、民主党のいそざき(磯崎)哲史氏=日産労組=の「支援する会」に、組合員を事実上、強制加入させています。これは、思想・信条の自由をうたった憲法に違反するものです。

 さらに、参院選の公示前から、組合員1人ひとりに期日前投票に行く日を確認しています。同居家族の行く日も同じように行っています。

 期日前投票に行くと、選挙管理委員会が発行する「投票済証」を、組合に提出することを求めています。これで、1人ひとりが投票に行ったかどうかをチェックしています。

投票済証
(今回の参院選挙で、豊田市選挙管理委員会が出す投票済証)

 棄権防止活動を装いながら、組合の推薦候補に投票することに誘導するものです。これまでの国政選挙や地方選挙で、くり返し行ってきました。

 たとえば、2011年の豊田市議選で、トヨタ労組などは民主党系の「市民フォーラム」の候補10人を推薦しました。豊田市の有権者(30万1667人)に対する期日前投票率は、21・1%にのぼりました。投票者数(21万3145人)との比率では、実に31・7%を占めました。

 愛知県一宮市の期日前投票率は、有権者比で6・1%でした。全国平均は、7・8%でしたから、豊田市はその約3倍という異常な高さでした。

 また、トヨタ労組のある組合員は、「1戸建てに住む組合員は、道路に面していそざき候補のポスターを張るようにと指示されている。各工場・事業所ごとに割り当てがあり、トヨタ全社では6000枚くらいになるという」と語ります。

 こうした強制に、組合員からは反発が強くなっています。組合員の期待を裏切った民主党への批判もあって、ある職場の評議員は、「今回の参院選挙は、ダメだろう」と語っています。
2013参院選挙 | コメント(8) | トラックバック(0) | 2013/07/05 15:35

◎参院選が公示されました!

ポスター貼り
(日本共産党のもとむら伸子愛知選挙区候補のポスターを張る党トヨタ自動車委員会=4日、豊田市内)

 参院選が7月4日、公示されました。日本のこれからをどうするのかが問われる重要な選挙です。ネット選挙が今回から解禁されたことを受けて、21日の投票日に向けて、私たち日本共産党トヨタ自動車委員会は、このブログを通じて日本のあり方を考えていきたいと考えています。

 日本共産党の志位和夫委員長は、公示日の4日に東京・新宿で第1声。前日3日の日本記者クラブ主催の9党の党首討論会でも、「自民党と対決し、『4つの転換』をめざします」と訴えました。

 「4つの転換」とは―。

(1) 国民の所得を増やして景気回復をはかる。「大企業の260兆円の内部留保の一部を活用して、賃上げと安定した雇用を増やし、景気回復の突破口を開きます。消費税増税には断固反対です」
(2) 原発ゼロの日本への転換。「事故が収束もしていないもとでの再稼働や原発輸出に厳しく反対します」
(3) 憲法を守り生かす政治への転換。「9条、96条改定に反対し、9条を生かした平和外交をすすめます」
(4) 「アメリカいいなり」からの転換。「TPP(環太平洋連携協定)、米軍普天間基地の辺野古『移設』に反対し、自主・独立・平和の日本をつくっていきます」

志位新宿 ニコニコ
(東京・新宿で第1声をあげる志位和夫委員長=ニコニコ動画の中継から=4日)

 安倍首相は、記者クラブの討論で、記者から「日本が過去に植民地支配をしたのか、中国大陸を侵略したのか」と問われたのに対し、「私は『歴史家に任せる』とずっといっている」とのべ、植民地支配、侵略戦争だとは認めませんでした。

 また、A級戦犯を祀っている特殊な靖国神社に参拝するのか、と問われたことについて、「行く、行かない自体が外交問題に発展するから申し上げるつもりはない」とのべ、参拝を否定しませんでした。

 自民党・安倍政権は、参院選で公明と合わせて過半数の獲得をめざしています。今後、次の衆院選、参院選までは国政選挙がなく、衆院の過半数と合わせて「黄金の3年間」になると考えています。

 「黄金の3年間」では、憲法の改悪など、本来やりたいことに手を付けることもいわれています。自民党と対決する日本共産党の比例5候補の必勝は、安倍首相の野望を打ち砕く痛打になるでしょう。みなさんの大きな応援をお願いします。

                 ◆

 9党党首討論会で志位委員長は、自民党がゼネコンの業界団体に4・7億円の政治献金を要請していたことを取り上げ、「最悪の利権政治だ」と批判しました。「しんぶん赤旗」日曜版が入手した文書で分かったものです。毎日新聞は、次のように報じました。

 <自民党>日建連に献金4億円要請

 自民党と同党の政治資金団体「国民政治協会」が今年2月、日本建設業連合会(日建連)に対し、「4億7100万円」の金額を明示した文書で政治献金を要請していたことが分かった。3日の党首討論会で共産党の志位和夫委員長が明らかにし、「最悪の利権政治だ」と批判した。

 共産党によると、金額が明示されていたのは同協会名の文書。それとは別に石破茂幹事長や野田聖子総務会長ら5人連名の文書があり、参院選について「国家国民のため勝利し、安定政権を打ち立てねばならない」とした上で「お力添え」を求めている。

 自民党幹部は事実関係の確認に応じなかったが、同協会は毎日新聞の取材に「毎年、通常の寄付の一環として日建連にもお願いしている」と認めた。

 安倍晋三首相(自民党総裁)は討論会で「文書を見たこともないので何とも言いようがない」と述べるにとどめた。

自民 献金要請
(自民党の石破茂幹事長ら幹部が連名で献金を要請した文書=「しんぶん赤旗」、4日付から)
2013参院選挙 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2013/07/04 14:38

◎「橋下5・13発言」で、流れは変わった

 参院選公示(7月4日)を前に、日本維新の会が大混乱しています。維新の会から参院選比例区に立候補予定だった奈良県橿原市の吉田浩巳氏が7月2日、立候補辞退を表明しました。

 「橋下共同代表の慰安婦をめぐる発言以降、逆風にさらされており、これ以上支援者に迷惑をかけられない」とのべたといいます。維新が内定した公認の辞退や取り消しは、これで6人目。奈良県では選挙区候補も辞退しています。

 日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)が5月13日に、「従軍慰安婦は必要だった」「米軍は風俗業の活用を」と発言したのは、国内ばかりか世界から厳しい批判を受けました。

 都議選での敗北に続き、参院選で立候補予定者の辞任が6人もでていることは、こうした侵略戦争肯定・美化発言に対し、国民の審判が下ったということです。いわば、「橋下5・13発言」で、“侵略戦争肯定ノ―”への流れに大きく変わったのです。

 このブログ「トヨタで生きる」で、私たちが侵略戦争肯定・美化発言を批判すると、“自虐史観”だといって攻撃する立場から執拗にコメントしてくる人がいます。私たちは、憲法9条を守る確固とした立場に立っています。

 参院選では、(1)投機とバブルのアベノミクスではなく、働く人の所得を増やし、内需拡大で景気を回復する、(2)原発ゼロ(3)憲法を守り生かす―をかかげ、安倍政権への「対決者」、打開策を示す「建設者」としての役割を果たすことを訴えていきます。

 次に、少し長めですが、日本共産党の参院選公約から、従軍慰安婦などの「歴史の改ざんと歴史への逆行を許さない」を紹介します。

本社地区宣伝1
(トヨタ本社地区で、宣伝カーから政策を訴える日本共産党)


 『侵略戦争、植民地支配を肯定・美化する、歴史の改ざんと歴史への逆行を許さない』

 《侵略戦争の肯定・美化は、戦後の国際政治の土台を覆すもの》 

 安倍政権が発足して以来、過去の侵略戦争と植民地支配を正当化し、美化する歴史逆行の勢力が、その本性をむき出しにし、大きな国際問題になっています。

 麻生太郎副総理ら4人の閣僚が靖国神社に参拝し、安倍首相が真榊(まさかき)を奉納しました。靖国神社は、日本軍国主義による侵略戦争を「自存自衛の正義のたたかい」「アジア解放のたたかい」と美化し、宣伝することを存在意義とする特殊な施設です。首相や閣僚の参拝や奉納は、侵略戦争を美化する立場に自ら身を置くことを、世界に向かって宣言することになります。

 さらに安倍首相は、「村山談話」の見直しに言及し、「侵略の定義は定まっていない」と述べ、国会で追及されても、「村山談話」の一番の核心の部分――「国策を誤り」「植民地支配と侵略」を行ったという部分を認めようとしません。

 米議会調査局リポートでは、安倍首相を「強力なナショナリスト」とし、「性奴隷や歴史教科書、靖国神社への参拝」などでの対応が、アジア諸国やアメリカから強い懸念をもって見られていると指摘しています。

 戦後の国際政治は、日独伊がおこなった戦争が不正不義の侵略戦争だったということを共通の土台にしています。この土台を覆す勢力は、国際政治に参加する資格を失い、国際的な孤立の道に転落していくことになります。

 《歴史を改ざんし、歴史に逆らうものに、厳しい審判を》 

 日本維新の会の橋下徹共同代表の「慰安婦は必要だった」という発言に、内外から大きな批判が起きています。女性を戦争の道具とみなす暴言は、女性への冒とくであるとともに、人間への冒とくです。国内外の大きな批判に対して、橋下氏は「日本人の読解力の不足」などと責任を国民に転嫁しています。もはや橋下氏に公人たる資格はありません。暴言を撤回、謝罪し、大阪市長を辞任することを求めます。

 石原慎太郎共同代表も、「戦争に売春はつきもの」と橋下発言を擁護し、維新の会は、党として、橋下発言の撤回を求めないことを決めました。このような態度である限り、維新の会は国政であれ、地方政治であれ、日本の政治に参加する資格はない、と言わざるを得ません。

 国連拷問禁止委員会は、日本軍「慰安婦」問題で「日本の政治家や地方の高官が事実を否定し、被害者を傷つけている」とし、日本政府に対して、こうした発言に明確に反論することを求めました。ところが、安倍首相は、橋下発言について「立場が異なる」というだけで、批判も否定もしようとしません。これは、首相の政治姿勢が、侵略戦争の美化という点で、橋下氏や石原氏と同根であることを示すものであり、その立場がきびしく問われています。

本社地区宣伝2
(トヨタ本社地区で、宣伝カーから政策を訴える日本共産党)


 《侵略戦争と植民地支配の歴史を直視し、日本軍「慰安婦」問題などの解決をすすめる》 

 日本がアジアと世界から信頼され、国際社会で名誉ある地位を占める国になるためには、過去の侵略戦争と植民地支配の誤りをきっぱりと認め、その負の遺産を清算する立場にたつことが不可欠です。

 ――首相、閣僚の靖国神社参拝をはじめ、日本政府の責任ある立場の政治家が、侵略戦争を肯定・美化するような行動、言動をとらないことを求めます。

 ――日本軍「慰安婦」問題では、日本政府として公式に謝罪し、個人補償を行うことが不可欠です。韓国政府は、「慰安婦」被害者の賠償問題について、日韓請求権協定にもとづく政府間協議を繰り返し日本政府に求めています。政府は「解決ずみ」などとして協議を拒否する態度をあらため、「この協定の解釈及び実施に関する両締約国の紛争は、まず、外交上の経路を通じて解決するものとする」(同協定3条1項)にもとづき、韓国政府との協議に、早急かつ誠実に対応することが求められています。

 ――日本の侵略戦争と植民地支配の歴史を子どもたちに正しく伝え、アジアと世界の国ぐにと平和・友好の交流を積極的におしすすめることが必要です。公教育に侵略戦争の美化・肯定を持ち込むことは許されません。政府や自民党などの教科書検定や教科書出版社への不当な介入、圧力をやめさせるために、日本共産党は、良識ある国民のみなさんとともに力を尽くします。

 ――領土問題を事実と国際的道理に立って解決をはかるためには、尖閣諸島問題にしても、竹島問題にしても、千島問題にしても、侵略戦争によって不当に占有した土地と、そうでない領土とを明確に区別することが必要です。そうしてこそ、国際的にも道理のある主張となり、問題の理性的な解決の道が開けます。

2013参院選挙 | コメント(7) | トラックバック(0) | 2013/07/03 18:33

◎共産党のイメージが変わった! 「カクサン部」

 東京都議選での躍進に、国民とマスコミの注目度がアップした日本共産党。こんどは、「カクサン部」がネットに登場。若者たちが、「ゆるキャラがいる!いい! 共産党のイメージが変わった」と、びっくりです。

 まず、アクセスしてください。

 http://www.jcp.or.jp/kakusan/

カクサン部


 ピンクのトップページに、ゆるキャラがズラリ。カクサンという部長、がまぐちゃん、たわら、しいさぁ、こそだて、ポーケン、ヨーコ、オテントSUN…というキャラクターです。

 「カクサン部」は、ネット選挙解禁で生まれた、日本共産党の特命PR部と自己紹介しています。「ゆる~い姿の、ゆかいな党員たちが集まったこの部の使命は、『ただしい政策、たのしい政治』を、世の中に『カクサン(拡散)』すること」と語ります。

 「もっと政治を知ってほしーつ!」
 「もっと政治を楽しんでほしーつ!」
 「ついでに日本共産党を好きになってほしーつ!」

 Tシャツ、キャップ、タオルの「空想グッズ」もある! 「人気が高いものは、もしかしたらつくっちゃうかもしれないよ!」 「カクサン部!のうた」もあります。ただし、歌詞のみ。「曲をつけてちょうだい(無償で)」と呼びかけています。

 まだまだあるけれど、これくらいに。トヨタの社員のみなさん! とりわけ青年のみなさん! アクセスした方がいいよ! 「こんな働き方 なんとかして!」もあるから。
2013参院選挙 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2013/07/02 18:43

◎トヨタ本社前で 「日本共産党ここにあり」

 参院選の告示(7月4日)が迫りました。日本共産党トヨタ自動車委員会は7月1日(月)、約3万人が働くトヨタ本社地区(本社、本社工場、テクニカルセンター)で、宣伝カーから「日本共産党ここにあり」と政策を訴えました。

 都議選で民主、維新を抜いて第3党になった日本共産党。マスコミの注目度は一気にアップ。この日発売の「週刊ポスト」は、「共産党に1票は 政治への劇薬か悪魔の選択か」と巻頭記事で報じました。

 「この際、先入観を捨てて見るならば、共産党の地方議員や組織が、党員のためだけではなく広く『市民のため』に地道な政治活動を展開してきたことは確かだ」

 タイトルの激しさとは違って、内容はきわめてまじめ。党トヨタ委員会も「地道な政治活動」をしてきたという自負があります。志位委員長のインタビューもいい内容です。

渋滞
(トヨタ・テクニカルセンター前で訴える日本共産党の宣伝カー)

 党トヨタ委員会はこの日、社員らが仕事を終えて帰宅する夕方、本社地区で訴えました。帰宅ラッシュ時間とあって、宣伝カーはノロノロ運転。豊田市在住で党愛知県委員会のもとむら(本村)伸子・県原発ゼロ対策部長(参院愛知選挙区候補)のテープを流すなどして訴えました。

 もとむら部長らは、投機とバブルのアベノミクスで物価は上がるが賃金は上がらず、その上、安倍内閣は、来年4月からは消費税の8%へのアップをねらっている、とその暴走を批判しました。

 そして、トヨタなど大企業が使い道がなく、ため込んだ260兆円の内部留保を賃上げや正規雇用を増やすことに使い、日本経済を内需拡大の好循環になるようにしようと訴えました。これは、トヨタの内部留保に手をつっこむことではなく、財界に正面から迫って実現するものです、と呼びかけました。

 こうした宣伝カーからの訴えは、先週から続けているものです。帰宅を急ぐトヨタ社員らがビルや工場の出口、門から出てきますが、日本共産党の訴えに注目したり、振り返っていました。
2013参院選挙 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2013/07/01 20:54

◎「こんどは共産党かな? でも…」

赤旗号外 201306
(「しんぶん赤旗」号外から)

 このブログ、「トヨタで生きる」には、日本共産党への意見、疑問などがコメントで寄せられています。トヨタ自動車のような大企業をつぶすのか? 中国と同じではないか…などです。

 「しんぶん赤旗」号外の6・7月号外では、こうした疑問にズバリお答えしています。トヨタの社宅をふくめ配布させていただきますので、ぜひともお読みください。ここでは、そのポイントをお伝えします。

 先日の東京都議会選挙で日本共産党は、民主や維新を抜いて第3党(8から17議席)へ躍進しました。メディアでは、参院選で日本共産党が躍進する可能性が強いと報道しています。

 そうしたなかで、赤旗号外は、「『こんどは共産党かな? でも…』というみなさんへ」というタイトルで、疑問に答えています。

 その1 「大企業はどうする」→「日本社会への責任をはたしてもらう」

 「共産党が政権をとったら、大企業はつぶすの? とんでもありません。大企業は、その巨大な経済力を日本経済と国民のために使うべきだ――ごくあたりまえのことを主張しているだけです」

 「賃下げ、正社員のクビ切り、非正規雇用の拡大…。こんなことを1社だけでなく、すべての企業がやれば、社会全体で需要が落ち込み、結局は企業経営もたちゆかなくなります。大企業の横暴勝手をおさえて、国民をまもるルールをつくる――これが共産党の提案です」

ユーチューブ 志位×古橋専務
(志位委員長とトヨタの古橋専務取締役との会談=ユーチューブから)

 その2 「旧ソ連、中国と同じでは」→「『民主主義』『人権』をなによりも大切に」

 「旧ソ連などのように、民主主義と人間の自由を抑圧する体制は、社会主義とは無縁です。日本共産党は、将来にわたって、『国民主権』『基本的人権』『議会制民主主義』『複数政党制』など、人類がきずいた価値ある成果をすべてひきつぎ、発展させます」

 「中国をどうみる」→「私たちは、いまの中国を“社会主義に到達した国”とは見ていません」

 ●1998年…日中両党関係を回復した最初の会談で「言論による体制批判には、言論で対応してこそ、国民に根をはつた体制になる」と提起する。

 ●2009~10年…チベット問題、劉暁波氏のノーベル賞受賞問題などでも「国際社会の理解を得る、理性的な解決」をよびかける。

 ●2012年…尖閣諸島問題で、志位委員長が中国大使と会談。「尖閣は日本の領土」「冷静な外交で解決を」とはっきり伝える。

 たとえば、日本共産党と大企業の関係では、リーマン・ショック時のトヨタ自動車の期間従業員の6000人以上の雇い止めに対し、志位和夫委員長がトヨタの古橋衛専務取締役(現、専務)と会談し、企業の社会的責任を果たすことを求めました。

 このブログ「トヨタで生きる」に紹介しています。こちらにアクセスしてください。
 http://toyotaroudousya.blog135.fc2.com/blog-entry-663.html
2013参院選挙 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2013/06/30 11:28

◎さあ、参院選だ! 全国決起集会

 「日本共産党ここにあり」――と参院選(公示・7月4日、投票21日)を前にした6月27日、日本共産党は参院選必勝・全国決起集会を開きました。東京の本部で午後7時から志位和夫委員長が約40分間、報告。全国には、インターネットで配信されました。

 豊田市では、党豊田市委員会の事務所に数十人の党員らが集まって、報告を聞きました。旧小原村では、党支部長宅に支部員らが集まりました。

 23日投開票の都議選では、民主党を抜いて第3党に躍進しました。8議席から17議席へと倍増し、豊島区(定数3)では、25歳の女性候補が、民主、維新に競り勝ちました。

日曜版 都議選
(都議選での躍進を報じる「しんぶん赤旗」日曜版、6月30日号)

 それだけに全国決起集会は、全国で、党員、支持者らがリアルタイムで志位委員長の報告を聞き、参院選での比例区5候補の必勝、選挙区での前進へ奮闘しようという連帯感に満ちあふれたものになりました。

 トヨタ自動車党委員会も、この日もふくめ連日、「日本共産党ここにあり」、とトヨタ本社前や堤工場前などで、宣伝カーから退勤する労働者に訴えています。党委員会の元気な姿は、街で話題になっています。

 トヨタ労働者へは、バブルと投機をあおるアベノミクスではなく、トヨタをはじめ大企業が使い道のないままにためこんだ260兆円の内部留保の1%を動かし、月一万円の賃上げと安定雇用に回し、国民の所得を増やして景気を立て直す――と訴えています。

 志位委員長は、全国決起集会の報告で、自民党と対決し、抜本的対案を示すという日本共産党の「自共対決」の姿勢が都議選で都民から支持されたものだと強調しました。

 参院選では、「こんどは共産党かな? でも…」という、国民からのさまざまな疑問に対し、日本共産党の路線・理念・歴史の全体像を語ろうとのべました。

 最後に、比例5候補が志位委員長と並び、「全国は1つ」と、ガンバローを三唱しました。豊田市委員会の会場でも、いっしょに三唱しました。

決起集会
(全国決起集会で志位和夫委員長の報告を聞く豊田市の党員、支持者ら=6月27日)
2013参院選挙 | コメント(4) | トラックバック(0) | 2013/06/28 11:21

◎日本共産党、倍増で第3党へ 都議選

 東京都議選が6月23日、投開票され、日本共産党は8議席から17議席へと倍増しました。民主党を抜いて第3党になりました。これを力に、参院選でも躍進をめざします。ありがとうございました。

 都議選での過去5回の日本共産党の議席は、13(1993年)、26(97年)、15(2001年)、13(05年)、8(09年)です。ふたたび90年代の躍進の時代に戻るためにいっそう努力したいと思います。

 朝日新聞の出口調査によると、無党派層は自民に20%、共産に19%、みんなに19%、民主に16%、公明に10%、維新に9%投票したといいます。前回の共産は13%でしたから、日本共産党への期待が大きかったかを示しています。

 池袋ターミナルがある豊島区(定数3)では、25歳の女性候補、米倉春奈さんが民主、維新に競り勝ち、3位で当選しました。

米倉春奈候補
(定数3で勝利した米倉春奈さん。左は小池晃政策委員長)

 日本共産党の志位和夫委員長は、次のように語っています。

 「選挙戦では、切実な三つの願いを日本共産党に託していただきたいと訴えました。一つは暮らしと景気を良くしてほしいという願い。とりわけ国民の所得を増やして経済を立て直してほしいという願いです」

 「二つ目は原発ゼロの日本を作ろうという願い。そして三つ目に日本国憲法を守り生かすという願い。みなさんのご期待に応えて公約の実現のために全力をあげたい。都政でも国政でも全力をあげたい」

 参院選では、都議選でくっきり浮き彫りになった「自共対決」の構図が、いっそう強まるでしょう。日本共産党トヨタ自動車委員会も、切実なみなさんの願いを受け止めて頑張ります。

志位会見 20130623
(記者会見する志位和夫委員長=24日のNHKニュースから)
2013参院選挙 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2013/06/24 11:39

◎豊田市で日本共産党演説会 感動と熱気に包まれる

 参院選の投票日まで1カ月と迫った6月22日、豊田市産業文化センターで日本共産党演説会が開かれた。愛知選挙区(定数3)で立候補を予定している、もとむら(本村)伸子さん(党県原発ゼロ対策部長)と佐々木憲昭衆院議員が訴えた。

 もとむらさんは、毎週金曜日に関電前で行われている原発ゼロの行動に欠かさず参加している。しかも豊田市出身だ。それだけに会場では、女性たちが「かんばって!」の1文字ずつをかかげるなど、盛り上がった。

 最近にない210人も参加。参院選比例区のいのうえ(井上)さとし議員の3選をはじめ全国5候補の必勝ともとむらさんの勝利をめざし、熱気に包まれた。

豊田市演説会1


 豊田市では、トヨタ労組が、比例区で自動車総連の民主党候補を組合員や家族に、メンバーズ(支援する会)へ加入することやメッセージカードを書くよう押し付けている。

 しかし、民主党前政権が自公政権と何も変わらなかったことへの怒りから、加入用紙を破り捨てるなど、組合員からはこれまでにない反発が強まっている。愛知選挙区では、10人が立候補に名乗りをあげ、元自民党国会議員が「共産党も当選が視野に入る」(中日新聞、22日付)と語っている。

 演説会では、佐々木衆院議員がアベノミクスのウラで、消費税大増税・社会保障改悪による負担増が着々と実行に移されようとしていると指摘。国民に20兆円も負担増を押しつけ、異次元の金融緩和でバブルをあおってもパンクするだけとのべた。

 家計消費が伸びず実体経済が低迷したままなら、アベノミクスは“砂上の楼閣”となること。アベノミクス宣伝のウラでボロ儲けしたのはヘッジファンドなどの外国人投機家であり、国民にとっては何もいいことないばかりか、物価上昇で負担が増えただけ――などとアベノミクスの本質を解明した。

 もとむらさんは、安倍政権の暴走を立ち向かうのは日本共産党だけであり、“自共対決”の選挙戦になっているとのべた。その上で、国民の所得を増やして本格的な景気回復の道を開く日本共産党の改革提言について語った。

 トヨタ自動車など大企業には、使われずにため込んでいる「余剰資金」化した内部留保が260兆円もあり、その一部を賃上げや非正規労働者の正社員化などに使い、働く人の所得を増やし、消費を活発にし、内需を増やす――こうした好循環の経済成長こそ必要だと訴えた。

 佐々木議員がツイッターで、「会場が感動と熱気に包まれました」と発信するなど意気高い演説会になった。参院選へ頑張ろう!

豊田市演説会2
2013参院選挙 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2013/06/23 15:15

◎これが民主党支持押し付け 内部資料が送られる

 7月の参院選に向けて、全トヨタ労連やトヨタ労組は、民主党の候補者の支持を組合員に押し付けています。組合員の反発が強まる中、日本共産党トヨタ自動車委員会に、支持を押し付ける組合の内部資料が送られてきました。

 送られてきたのは、トヨタ労連傘下のFTS(旧堀江金属工業)の組合員からです。組合は、比例区でいそざき哲史氏(日産労組)、愛知選挙区で大塚耕平氏(現職)への支持を、本人や知人、家族に強要しています。それを裏付ける内部資料です。

FTS 内部資料1


 その1つは、いそざき氏へ激励メッセージを送るというものです。その記入要領の資料には、「必ず本人の自筆で記入願います」とあります。

 自分の名前を書いた後、いそざき氏のフルネームを書く欄があります。比例区は、政党名でも候補者名でも構わないのですが、候補者名が多い順に当選が決まります。全トヨタ労連の上部団体、連合には比例区候補が9名もいます。このため、候補者名を覚えるためです。

 このメッセージカードは、メンバーズ(いそざき氏を支援する会)カードと一体になっています。メッセージカードを切り離して代議員に提出し、残りのメンバーズカードは、「財布などに入れて投票日まで必ず携帯して下さい」と念を押しています。

FTS内部資料2


 メッセージカードは、20歳以上の同居家族も対象にしています。FTSの組合員からは、4月にも告発があり、家族の分も自筆記入が強制され、「筆跡のチェックを行うので組合員の代筆は認めない」というひどいものでした。

 組合員に特定の政党の支持を押し付けるのは、思想・信条の自由を保障した憲法に違反するものです。筆跡チェックまで行うというのは、到底許されるものではないでしょう。
2013参院選挙 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2013/06/14 10:04

◎NHKが伝えた 日本共産党の参院選政策

 7月の参院選挙がせまりましたが、NHKは6月6日の午後7時のニュースで、日本共産党が同日発表した参院選政策を伝えました。次のように、コンパクトにまとめています。

              ◇

 共産党は、夏の参議院選挙の公約を発表し、消費税率の引き上げを中止するとともに、企業の内部留保の一部を賃金の引き上げに充てることなどで国民の所得を増やし、本格的な景気回復につなげるとしています。

 それによりますと、安倍政権の経済政策について、「国民の所得を増やす『矢』は1本もなく、これから雇用のルール破壊や社会保障の大改悪、消費税の大増税という『毒矢』が放たれようとしている」と指摘しています。

 そのうえで、本格的な景気の回復に向け、消費税率の引き上げを中止するとともに、企業の内部留保の一部を賃金の引き上げや非正規労働者の正社員化に充てることを通じて、働く人の所得を増やすとしています。

NHK 共産党が参院選政策
(NHKの6月6日午後7時のニュースから)

 また、社会保障制度については、「最低保障年金」を創設し、いわゆる無年金や低年金の解消を図るほか、医療費の窓口負担の軽減などを掲げています。

 このほか、憲法については、国会が憲法改正を発議する要件を定めた96条の改定に反対するほか、原発の再稼働と輸出を直ちに中止し、太陽光などの再生可能エネルギーに大胆に転換するとしています。

 志位委員長は「アメリカいいなり、財界中心、歴史逆行という安倍政権のゆがみを持った古い政治に真正面から対決していく」と述べました。

             ◇

赤旗 参院選政策
(「しんぶん赤旗」、6月7日付)

 政策のタイトルは、「安倍政権の暴走に立ち向かい、『国民が主人公』の新しい政治を――参院選で問われる大争点と日本共産党の改革提言」です。志位委員長は、「今度の参院選挙のキーワードは『自共対決』です」と指摘しました。

 これは議席の大小からだけでいうのではなく、安倍・自民党政権の3つのゆがみと真正面から対決しているのは日本共産党しかないという政党状況だからです。

 政策の全文は、次のアドレスで読むことができます。是非、アクセスしてください。
 http://www.jcp.or.jp/web_policy/2013/06/2013saninseisaku.html

2013参院選挙 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2013/06/07 15:31

◎「投稿」 不満、不満の声、声

 先日の「トヨタ労組の民主党支持押し付けに反発」記事をみて、私も声をあげなければと思い投稿します。

 私の職場でも、いそざき哲史氏のメンバーズカード、メッセージカード、推薦ハガキが配られました。組合の職場会が開かれ、次のような記入方法の説明でした。
-------------------
・メンバーズカードに自分の名前を書いて、こちらは携帯してください。
・下半分のメッセージカードには「いそざき哲史」と記入して、いそざきさんに対するメセージを記入してください。
・奥さんがいらっしゃる方は、奥さんにも同様にカードを書いてきてもらってください。

・ハガキの宛先は奥さんになります。奥さんに対して、いそざきさん推薦のひとことメッセージを記入してください。
・いそざきさんはトヨタでは知名度が低いので、こうやって名前を覚えてもらっています。
-------------------
 職場では多数の不満の声が出ています。

・これ意味あるのか?
・また組合はくだらんことしとるな。
・こんなこと強制していて投票するわけないだろ。逆に落選するぞ。
・俺はトヨタに勤めているからまだ仕方ないと思えるが、嫁は関係ないだろ。家庭でモメる原因になる。
・「書き覚え」を行わせるってなんだ! バカにしてるだろ。

 配偶者にも〈いそざき哲史を支援する会〉のメンバーズカードを持たせるので、配偶者も支援する会の会員です。その配偶者会員に対して、さらに組合員からいそざき哲史を推薦するハガキを送るとはどういうことでしょう?

 この会は、支持者で組織されていない、強制入会させられている象徴です。

15 いそざき ハガキ 


 大塚耕平の生活実現応援カードは、さらに不満の声が大きくなります。愛知県内の有権者で、トヨタ関連の労働組合に属さない人を紹介しなければなりません。
 地方から愛知県にやって来た、独身寮に住む者は紹介できる相手がいないといいます。アパート暮らしの単身者も近所付き合いがなく、同様に紹介できる人がいないといいます。

 年配の組合員は、以前、親戚を紹介した際に、「こういったことに巻き込まないで」と言われて困っていました。政治的なことで人を紹介するなんて、よっぽどの支持者ではないとできないぞ。間違っているという人やこんなことを全員にさせて、紹介された人もいい気はしないだろ。世間がトヨタのことを嫌いになるだろ、という人もいました。

 会社で、組合で、正面向いてこの現状を変えてほしいと要望しても、誰も動いてくれません。評議員や職長は「これも組合活動の一環」といい、上部に働きかけは行いません。自分に火の粉が降りかからないように、立ち振舞っているだけです。

 多くの人に現状を知ってもらいたく、投稿しました。

2013参院選挙 | コメント(7) | トラックバック(0) | 2013/05/20 09:01

◎トヨタ労組の民主党支持押し付けに反発

 夏の参院選に向けてトヨタ労組は、自動車総連や連合愛知が推す民主党候補の支持を押し付けていますが、組合員からは反発がでています。

 大型連休明けのある職場の職場会で、職場委員が、比例区、選挙区の候補者の資料を配布しました。比例区では、立候補予定の、いそざき(磯崎)哲史氏(新人、日産労組出身)への“メッセージ”を書くようにとカードを配布しました。

 カードには、いそざき氏の顔写真があり、同氏を「支援する会」のメンバー(会員)として、まず自分の名前を書くようになっています。その下には切り取り線が入っており、切り取り線以下を職場委員に提出することになっています。

 切り取り線以下には、長くて四角い空白があり、ここにわざわざ「いそざきてつじ」と書くようになっています。何のことはない、組合員が名前を覚えるためといわれています。

 参院選挙の比例代表選挙は、政党名、候補者名のどちらを書いても構わないという非拘束名簿式です。しかし、当選できるのは候補者の得票順ですから、「民主党」と書いては、いそざき氏の順位は上がないために、候補者名を覚えさすのです。

 トヨタ労組の上部団体の連合からは9人が立候補する予定です。民主党は昨年12月の総選挙で惨敗しましたから、連合内では単産、労組が候補者の名前を売り込む、激しい競い合いになっています。

 さらにカードには、いそざき氏に取り組んで欲しい政策が6つあり、ここにマルをするようになっており、その横に“メッセージ”を書くようになっています。また、氏名や企業・職場名を記入するようになっています。

いそざきカード


 このカードは、組合員本人だけではなく、家族の有権者の人数分だけ出すようにと指示されました。組合員から、「家族には書いてもらえない」と反発がでると、職場委員は、「代筆で書いてください」といいました。

 メッセージを書く組合員はほとんどいませんでしたが、ある組合員は、「消費税を上げないで」と書きました。民主党は政権時代、自民党、公明党と2014年4月からは現行の5%を8%に上げる、2015年の10月からは10%に上げることで合意し、法案を通過させています。

 選挙区は、連合愛知が推薦する大塚耕平参院議員の3選のために、本人以外に3人の紹介者名を書くようにというものです。しかも、トヨタやトヨタ関連の労働者はダブルので、だめだというものです。

 「3人も書けない」という声があがりました。独身寮に住む青年からは、「絶対ムリだよ」と声がでました。困った職場委員は、「自分の名前だけでも書いてください」といわざるをえませんでした。
2013参院選挙 | コメント(6) | トラックバック(0) | 2013/05/17 16:11

◎全トヨタ労連、東会長の開き直り

 昨年12月の総選挙で、民主党は惨敗しました。全トヨタ労連は、トヨタ労組の組織内議員、古本伸一郎氏の支持を強要しましたが、小選挙区で辛うじて過半数を得たにすぎませんでした。

 このため、夏に迫った参院選挙に向けて全トヨタ労連の東正元会長は、組合員への民主党批判に開き直っています。全トヨタ労連の機関誌「Z・ONE」4月号でのべているものです。

 東会長は、「組合員の皆さんの声に東会長がお答えします」という形で、3つの質問にこう答えています。その要旨は―。

 【質問1】 民主党惨敗について、全トヨタ労連の見解を明確に示してほしい。

 【東会長】 「民主党の歴史的惨敗の原因は、政党としてのまとまりを欠いたこと、これに尽きます。…組合員の皆さんが落胆したり、憤るのは当然です」

 東会長が指摘するように、民主党は元自民党の幹事長、小沢一郎氏から元社会党の幹部までふくまれていました。政権にありつきたい、大臣になりたいという野合だったのです。

 ですから、「腐った自民党政治を変えて欲しい」という国民やトヨタ労組の組合員の願いに応えられませんでした。根本的には、労働者派遣法の抜本的改正や普天間基地問題などにみられるように、自民党政治の2つの害悪―アメリカにいいなり、日本経団連など財界中心の政治を変えられなかったからです。

街頭演説 カード1
(昨年12月の総選挙で、全トヨタ労連の組合員の街頭演説会への参加カード。氏名、職場前名を記入するようになっています)

 【質問2】 民主党が政権をとってもダメだったのに、今後も応援することに疑問を感じます。

 【東会長】 「生活者の視点に立った政治、まじめに働いているのに恵まれない層や弱者に光を当てた政策の実現…一番近いのは民主党です」

 トヨタで「まじめに働いているのに恵まれない層」といえば、期間従業員や技術、事務の派遣労働者ら非正規雇用労働者です。トヨタだけでも9139人が働いています(2012年3月期決算報告書)。連結決算ベースでみると、トヨタ車体などで7万5757人にもなります。

 民主党政権は、労働者派遣法や有期労働の抜本的改正や願う労働者を踏みにじりました。

 成立した改正労働者派遣法は、製造業や、日雇い派遣など仕事があるときにだけ働く登録型派遣の「原則禁止」といいながら、「常時雇用」されている場合や政令で定めた設計業務など「政令26業務」を除外するなど、なんら規制されないものでした。

 また、違法な派遣があった場合は、派遣先が労働者に直接雇用を申し込んだとみなす規定を3年後に先送りしました。いずれも自民党に大幅に譲歩した内容でした。

 成立した改正労働契約法は、期間従業員のような有期労働の規制についても、「臨時的・一時的な業務に限定する」するという「入り口規制」を見送りました。無期雇用を原則とし、合理的理由のない有期雇用を禁止するルールを確立すべきだとの声にも背をむけました。

10 いそざき メンバーズカード
(参院選の候補者を支援する会の会員カード=メンバーズカード)

 【質問3】 民主党が野党になって、政策・政策課題への取り組みは変化するのですか。

 【東会長】 「民主党の政策の基本的な考え方が間違っていたとは思いません。…生活を良くしたい、あるいは政治に文句・不満を言いたいのであれば、義務を果たす、すなわち投票に行ってください」

 これはびっくりです。開き直りです。特定政党の支持を強要するのは、憲法で保障された思想・信条の自由を侵すものです。昨年の総選挙で、たとえば東会長は、古本候補の街頭演説会に組合員を強制的に参加させました。

 街頭で、氏名や職場名を書かせたカードを集めていました。参加者の中には、選挙権がない18歳の組合員もふくまれていました。

 夏の参院選挙でも、日産労組の候補者のメンバーズへの加入(支援する会会員)や候補者へのメッセージカードの提出を強要しています。こうした憲法違反の行為をただちにやめることこそが組合員の願いに答えることです。
2013参院選挙 | コメント(2) | トラックバック(0) | 2013/05/13 11:31
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