◎連合の推薦 田中法務大臣が23日間で辞任

 暴力団関係者との交際や外国人からの献金を認めた田中慶秋法務大臣が10月23日、辞任しました。事実上の更迭です。10月1日に野田首相に任命されてからわずか23日。花より短いと揶揄(やゆ)されています。連合の有力単産で、中小金属組合で組織するJAMの組織内議員です。

 田中議員は、旧ゼンキン同盟の小糸工業支部委員長などを務めた後、1983年に衆院議員になりました。稲川系暴力団幹部の結婚式の仲人などを務めるなど、暴力団と交際していたことが発覚しました。暴力団幹部との交際は、「約30年前」のことといいますが、国会議員になったころです。

 こんな黒い交際をしていた人物が国会議員を続けたばかりか、法務大臣に任命されるとは驚きより、あきれます。しかも、「JAMモノづくり進化論」という政策を発表し、労働者の利益の代表だという顔をしていました。もう言葉がありません。

 民主党政権になって3年余り。法務大臣は、田中議員で8人目です。1人当たりの任期は、4カ月余りといいますから、これもビックリです。2人目の柳田稔・元法務大臣は、神戸製鋼所で働いたことがあり、連合・基幹労連が推薦してきました。

 柳田議員は、「法務大臣とは良いですね。二つ覚えときゃ良いんですから。 個別の事案についてはお答えを差し控えますと、これが良いんです。 わからなかったらこれを言う。で、後は法と証拠に基づいて適切にやっております。この二つなんです。まあ、何回使ったことか」などと発言。2カ月余りで辞任に追い込まれました。

 田中大臣に代わり、24日朝には前法務大臣の滝実議員が再登板するのではないか、とのニュースが流れています。滝議員は、次期衆院選挙には立候補しないと表明してから大臣に任命されました。しかも、大臣任期中の記者会見で再任を求めないと発言、わずか4カ月で大臣から去りました。この間に大臣として仕事したのは、2回の死刑執行命令だけでした。

 民主党政権では、こんな軽い法務大臣が相次いだのです。法治国家を預かるトップがこんな議員とは情けないことです。自民党の政権時代は、わずか5日間で大臣を辞任した議員がいました。3年前、国民は自民党政治を変えて欲しいと、民主党に政権を託しました。しかし、法務大臣の体たらくを見ていると、民主党が完全に自民党化したことを示しています。

田中慶秋議員
(連合JAMの組織内議員、田中慶秋衆院議員=JAMのホームページから)
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民主党政権 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2012/10/24 07:28

◎これが復興予算? 被災地から遠く離れた愛知県にも

石巻市の日和山から南を望 
(復興がすすまない宮城県石巻市=2012年6月)

 東日本大震災の復興予算流用が問題になっています。その1つに経済産業省が2011年度3次補正予算で計上した「国内立地推進事業費補助金」(立地補助金)があります。

 総額2950億円。トヨタ自動車やキヤノン、パナソニック、シャープなど大企業に79%の2356億円使われますが、中小企業は21%にすぎません。しかも、被災地から遠く離れた愛知県にも使われています。

 「新たな局面に入った企業のカネ余り」との論文(三菱UFJリサーチ&コンサルティングが今年3月9日に発表)があるほど大企業は、潤沢な手持ち現金や内部留保を持っています。それなのに、民主党政権はさらに復興予算を大企業のために流用しているのです。

 トヨタ自動車は、愛知県豊田市と碧南市で、エコカー製造で立地補助金の交付を受けます。「しんぶん赤旗」(10月19日付)は、トヨタのコメントとして、「復興予算の流用に対する批判を承知しているが、当社は事業を通じて社会貢献する。申請を撤回する予定はない」(広報担当)と伝えています。

 トヨタグループでは、デンソー、アイシン精機、愛知製鋼、日野自動車の4社で計6件を受けます。他にも、アイシン北海道などトヨタの100%子会社などで6件の補助金を受けます。

 それぞれの企業にどれほどの補助金が使われているのか? 経産省は、国民の税金を使っているのに公開を拒んでいます。復興予算は、5年間で19兆円を投じることになっており、そのうちの10・5兆円は、所得税や住民税など私たちが増税で負担することになっています。

 「大企業が補助金を受けてなぜ問題か?」という意見があります。被災地の声を聞いてください。宮城県石巻市仮設南境第7団地自治会(487世帯)の山上勝義会長はこう語っています。

 「国はなぜ強いものを助けて、弱いものを助けないのですか。仮設では、短期のアルバイトで生活をつなぐ人も多く、『このまま見殺しか』と不安の声があがっています。生活や商売を立て直すための支援が圧倒的に足りない。それなのに国は私たちをダシに、別のところに金を使う。お金があるのに復興予算を持っていった企業さん。被災者のためのお金を返してください」(「しんぶん赤旗」10月19日付)

 立地補助金は、このブログ「トヨタで生きる」で紹介しましたように、私たちが住む豊田市でも市が独自に出しています。
 http://toyotaroudousya.blog135.fc2.com/blog-entry-797.html

 豊田市の2011年度の立地補助金は39事業所に6億4346万円が交付されました。このうちトヨタと関連会社で72%を占めました。元町工場の生産技術棟に1億7075万円、他にもパートナーロボット棟に4195万円などです。

 国でも地方自治体でも立地補助金の見直しが必要です。

トヨタ元町工場
(トヨタ元町工場)
民主党政権 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2012/10/23 10:00

◎「身を切る」とは何ですか?

 「身を切る」「身を削る」という言葉が政治家からぽんぽんと出てきます。野田首相が、消費税を10%に引き上げるためには、国民の理解が必要で、そのために政治家みずからが「身を切る」というものです。

 どうやら消費税増税の口実に使われているらしい。その具体化が、衆院比例定数の80削減です。民主党は1月18日、政治改革推進本部の総会で、これを決め通常国会に法案を提出すとしています。

 トヨタ労組の上部団体の連合の古賀伸明会長も18日、野田首相との会談で、「国民に負担を求めるのだから、自らが身を削る努力が必要だ」とのべました。

 ちょっと待ってください。80議席削減で、どれほど身を削ることができるのでしょうか? トヨタ労組が組合員に支持を押しつけてきた古本伸一郎衆院議員(小選挙区制愛知11区選出=豊田市、みよし市)は、ホームページで次のように語っています。

 「街角で出会う若者(20代、30代)と話をすると『なぜ増税するのですか』と問われます。…国会議員一人当たりの運営経費は年約1億円です。衆議院議員を80名削減すると▲80億円です。国家の赤字財政を考えればたった80億円かもしれません。でも、身を切る覚悟が問われています」

 古本議員、もっと「身を切る」ものがありますよ。政党助成金です。毎年、320億円もの税金が民主党や自民党、公明党などに費やされています。

 日本共産党は、税金を投入する政党助成金は、国民の思想・信条の自由をふみにじるもので憲法違反として、受け取りを拒否しています。政党の収入は、事業活動や党費、個人献金に頼るべきだというのが日本共産党の考えです。

 民主党は、2011年に168億円を受け取りました。収入の実に82・7%が政党助成金です。同年の民主党国会議員は398人ですから、1人当たり4000万円になります。こんなばく大な金が税金から支出されているのです。

 身を削るために、政党助成金をばっさり削りましょう。古本議員は、国会議員一人当たりの運営経費は年約1億円と計算しています。これは政党助成金をふくめているものとみられます。1人当たり7000万円とすると、これを320億円で割ると457人になります。

 つまり、ムダな政党助成金をなくせば国会議員457人を削減したことと同じことになります。衆院比例代表の議席を削減するのは、少数意見、少数政党を圧殺することです。民主主義の基本は、少数意見を尊重することです。

 「身を切る」というなら、政党助成金320億円を削りましょう、古本議員!

衆院
民主党政権 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2012/01/20 08:18

◎「はやぶさ2」の予算削減 怒り心頭の川口教授

 物に質量を与えたといわれる、ヒッグス粒子の痕跡が明らかになるかも知れない―2011年年末、宇宙の根源に迫るニュースが世界を駆け抜けています。その実験装置の超大型加速器をさらに上回る加速器を日本に誘致しようという動きが出ています。その装置は5000億円というから驚きです。

 閉塞感漂うわが国で、日本の科学技術が世界に誇ったのが、小惑星「はやぶさ」の快挙です。今年は、はやぶさの映画が同時期に3本も公開されるなど話題を呼びました。

 そのはやぶさの後継機「はやぶさ2」の来年度の予算要望は、70億円ですが野田内閣と民主党が大幅圧縮の動きを見せています。はやぶさのプロジェクトマネージャーを務めた宇宙航空研究開発機構の川口淳一郎教授が、同機構のホームページに怒りの文章を載せています。

 川口教授は、「信じがたい評価を受けていることに驚きを禁じ得ない」とのべるとともに、「はやぶさ初代が示した最大の成果は、国民と世界に対して、我々は単なる製造の国だったのではなく、創造できる国だという自信と希望を具体的に呈示したことだと思う」とのべています。

 その上で、スーパーコンピューターの開発予算が、民主党の蓮坊・事業仕分け人から、「世界一になる理由は何があるんでしょうか? 2位じゃダメなんでしょうか?」といわれて削減された例をあげながら、民主党政権を痛烈に批判しています。

 「進んでトップの位置を明け渡し、後方集団にうもれようとしているかのようだ。どうして2番ではだめなのか、この国の政府は、またも、この考えを露呈したかのようだ。トップの位置を維持し、独走して差を開いて行こうという決断を行うことに躊躇してしまう」

 「世界の2番手にいて、海外からの評価と格付けに神経をとがらせるばかり。堪え忍べと叫び、自らの将来を舵取りするポリシーに欠ける。なんとなさけないことか。次世代を支える若者が、この国の国民でよかったと感じられなくなるようでは、将来はない」

 是非、全文をお読みください。
http://www.hayabusa.isas.jaxa.jp/j/index.html

 はやぶさ2のイメージ
(「はやぶさ2」のイメージ jaxaホームページから)
民主党政権 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/12/15 09:56

◎小沢「陸山会」事件で有罪 「赤旗」のスクープが決めて

20110927 赤旗
(「しんぶん「赤旗」 9月27日付)

 小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反(虚偽記載)事件で、東京地裁は9月26日、小沢氏の元秘書3人に禁固2~3年の有罪判決を出しました。

 なぜ、嘘の記述をしたのか? 判決は、小沢氏の地元、岩手県の胆沢ダムの工事の受注をめぐって、中堅ゼネコン・水谷建設(三重県)が小沢事務所に5000万円ずつ、計1億円の裏献金を渡したことを隠すことが動機になったと認定しました。

 この裏献金について「しんぶん赤旗」日曜版は2009年11月にスクープしていました。この裏献金の事実が有罪の決め手になりました。

 日本共産党の市田忠義書記局長は同日、小沢氏の国会での証人喚問を要求しました。民主党の輿石東幹事長は、証人喚問や他の野党の小沢氏の議員辞職要求について、「いずれも党として考えていない」とのべ、小沢氏の道義的責任も「(あるとは)考えていない」と語りました。

 輿石幹事長は、小沢氏の側近ですが、野田首相が小沢グループの意向を汲んで幹事長に選出したばかり。民主党は、あくまで小沢氏を擁護する姿勢で、自浄作用はまったくありません。国民から民主党がかけ離れていることが鮮明になりました。

 「陸山会」の土地購入事件で強制起訴された、小沢氏の裁判の初公判は10月6日に開かれます。

日曜版 スクープ
 (「しんぶん赤旗」日曜版のスクープ=右側)
民主党政権 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/09/27 09:31

野田民主党内閣が誕生したが―

 野田民主党内閣が9月2日、発足しました。東日本大震災と原発事故という国難に直面しながら、野田首相が原発について、「安全性をチェックし、再稼働をしたい」とのべるなど、希望となるメッセージが何も伝わってこない内閣のスタートです。

 野田首相は、組閣前日の1日に、自民党や公明党と党首会談にのぞんだり、日本経団連の米倉弘昌会長と会談。首相が組閣前に会談するのは異例のこと。米倉会長とは、「政府の会議をつくり直します。出席していただけますか」と要請しました。「全面的な協力」を約束した米倉会長。

 野田首相は、小泉・元自公内閣時代の「経済財政諮問会議」のような、財界代表を入れて国の重要政策を決める組織を念頭に置いているものとみられます。同会議には、トヨタの奥田碩元会長が加わっていました。小泉時代の新自由主義、規制緩和路線で、非正規労働者が激増しました。

 野田首相の民主党人事、閣僚人事を見てみると、民主党代表選で代表に選ばれた後、「ノーサード」(ラグビーで試合が終了し、敵も味方もないという意味)といいながら、小沢一郎・元代表に配慮したことがよくわかります。小沢氏は、土地購入をめぐって政治資金規正法違反で強制起訴されています。

 民主党の幹事長に、輿石東・民主党参院議員会長を選びました。輿石氏は、ことあるたびに、小沢氏を擁護してきたことで知られています。山岡賢次民主党副代表を国家公安委員長に選びました。山岡氏は、小沢氏の側近中の側近です。

 内閣の顔ぶれに民主党内では、「(代表選の)論功行賞人事だ」という声が上がっています。自民党の大島理森副総裁からは、「古いかつての自民党時代に戻ったようだ」とからかわれるほどです。

 野田首相は、代表選で自民、公明との「大連立」を主張しました。首相に選ばれてからの言動をみると、早くも経団連に媚を売り、民主と自民・公明の大連立=翼賛体制をすすめようとしています。

 政策的には、「社会保障と税の一体改革」という名の消費税増税、農業や地域経済、雇用を破壊するTPP(環太平洋連携協定)などを推進しようとしています。“どじょう内閣”といって庶民性を売り込もうとしていますが、その顔はどこを向いているのでしょうか。

20110902 野田内閣

(野田内閣が誕生したが…=東京テレビ系の「WBS」から)
民主党政権 | コメント(3) | トラックバック(0) | 2011/09/03 13:11

小沢支配の民主党代表選挙

 民主党の代表選挙が8月27日告示、29日投票で行われます。トヨタ自動車労働者の春男と一太郎が語り合いました。

 春男 新聞、テレビは、民主党の代表選挙ばかりだね。
 一太郎 代表になれば次の首相になるからだ。5人の立候補者が何をしようとしているか、さっぱりわからない。
 春男 “脱小沢”とか、“親小沢”ばかりだ。“脱原発”じゃあるまいし。結局、小沢派130人を率いる小沢が次期首相を決めるんだよね。
 一太郎 小沢は、土地購入をめぐって政治資金規正法違反で強制起訴されて、10月6日に初公判があるんだろう。そんな人物が、キングメーカーだなんて、信じられないなぁ。

 春男 その小沢が、海江田万里の応援を決めたというが。
 一太郎 国会の質疑応答中に泣いたという大臣だったから、小沢は操縦しやすいと見ているんじゃない。
 春男 小沢は、裁判で無罪になり、1年後の代表選に出るといううわさがある。海江田が首相になっても、ショートリリーフだろうね。

 一太郎 小沢は、民主党が2年前の衆院選挙で掲げた「国民の生活が第一」という民主党の原点に戻れといっているね。
 春男 しらけちゃうね。昨日(26日)、福島第一原発の3キロ圏内の住民が初めて、しかも5カ月ぶりに、たった2時間だけ家に戻ることができた。民主党も自民党も原発を推進してきた。住民たちの生活は第一どころか、今後10年以上は住めない地域になってしまった。

 一太郎 在日外国人から献金を受けて外務大臣を辞任した前原誠司は、“脱小沢”だって?
 春男 最初は、小沢の支持を取り付けようとしていたよ。前原は、そもそも、次をにらんで立候補を見送ろうとしていた。周りから「今、立候補を見送ったら首相のチャンスはない」といわれて決意したそうだ。
 一太郎 民主党政権がいつまで続くかわからんからねぇ。

 春男 そういうことか。派閥で争った自民党となんら変わらないね。
 一太郎 小沢と一緒に動いている鳩山由紀夫・元首相は、沖縄の普天間基地について「最低でも県外移設」といっていたのをひるがえし、県民の願いを反故にした。菅首相も消費税増税を打ち出したり、農業や地域経済、雇用を破壊するTPP(環太平洋連携協定)を推進するなど、国民の生活をこわしてきた。
 春男 僕の周りにも、自民党政治を変えるために民主党に投票した人間が多かったが、“裏切られた”と口をそろえていっているよ。

 一太郎 トヨタ労組が加盟している連合は、民主党政権の最大の応援団体で、組合員に民主党の支持を押しつけてきた。自民党となんら変わらない民主党の支持押し付けをもうやめて欲しい。
 春男 そうだよ。労組が国民から期待されなくなるからね。今こそ、組合員、国民の生活が第一といって賃上げや労働条件向上にたたかって欲しいよ。

20110827 新聞

(民主党代表選で、小沢一郎氏が海江田支持を決めたと報じる新聞各紙)
民主党政権 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2011/08/27 09:55

民主党代表選 何のための、だれのための「大連立」?

 菅首相の後継者を選ぶための民主党の代表選挙が、8月29日にも行われる予定です。候補者が7人も乱立し、選挙の争点の1つが民主党と自民党・公明党との「大連立」といいますから驚きます。

 2年前の2009年の総選挙で、民主党は「国民の生活が第一」といって、自公政権を批判し、鳩山政権が誕生しました。国民が民主党に託したのは、腐りきった自公政治を変えて欲しいという願いでした。

 それからわずか2年。代表選に名乗りをあげている野田佳彦財務相が「大連立を念頭に置いている」と口火を切ると、前原誠司・元外相や樽床伸二・元国対委員長がこれに呼応しました。

 野田氏の考えは、参院で民主党が過半数を割っており、国会運営が大変だから、自公に協力を求めようというものです。自民党は、「頑張ってもらいたい」(谷垣禎一総裁)とエールを送っています。それでは、自公とどんな政策をめざそうというのでしょうか。

今、国民的課題になっている原発の問題については、「安全性を確保し、稼働できるものは稼働させる」(野田氏)などというもので、原発を推進してきた自民、公明とまったく変わりません。国民多数の原発ゼロを掲げる候補者はいません。

消費税の増税や環太平洋連携協定(TPP)の参加検討、沖縄への米軍新基地の押し付けなど重要な政策問題で、自民、公明とほとんど差がありません。国民が民主党を見限っているのは、民主党政権になっても自公政治と変わらなかったということでしょう。

 トヨタ労組が加盟するナショナルセンター、連合は「二大政党的体制による政権交代可能な政治体制の実現」を政治方針にしてきました。この方針をもとに、トヨタ自動車で働く私たちに、トヨタ労組は民主党の支持を押しつけてきました。

 「大連立」は、連合の「二大政党的体制」の破綻を示すものです。大連立をめざすような人物が民主党の代表になり、首相になったら、トヨタで働く私たちに何をもたらすのでしょうか。何のための大連立、だれのための大連立か―厳しく問われています。

99 2011 民主ポスター
(街角に残っていた民主党のポスター。色あせていました)
民主党政権 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/08/22 09:52

松本復興相の恫喝 民主党政権の末路

 松本龍復興相の被災地での暴言が怒りを呼んでいます。暴言を通り越して恫喝(どうかつ)ともいえるものです。居座る菅首相とともに民主党政権の末路を示すものです。

 松本氏の恫喝がどんなものであったか? ユーチューブで映像が流れています。
http://www.youtube.com/watch?v=VtUqWdbjnTk&feature=player_embedded

 恫喝の中身は次のようなものです。

岩手県の達増拓也知事との会談―。
「おれ、九州の人間だから、東北の何市がどこの県とか、わからんのよ。知恵を出したところは助けるけれど、知恵を出さないところは助けない」

[宮城県の村井嘉浩知事との対談―。
「(数分遅れで応接室に入ってきた知事に対し)お客さんが来る時は、自分が入ってから呼べ。しっかりやれよ。(自衛隊出身の知事に対し)長幼の序がわかっている自衛隊ならそんなことやるぞ。わかったか?」
「(漁業の集約や民間への開放など、知事計画案に対して)県でコンセンサスをとれよ。そうしないと、我々は何もしないぞ」
「(会談の最後に同席していたメディアに)今の最後の言葉はオフレコです。みなさん、いいですか、『絶対書いたらその社はもう終わり』だから」

 これが大臣なのです。しかも、いま最も重要な大臣なのです。被災地の人々が怒るのは当然です。松本氏は、部落解放同盟の副委員長といいます。利権あさりのために、行政を恫喝してきた団体として有名です。

 松本氏の実家は、福岡で中堅ゼネコン「松本組」を経営しており、松本氏は国会議員のなかでも突出した金持ちです。こうした人物を復興相という重責に任命した菅首相の任命責任も問われています。

 松本氏のオフレコ恫喝発言に屈せず、東北放送(宮城県のTBS系)が最初に放送しました。その勇気に拍手です。

 松本氏は、ただちに辞任せよ!

                     ◆

 松本氏は、このブログ「トヨタで生きる」をアップ(5日午前8時48分)した直後、辞任を表明しました。復興相就任わずか9日でした。松本氏を任命した菅首相の責任が問われます。

松本復興相の恫喝 

(恫喝する松本氏=ユーチューブから)
民主党政権 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/07/05 08:48

料亭、酒屋で飲食。ポロシャツ、いすセット購入にも 政党助成金で

 政党助成金をご存知ですか? 国民1人当たり250円の税金を各政党に配分するお金です。その使い道は? ある年の分を見てみると―。

「東京・赤坂の料亭、永田町の中華料理店で、『会議飲食代』の名目で支出。ポロシャツ代63万円」(民主党)、「石原伸晃衆院議員はデジタルカメラ購入」(自民党)、「七十万円を超す椅子(いす)・テーブルセットを購入(公明党)、「料理代に約17万円」(社民党)

何と、何と…。政治家が税金をこんなことにも使っていたのです。
政党助成金は、総額年320億円を各党の議席に応じて、年4回に分けて配分するものです。今年の1回分が東日本大震災の救援活動のさなか、約80億円が配分されました。

民主党42億円余、自民党25億円余、公明党5億円余…。

「天声人語」(朝日新聞24日付)は、「震災増税が言われる中、被災者に尽くすべき者が炊き出しに並んでいるような違和感を覚えた」と批判しました。

日本共産党は、制度が始まった1995年以来、憲法違反だとして受け取りを拒否しています。

いっせい地方選挙で各党は、ムダを省けと叫びました。各党は国会議員の歳費3割削減を決めました。総額は21億円で、政党助成金のわずか15分の1です。その一方で、ばく大な政党助成金を受け取っているのです。

日本共産党の大村よしのり、根本みはるの両豊田市議らが豊田駅前などで大震災の募金を呼びかけたところ、小学生らがお小遣いから10円、20円を出してくれました。国民は、こんな思いで被災者支援をしています。

ムダを省けというなら、率先して政党助成金制度そのものを廃止しすべきです。各党は、せめて震災復興資金に回すような見識を示せないのでしょうか。

政党助成金 250円
  (国民1人当たり250円の税金が政党助成金に流れています)

 【訂正】
 昨26日のブログ、「期日前投票 31・7%にも 豊田市議選」では、比較の方法が「有権者比」と「投票数比」の2つの方法がありましたが、ごっちゃになっていました。ブログを訂正し、書き直しました。おわびいたします。
民主党政権 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/04/27 09:43

こんな民主 だれが支持押し付けた

 菅内閣と民主党政権の退場を求める国民の声が、日に日に強まっています。2月21日にメディアが発表した世論調査では、菅内閣の支持率は20%(朝日)、19%(毎日)、17・8%(時事)、19・9%(共同)で、不支持率は69%(朝日)、60%(毎日)、63・7%(時事)、63・4%(共同)です。もはや政権は末期症状です。

民主党政権の継続を求める声も、22%(朝日)にすぎません。2009年8月30日投票の衆院選挙で、民主党が308議席を獲得してからわずか1年半。国民は、民主党政権にノーを突きつけています。

なぜ、こうなったのでしょうか。「国民の生活が第一」と公約しながら、後期高齢者医療制度廃止などの公約を投げ捨てました。財政難という一方で、法人税の減税で大企業などに1兆5000億円もまけてやっています。

労働者には、「常用雇用を拡大し、製造現場への派遣を原則禁止します」といいながら、大企業には規制にならないように、労働者派遣法改正案に大穴を空けています。消費税増税の道をひた走り、日本の食と農業を壊滅的にするTPP(環太平洋連携協定)に参加しようとしています。

普天間基地問題でも、自公政権と同様に、辺野古への新基地建設案を沖縄県民に押しつけようとしています。“政治とカネ”の問題では、小沢一郎問題が噴出しています。「政治を変えてほしい」という国民の願いに、民主党が何もできないのは、自民党政治と同じように、アメリカと財界(日本経団連や大企業)に、何もいえないからです。

トヨタ労組が加盟するナショナルセンター、連合は政治方針で、「政権を担いうる新しい政治勢力の結集に努力し、究極的には二大政党的体制の確立をめざす」をかかげ、民主党支持を組合員に押し付けてきました。

トヨタ労組も昨年夏の参院選挙で、同労組出身の直嶋正行参院議員の4選を組合員に押し付けました。直嶋氏は、鳩山前内閣の経済産業大臣として、法人税減税の旗振り役を果たしました。

小沢一郎・元代表に近い衆院議員16人は、民主党からの会派離脱騒動を起こしています。民主党内部からも菅内閣の退陣を求める声がでるなど、民主党はがたがたです。その16人は、「国民生活が第一」に戻れと主張しますが、国民は彼らが「小沢センセイ第一」だと見抜いています。

連合のいう「二大政党的体制」は、完全に破たんしています。この4月には、いっせい地方選挙が行われます。民主党押し付けは、「ノー」です。この声をあげましょう。

民主2009マニフェスト
(民主党が「国民の生活が第一」を掲げた2009年衆院選挙のマニフェスト)
民主党政権 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/02/21 11:16

小沢一郎・元民主党代表が強制起訴

07年参院選挙ポスター
(2007年参院選挙の民主党ポスター)

 小沢一郎・元民主党代表が1月31日、指定弁護士によって強制起訴されました。民主党の支持を組合員に押し付けてきた、連合や連合に加わる労組の責任はどうなるのでしょうか。

 起訴内容は、小沢氏の資金管理団体「陸山会」が2004年に取得した土地をめぐり、購入代金に充てた小沢氏からの借入金約4億円を、04年の政治資金収支報告書に記載しなかった虚偽記入の疑い―などです。

 東京地検は、「嫌疑不十分」で不起訴。市民が参加する東京第1検察審査会は、「不起訴不当」、同第5検察審査会は、「起訴相当」の議決をしました。これを受け、指定弁護士が強制起訴したものです。

 小沢氏と連合は深い関わりを持ってきました。06年4月、前原誠司代表(現在、菅内閣の外相)の辞任を受け、民主党の代表に就任。連合と一線を画した前原氏に対し、07年の参院選挙で連合の高木剛会長と二人三脚で全国遊説に駆け巡るなどしました。民主党は60議席を獲得、自民党は過半数を割り込みました。

 小沢氏は、マニフェストで「7つの提言」を発表。その第1に「雇用を守り、格差を正す」として、「パート・契約社員を正規社員と均等待遇にします」などと、連合に配慮した政策を掲げました。

 小沢氏は、「国民の生活が第一」などと耳触りのいいことをいいながら、政治資金規正法に違反することを隠し続けてきたのです。こうした小沢・民主党の支持を組合員に押し付けてきたのが連合です。

小沢氏の強制起訴で、「政治とカネ」の問題が改めて問われています。連合や連合に加わるトヨタ労組などは、小沢氏の強制起訴を組合員にどう説明するのでしょうか。

小沢一郎081002連合中央委員会で
 (連合の中央委員会=08年10月=で高木剛会長=右側=と握手する小沢一郎代表=当時=)
民主党政権 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2011/02/01 10:21

なぜ、国会招致に応じないのか

 民主党の小沢一郎・元代表の国会招致をめぐって、民主党はがたがたの状態です。連合の古賀伸明会長が、菅首相×小沢対談を呼びかけ25日に実現しました。会談には、連合の幹部10人も同席しました。

 古賀会長は、国民の民主党への「期待は失望に変わり始めている」「統一地方選では、第三極に流れる可能性がある」と苦言をのべたといいます。2人は、「目もあわせず」、“寒い会合”だった(日経新聞)と報じました。この日、日本列島を寒波が襲っていました。

世論調査では、国民の7~8割が小沢氏の国会招致を求めています。これに、「裁判で決着をつける」といって断固、応じない小沢氏。「(民主党の)一兵卒」(小沢氏)に、なかなか鈴を付けられない菅首相。

小沢氏は、陸山会名義で巨額の土地取引をし、政治資金収支報告書に正しく届けませんでした。元秘書に責任をなすりつけています。ゼネコンからの裏献金の疑惑が指摘されています。

市民が参加する検察審査会の2度の議決で「起訴すべきだ」とされ、年明けにも起訴される見通しです。裁判とともに、国会で説明する責任が求められています。国民世論は、国会招致を当然としています。国会へ証人喚問すべきでしょう。

連合やその有力単組のトヨタ労組は、組合員に民主党の支持を押しつけてきました。小沢問題でなんら自浄能力を示せないのが民主党です。組合員に何と説明するのでしょうか? 特定政党支持押しつけが改めて問われます。

トヨタ労組のかんばん

(後方の建物は、トヨタ労組が入るカバハウス)
民主党政権 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2010/12/27 14:30

これでいいのか、菅内閣の予算

 「3年連続、国債が税収を上回る」―菅内閣の予算案に対し、新聞の見出しが踊る。つまり、税収=収入(41兆円)より、国債=借金(44兆円)が多いということ。過去最大のクニの予算(予算総額92兆円)、と菅首相は胸を張るかもしれないが、あまりにお粗末ではないか。

 年収400万円のサラリーマン世帯が500万円の借金をして、900万円で1年の家計をやりくりすることと同じではないか、と思う。もちろん、年収を超えるお金を貸す銀行はない。

 これで菅内閣の「強い経済」「強い社会保障」「強い財政」を実行するものと主張するが、本当にそうなのか。眉つばものだ。

 歳入からみても、法人実効税率の5%引き下げ、証券優遇税制の2年延長など、大企業・大金持ち減税は続ける。泥棒に追い銭ではないか。歳出からみても、アメリカへの思いやり予算は、引き続き行う。

 国民には、成年扶養控除の一部廃止、国立大学運営費交付金の減額、協会けんぽ保険料の引き上げ、年金支給額の減額など、うれしいものはない。

 子ども手当を、3歳未満児のみ月7000円増額するという。自分に孫は6人いるが3歳未満はいない。恩恵はないのだ。そして最大のおまけは、消費税の引き上げ法案を、2011年半ばに成立させることをねらっている。

 大企業、アメリカいいなりで、国民の要求には耳を貸さない自民党の、すでに破たんしたやり方と同じではないか。トヨタなど大企業は喜び、労働者、国民は苦しむ。自民党と民主党は同じでは、政権交代した意味がない。

 国民の声に耳を傾かせるには、来年のいっせい地方選挙で、国民の立場でがんばる日本共産党を大きく前進させることこそ、最も確かな保障ではないか―と考えるものです。

2011予算案歳入構成比
民主党政権 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2010/12/26 18:08

民主党が企業献金再開へ

 民主党は26日、同党がマニフェストで国民に公約していた「企業・団体献金の全面禁止」を投げ捨て、再開することを決めました。小沢一郎元代表や鳩山由紀夫前首相の「政治とカネ」の問題で、厳しい批判があるだけに、新聞各紙は、「国民の厳しい視線に鈍感」(27日の朝日新聞)などと指摘しています。
 
 岡田克也幹事長が同党の常任幹事会で、国・自治体と年間受注額1億円以下の契約関係がある企業・団体からの政治献金について、「部分的に解禁する」とのべ、了承されたものです。
 
 民主党は昨年の総選挙で、企業・(労組などの)団体献金やパーティー券購入を政治資金規正法改正の3年後に全面禁止する、当面は国・地方自治体から1億円以上の受注額を持つ企業・団体の献金禁止―などのマニフェストを掲げていました。政権についてわずか1年余りでこれを反故にするものです。

 日本経団連の米倉弘昌会長は同日、「民主党が献金を受け入れるのであれば、ルールに沿って行うのはやぶさかでない」とのべ、歓迎しました。

経団連は、ゼネコン汚職などを理由に、政治献金のあっせんをやめていましたが、奥田碩元会長(元トヨタ会長)が2004年に約10年ぶりに再開しました。自民、民主を経団連に近い政策で評価する“政党通信簿”方式を考え出しました。経団連は、民主党政権が誕生したもとで、今年春に企業献金のあっせんを中止していました。

トヨタは、自民党に6440万円(07年)を献金するなど、企業献金ナンバー1企業です。民主党にも、デンソーや豊田自動織機などを通じて献金してきました。今回の民主党の企業献金再開について、トヨタがどのように対応するのかは、「内外の法およびその精神を遵守し、オープンでフェアな企業活動を通じて、国際社会から信頼される企業市民をめざす」(企業理念)を掲げているだけに、その姿勢が問われます。

トヨタ南の本社

(写真は、トヨタ本社)
民主党政権 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2010/10/27 09:18

「1番じゃなきやダメですか?」発言を批判 ノーベル賞の鈴木名誉教授

ノーベル化学賞を受賞した北海道大学の鈴木章名誉教授は、産経新聞のインタビューで、蓮舫行政刷新担当相の「1番じゃなきやダメですか?」との発言について、「科学や技術を全く知らない人の言葉だ」と厳しく批判しています。

 その上で、「科学や技術を阻害するような要因を政治家が作るのは絶対にだめで、日本の首を絞めることになる。1番になろうとしてもなかなかなれないということを、政治家の人たちも理解してほしい」と答えたといいます。

 民主党の事業仕分けは、次世代スーパーコンピューターなど科学や文化予算のような、これからの日本のあり方を左右するものまで切り捨ててきました。その一方で、軍事費には手をつけず、聖域化しています。

 鈴木さんと同時受賞した根岸英一・米パデュー大特別教授は、帝人で働いたことがある人です。島津製作所の田中耕一さんが受賞したのも記憶に新しいところです。企業で働いてノーベル賞を受賞した人もいます。

 トヨタにもたくさんの研究者がいます。研究は、企業の利益だけだはなく、社会の発展にとってもかかせないものです。鈴木さんのいうように、政治家が科学予算を削り、日本の首を絞めることがないようにしたいものです。

P1190986.jpg

(写真は、実る柿)
民主党政権 | コメント(1) | トラックバック(0) | 2010/10/10 08:22

民主党にがっかり

元トヨタ社員 (61)

 昨年9月の民主党への政権交代で、「何か私たちの生活も変わるのではないか」と思いました。労働者使い捨ての「労働者派遣法」が改正され、“正社員が当たり前の社会”に大きく近づくのではないかと期待をしました。しかし、がっかりです。いや怒りすらおぼえます。

 菅首相と小沢前幹事長が争った民主党の代表選を見ていて、ウンザリでした。民主党内部の権力争いに終始し、「国民、労働者の命と暮らしをどうするのか!」 がまったく見えませんでした。
菅内閣の「新成長戦略」も自民党政治とまったくいっしょです。法人税が高いから日本の企業は海外に出ていくという。そうではなく、トヨタを見ていればわかるように、必要なところに必要な工場を建て、現地生産でもうけをあげる―もうけのためだと思います。

今より法人税率が高かった1980年代、トヨタはGMと提携し、NUMMIを立ち上げました。これをテコにアメリカへの本格的進出をはかり、GMを抜いて世界のトップにたちました。
日本の大企業の09年度の内部留保は、前年より約11兆円増え、総額243兆9000億円になりました。大企業は、こんなに利益をあげているのです。

それなのに、菅内閣や自民党は、参院選で法人税減税の大合唱をしました。トヨタ労組出身の直嶋正行経済産業大臣(当時)が率先して法人税減税を主張しました。

法人税が5%減税されれば、企業は“ヨシ!”とさらに内部留保を積み増しし、株主配当に回すでしょう。引きかえに、国民には消費税を5%から10%に引き上げるなんてもってのほかです。
賃上げ、正社員化の促進で労働者のふところを温めて、内需を拡大することこそ、日本経済が外国頼みの経済から抜け出すことだと思います。
民主党政権 | コメント(0) | トラックバック(0) | 2010/09/29 09:34
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